日本では季節を知らせる渡り鳥の一つとして、コノハズクが知られています。

また愛知県の県の鳥にも指定されており、昔から日本人にとって馴染みの深い鳥でもあります。

今回は、そんなコノハズクの特徴や、飼育する時の注意点をご紹介します。

コノハズクの特徴

コノハズクはフクロウの仲間とされる猛禽類の鳥です。

フクロウにはいろいろな種類があるのですが、その中でも最も小さい部類に入ります。

体長は20cmくらいで、日本で見られるフクロウでは一番小さいものです。

コノハズクの体の色は明るめの茶褐色は灰褐色で、ぱっと見は外見はとても地味な印象です。

ですが、目の虹彩は黄色で、くりっとしたまん丸の黄色い目がとっても可愛らしいワンポイントになっています。

頭の上にある耳のように見える羽毛も、コノハズクのチャームポイントのひとつです。

コノハズクの生態

コノハズクはフクロウの仲間なので、もちろん夜行性です。

昼間の明るい時間は木の上に止まって休んでいることがほとんどです。

コノハズクの体の色は、寝ている時に木の幹や枝に擬態するのにとても適した色をしています。

野生のコノハズクは、暗くなってから積極的に動き出して狩りを行っています。

体のサイズは小さくても、歴とした猛禽類の一つであり、狩りや食事をする姿はとてもワイルドです。

食性は動物食で、ネズミなどの小動物や昆虫を食べて生活しています。

猛禽類と言っても、人間を襲うようなことはありません。

自分よりも体の大きい動物には警戒するので、ペットとしては大人しい性格と言えるかもしれません。

コノハズクをペットとして飼うには?

コノハズクを含むフクロウは、日本において野生の生体を無許可で飼育することはできません。

飼うことができるのは、きちんとしたルートで輸入されたものや、ペット用に繁殖されたものに限られています。

購入する時には、しっかりとしたペットショップや猛禽類ショップで購入するようにしましょう。

猛禽類を飼うのにはいろいろと大変な面もありますが、まずは広い飼育スペースが必要になります。

狭いゲージやカゴではコノハズクのストレスにもなってしまうので、最低でも一辺が1m以上のゲージを用意しましょう。

また、普段止まって生活するためのしっかりとした留まり木の設置も忘れずにしましょう。

コノハズクは、昼間はほとんど寝ているのでとても静かです。

しかし、夜になれば動いて物音もしますし、金切り声を出して鳴いたりすることもあります。

寝室などの人といっしょの生活スペースでの飼育には向かないので、夜静かな場所にゲージを置いてあげてください。

コノハズクのエサはどうするの?

先ほども紹介したように、コノハズクは猛禽類の仲間なので基本的には肉食です。

主なエサとして、ネズミやヒヨコ、ウズラなどの小さな鳥を与えるのが一般的です。

こうした小動物は、猛禽類の専門店に行けば、エサとしてさばかれたものを購入することができます。

自分でネズミや鳥を捕まえてくるような必要はありませんので、安心してください。

普段は昆虫なども食べていますが、飼育している時にはおやつ程度に与えればじゅうぶんです。

コノハズクは体に似合わず大食漢です。

コノハズクやフクロウなどの死亡原因で最も多いのは、エサや栄養不足による餓死と言われています。

ネズミや昆虫などのエサとなる動物などが苦手な人には、コノハズクの飼育は難しいでしょう。

コノハズクの日頃の世話

残念ながら、コノハズクはあまり人に懐いてくれるような鳥ではありません。

ですので、あまりしつけなどをする必要はなく、基本的には気ままに生活してもらうことになります。

運動不足が心配になりますが、外に出すと戻ってこないことが多いので、犬や猫のような散歩も不要です。

コノハズクには狩りをして獲物を掴むための鋭い爪があります。

この爪は放っておくと伸びすぎてしまい、自分の足を傷つけてしまう原因になります。

ですので、ヤスリなどで時々削ってあげるようにする必要があります。

少し怖いと感じたり、ヤスリがけに不安な人は、動物病院やペットショップでもやってくれます。

それから、当たり前ですが、鳥なのでフンをします。

フンは特定の決まった場所にするというよりは、飛ぶ前に落としていくことが多いです。

肉食なので臭いもそれなりにあるため、こまめに掃除が必要になります。

コノハズクの寿命

大型のフクロウの中には、20年以上も生きる種類もあります。

しかし、コノハズクは体も小さく、平均的な寿命は8〜12年程度です。

フクロウの中ではちょっと短めと言えます。

それでも、小さなコノハズクを飼い始めると、10年くらいの長い時間をいっしょに過ごすことになります。

予めそのくらいの飼育期間を見込んで飼うようにしましょう。

コノハズクの値段

コノハズクにもいろいろと種類がありますが、一般的なものはだいたい20〜30万円ほどです。

珍しいペットということもありますが、フクロウの中では最も飼いやすい種類なので人気もあります。

飼育するのもそれなりに大変なので、その値段も含めて、気軽に飼えるとは言いにくいです。

エサ代も一ヶ月で5,000円から1万円かかりますので、ある程度飼育には余裕がないと厳しいでしょう。

飼う時に気を付けたいこと

猛禽類を飼育するというのは、いろいろと面倒なことがあったりお金もかかるものです。

木に止まって動かず、静かだというイメージがありますが、夜には鋭い爪やくちばしの音なども気になります。

また夜行性なので、夜に鳴いたり、キーと音を立てることがあるので、集合住宅での飼育は気を使うでしょう。

コノハズクは誰もが知っている動物ではありますが、ペットとしてはマイナーな存在です。

病気など何かあった時のために、近くにコノハズクを見てくれる動物病院があるかは事前に調べましょう。

猛禽類を専門に扱うお店があれば、そういったところで情報を提供してもらうのもよいでしょう。

コノハズクの特徴を知ろう

手のひらに乗ってしまうような可愛いサイズで、いまとても人気のコノハズク。

しかし、外見は可愛くても、中身はほぼ野生のフクロウと変わりません。

手のかかる子ほど可愛いと思えるのですが、家族の一員として飼うにはいろいろと苦労があります。

最近ではフクロウカフェなどで、猛禽類に触れ合う機会は、以前よりずっと増えていると思います。

だんだんとペットとしても浸透してきているので、ぜひいつかは挑戦してみたいですね。