犬が自分の手を噛む時の心理。原因はストレスやアレルギーかも

最終更新日:2015年12月20日

犬が犬自身の手を噛む行動を見たことがありますか?

寝そべってひたすらカジカジと毛をかき分けて噛んでいます。

遊んでいるようにも見えますが、重要な原因が隠れているかもしれません。

なぜ犬は犬自身の手を噛んでしまうのでしょうか。


1.手を噛む原因

お散歩のときにすれ違う犬の中に、手の甲の部分だけ毛の色が茶色に変わってしまっている犬を見かけることがありますよね。

トリミングが原因の場合もありますが、大半は手先を長い間舐めたり、噛んだりしていることが原因で起こります。

飼い犬の行動や体、毛、皮膚の状態をよく観察してみてください。

犬が一人でお留守番する時間が長い場合は、噛んでいる行動を見ていない飼い主さんも多いと思います。

手のあたりだけ毛の色が変色していたり、足先だけびしょびしょに濡れていたりしていたら、お留守番中に噛んだり舐めたりしているのかもしれません。

犬が手を噛むのには大きく分けて2つ理由があります。

1つ目は暇つぶしやストレスといった「精神的な原因」があり、2つ目は食べ物やダニなどによる「アレルギーが原因」といったものです。

飼い主さんの前では噛む行動をとっていないのであれば、不安からくるストレスや暇つぶしが考えられます。

食物アレルギーは見分けが難しいと思いますが、考えられる「精神的な原因」を排除したうえでもなお続くようなら、食物アレルギーを疑いましょう。


2.精神的なもの

精神的なストレスや犬が暇を感じているようなら、とにかく遊んであげてください。

飼い主さんにも都合があり大変かもしれませんが、毎日それなりの時間遊んであげることで、ストレスにしても、体力や暇を持て余している場合にも、精神的な原因を取り除くことができます。

また、舐めている瞬間を見ることができる場合は、舐めた瞬間に、「おいで」や「お座り」など、犬がわかりやすい命令や言葉をかけて気を逸らしてあげてください。

この際に注意する事は、手を噛んでいることを叱ってはいけないということです。

人間が叱るのを注意を引けて喜ぶ犬がいるからです。

そういう犬はかまってほしくてさらに手を噛んでしまいます。

噛むのが癖になっているような場合も、気をそらす方法を根気よく続けることで、手を噛む時間が減り、犬も手で遊んだり噛んだりしなくなるはずです。

また、どうしてもずっと見ていられない場合には靴下を履かせる方法もありますが、これは靴下を何とも思わない犬にのみ効果があります。

靴下がストレスになる場合は、靴下を脱がせた瞬間からカジカジ噛み始めてしまうでしょう。

3.アレルギー

ノミやダニのアレルギーが疑わしければ、まずは全身、頭の先から手の先まで毛をかき分けてノミ・ダニがいないか調べてください。

ここでノミが見つかれば、ノミ用の目の細かいクシがありますので、それを使用すると取りやすいです。

次に全身をノミ・ダニ駆除用のシャンプー剤を使用してしっかり洗います。

ノミ・ダニ取りを目的としたシャンプーの場合は、頭からだんだん下の方に向かってクシを入れながら洗うと効果的です。

ノミや卵があれば、だんだん下に流れ落ちてくれます。

シャンプー後の生活ですが、しばらくは草むらに入るようなお散歩を避けてみてください。

草むらなどにノミ・ダニが住んでいます。

せっかく原因を取り除いても、すぐくっついてしまうことが考えられます。

様子を見て痒みが収まっていればノミダニが原因だったと特定できるでしょう。

そして、なかなか気づくことが難しいのは、ドックフードによる食物アレルギーです。

対処方法としては、アレルゲンの食べ物を与えないことです。

意外にもドッグフードでよく使われる小麦や大豆、牛肉にアレルギー反応を起こす犬もいます。

アレルゲンが何か検討もつかない場合は動物病院で犬用のアレルギー検査ができますから、検査しておくと飼い主さんも安心かと思います。

原因の食べ物がわかれば、アレルギー対策用のドックフードが多く出ていますので探してみてください。

また、ドッグフードに関してはローテーションを薦める考え方があります。

小さいころからずっと同じドッグフードを食べさせているより、違うフードに変える方が同じタンパク質を取らないので、アレルギーになりにくいという考え方です。

ただ、フードを頻繁に変えると吐く犬もいますから、結局のところ、飼い主さんが飼い犬の体調や成長、アレルギーの度合いでピッタリのフードを判断しなくてはなりません。


4.血が出るほどならエリザベスカラー

血が出ていても噛み続けるような場合は、動物病院で見てもらうのが良いと思いますが、病気ではなく「癖」で噛み続けていて止めさせることができないようであれば、エリザベスカラーが有効です。

小型犬なら、柔らかく軽い猫用などのエリザベスカラーでも良いかもしれません。

エリザベスカラーを市販のもので購入する際は、マズル(鼻の長さ)に注意しましょう。

エリザベスカラーの幅が、マズルより短いと、カラーをしていても手を舐めることができてしまいます。

付けたときに鼻先までお顔がすっぽり入ってなるべく軽く、柔らかいもので、首の根本からすぽっと脱げない物が理想です。

サイズが合わない場合は、布テープなどで固定できると思いますので、改良してあげてください。

犬が犬の手を噛む心理を知ろう

暇つぶしで「つまらない」、不安で「ストレス」、アレルギーで「痒い」、特に何も考えていないけれど「癖なので」止められないということが多いですが、飼い主さんが対処してあげれば、止めることができる行動です。

犬の行動や状態、思っていることをよく見て観察し原因を突き止め、犬が快適に毎日を暮らせるようにしてあげてください。

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