愛犬がなかなか小屋に入ろうとしてくれず、困った経験はありませんか?

そこには愛犬が何かしらサインを出している可能性があります。

小屋に入りたがらない愛犬は、どんなことを思っているのでしょうか。

小屋が自分のサイズに合わなくなってきた

今まではすんなりと入っていた小屋。

しかし、小さなころから飼っている愛犬が日に日に大きくなり、小屋のサイズが小さくなっている可能性があります。

思うような体制を取れなかったり、寝る時に頭がはみ出てしまったりと、窮屈に感じているかもしれません。

子犬の頃と同じサイズの小屋では対応しきれないこともよくあることです。

一度現在の愛犬のサイズを確認し、小屋が適したサイズであるかを確認しましょう。

もし窮屈になっている場合には、新たな小屋が必要となります。

小屋の中が暑くて、中に居られない

大抵小屋は日陰になる為に、真夏には小屋の中の方が涼しいものです。

ただ、梅雨時期であったり、夏の手前の時期の場合、湿気がものすごく高く、それが小屋の中での暑さに繋がっているケースもあります。

直射日光を避けることが出来ても、湿気まで小屋は避けてくれません。

そのため、少しでも風が当たる小屋の外の方が涼しい場合もあります。

また、小屋の通気性も同時にチェックする必要があります。

市販で売られている小屋に関しては、犬が過ごしやすいように何ヵ所か穴が空いており、そこから風を通す仕組みになっているはずです。

しかし、手作りで小屋を作成した場合、風通しのことまで考えておらず、愛犬が入る入口しか空いてない状態になることもよくあります。

入口だけでは満足いく通気性を確保できません。

空気が抜けるように、背面に穴を数か所あけてあげたりと工夫が必要になるでしょう。

まだ飼い主と一緒に遊びたい

小屋に入る前に何をしていたかにもよりますが、飼い主と散歩に出かけていたり、ボール遊びなどをして興奮状態にあると、まだまだ遊びたいと訴えていることもあります。

遊び足りないというケースもあれば、ただ飼い主と一緒に過ごしたいという思いである場合もあるでしょう。

どちらにしても小屋に入ってしまうことで、飼い主の気を引くことが出来なくなってしまう訳ですから、少しでもアピールしようとしていると言えるでしょう。

このような時は、満足いくまで一緒に遊んであげたり、または興奮が落ち着くまで体を撫でてあげるなどして、時間をかけることが必要です。

なかなか会えない飼い主であったり、散歩に行く機会が少ないと、小屋に入りたがらないということもあります。

小屋の中に不快なものがあって入りたくない

小屋の中に何か気になるものがあったり、臭いがする場合には、小屋に入ろうとはしないでしょう。

例えば小屋の中に生き物の死骸があったり、自分の糞があったりと、色んな状況が考えられます。

小屋の中はあまり見る機会がないために気付かないでいるだけかもしれません。

一度愛犬の目線になって、小屋の中の様子を伺ってみましょう。

不快に思っていることを取り除いてあげるだけで、すんなりと小屋に入ってくれることがあります。

外に気になるものがあって落ち着かない

外から不思議な音が聞こえてきたり、見知らぬ人の声が聞こえてきたり、あるいは人間には分からない臭いを感じ取っている場合、神経が過敏になってしまいます。

得体の知れないものを察知している訳ですから、小屋で体を休める気にはなれないのです。

小屋に入らないなと飼い主が不思議に感じているということは、愛犬にしか分かれない問題でもあります。

そこで好奇心を持っている犬もいれば、不安に思う犬もいます。

愛犬の様子を観察して、もし尾が下がっているような場合や、唸っている場合は、傍にいて安心させてあげることが大切でしょう。

寄り添うことで不安は少なからず減らすことが出来ます。

トイレに行きたいと思っている可能性も

家庭によっては、犬小屋を玄関に入れていたり、ベランダにあったりと、様々な状況が考えられます。

犬は用を足す時、土の上であったり、草の上、木など、自然なものでなおかつ寝床ではない所にするものです。

室内犬の場合であれば、ペットシーツを利用してトイレにしていることもあるでしょう。

小屋は基本的に寝る為の場所であったり、リラックスする場所です。

その中では用を足すということはまず考えにくいのです。

寝る所とトイレは別々になっている為、小屋に入らないのはトイレにいきたいと思っている場合があります。

一度トイレに連れてってみたり、外に出してみたりするなどして、愛犬の状態を確認しましょう。

愛犬の様子と小屋の中を見てみよう

いつもはすぐに小屋に入ってくれるのに、なぜか今日は入らない。

そういった時、愛犬が何を考えて何を思っているかを知れたら、すんなりと解消することが出来るかもしれません。

ただ一概に答えが一つではない為、愛犬の様子を見ながら、また小屋の中などをチェックしながら見極めていくことが必要となるでしょう。