犬の糖尿病を予防する方法。人間と同じく甘いものを控えよう

最終更新日:2016年2月20日

最近は室内飼いの個体が増えていることもあり、ペットの寿命は伸びる傾向にあります。

問題は、それに伴って成人病を発症する犬や猫も増えているということです。

特に、糖尿病は根治させる方法がありません。

このため、発症してしまったら一生病気と付き合わなければならなくなります。

ペットをそういう目に遭わせたくなければ、糖尿病になるのを予防しなくてはなりません。

ですが、そのためにはどういうことをすれば良いのでしょうか。

そこで今回は、犬の糖尿病を予防するためのポイントをご紹介します。


1.肥満の防止に努める

まず知っておいてほしいのは、犬も人間も糖尿病の原因は同じだということです。

膵臓から分泌されるインシュリンというホルモンには、血糖値を抑える働きがあります。

このホルモンの量が減ってしまう、もしくは効き目が悪くなってしまうことが原因です。

つまり、予防対策も基本的に犬と人間で大きな差はないということになります。

人間の場合もそうですが、糖尿病は肥満を伴ったケースが多いとされています。

これは肥満することで、より多くのインシュリンが必要になってしまうからです。

その結果、膵臓を酷使してしまい、疲れて働きが悪くなってしまうというわけです。

肥満を防止するためには、必要以上にエサを与えないことです。

特に室内飼いの個体は運動不足になりやすいため、より肥満に注意が必要になります。

また、避妊手術を行った個体は、太りやすくなることが知られています。

この場合も、他の個体以上に肥満防止に努める必要があります。


2.甘いものを与えすぎない

犬の舌には味覚を感じる器官が少なく、人間の5分の1程度しかありません。

このため犬は細かい味が分からず、味音痴だと言われています。

ただ、その少ない器官の中では、甘さを感じるものが多くなっています。

このため、犬は甘いものが大好きで、食べることでストレスを解消するなどの効果があります。

問題は、いくら甘いものが好きでも、与えすぎてしまってはいけないということです。

糖分の摂取は血糖値をダイレクトに上げてしまいますので、インシュリンの分泌量が増えます。

甘いものを摂取しすぎれば、膵臓に大きな負担がかかってしまいます。

何度もこれを繰り返すことによって膵臓が疲弊し、糖尿病の原因となります。

肉食動物である犬にとって本当に必要なのはタンパク質で、甘いものではありません。

犬のストレス解消のために与える場合でも、量には気を付けてください。

糖尿病によって生涯、病気というストレスを与えられ続けるよりはましだということです。

3.早食いの習慣を改善させる

犬の奥歯は人間とは違い、犬歯のように先が尖っています。

このため、犬は噛むのが得意ではなく、結果として早食いになる傾向があるとされています。

問題はこの早食いが、膵臓に大きな負担をかけてしまうということです。

そして、早食いの問題点は、消化器に一気に栄養分が送り込まれてしまうことです。

これによって、一時的にインシュリンを大量に分泌しなければならなくなるからです。

これを繰り返すことで膵臓が疲弊してしまうというわけです。

同じ量を食べても、ゆっくりならばインシュリンの分泌量は少なくなります。

少しずつしか消化器に栄養分が送り込まれないからです。

長期的に見ると、この「ちょっとした差」が響いてくるというわけです。

糖尿病予防のためには、早食い防止用のお皿を使うなど、早食いを防止することが必要です。

早食いを防止することで、消化器への負担を抑えることもできます。

それによって犬の寿命を延ばすこともできるのですから、一石二鳥ではないでしょうか。


4.糖尿病になりやすい個体は特に注意を

犬種の中には、糖尿病になりやすい体質のものがあります。

ミニチュアシュナウザー、ダックスフント、プードルあたりは明らかになりやすいです。

キースホンド、プーリー、ケアーンテリアあたりもなりやすいとされています。

ですので、これらの犬種は他の犬種に比べて糖尿病予防策が重要です。

人間でも体質的に糖尿病になりやすいという人はいます。

そういう人は、他の人以上に気を付けないと、すぐ糖尿病になってしまいます。

これと同じことだと考えて良いでしょう。

付け加えると、犬の場合は雌の方が雄よりも糖尿病を発症しやすい傾向があります。

避妊手術の影響で、太りやすくなっている個体はなおさらです。

避妊していない雄よりも、糖尿病予防に一層、気を使う必要があるということになるでしょう。

命に関わる前に糖尿病を予防しよう

上にも書きましたが、糖尿病の原因は犬も人間も基本的に同じです。

このため、犬も人間も予防策に大きな違いはありません。

糖尿病で怖いのは合併症で、中には腎機能障害など命に関わるものもあります。

この際ですから、犬と一緒にあなたも糖尿病予防に励んでみてはどうでしょうか。

愛犬と一緒ならば、ダイエットの辛さも少しは和らぐかもしれません。

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