水浴びが大好きで人懐っこい文鳥は、日本でも古くからペットとしてとても人気です。
そんなかわいい文鳥の寿命について理解しておくと、もっと仲良くなれるかもしれません。
平均寿命や長生きの秘訣、人間でいうと何歳なの?など、知っておきたい文鳥の知識をご紹介します。
文鳥の寿命は以外と長い?平均で7~8年
文鳥の寿命は7~8年といわれています。
孵化後2~3週間はさし餌が必要なヒナの状態です。
4週間後くらいから羽毛が生えそろいバタバタと羽をばたつかせるようになり、自分でエサを食べるようになる幼鳥。
飛べるようになるとさし餌が必要無くなります。
3ヶ月を過ぎるとヒナの羽毛がすっかり生え変わり、見た目は立派なおとなのの文鳥です。
生後半年で成鳥となり、それから5歳くらいまで繁殖します。
7~8歳になると老化現象もみられるようになります、ですが10歳以上長生きする文鳥も決して珍しくはないようです。
18歳まで生きた文鳥も
文鳥の寿命にも個体差があるようで、なかには18歳まで生きた文鳥もいるようです。
8歳の文鳥は人間でいうと85歳に相等するようなので、もう長生きと言えますが、18歳というと何歳なんでしょう?
実は、人間でいうと120歳に相等するようです。
ですから、18歳まで生きるということは、どんなに環境やエサに気を使っていてもごく稀なケースです。
ヒナの時期はとくに病気などに気をつける
環境やエサに気をつけていれば大抵の場合は5~6歳までは生きるそうで、10歳まで生きる文鳥というのも決して珍しいケースではないです。
寿命というのは歳をとって老衰による死をイメージすることが多いようですが、ヒナの時期に病気で亡くなってしまうことが圧倒的に多いです。
半年で成鳥といえるので、それまでは特に環境やエサ、病気等に気をつける必要があります。
大人の文鳥になると安定して5~6歳までは元気でいてくれることが多いです。
文鳥を人間の年齢に例えると…
孵化後1ヶ月で10歳、その後は1ヶ月につき1歳づつプラスして考えます。
半年で15歳、1年で21歳になります。
その後は1年で9歳づつプラスして考えます。
2年で30歳、3年で39歳というように考えられています。
ですので、平均寿命の8歳というのは人間で言うところの84歳です。
10歳だとかなりの長寿であることがわかります。
メスは5~6歳で卵を産まなくなりますし、7歳にもなると老化現象が見られることも珍しくありません。
文鳥は種類によって体の丈夫さが違う
文鳥といっても種類が豊富で見た目も様々です。
種類によって寿命に変化があるのかはっきりはしていないようですが、体の丈夫さには違いがあります。
一般的な品種は大きくわけて4種類で白文鳥・桜文鳥・シナモン文鳥・シルバー文鳥です。
最も丈夫な品種は桜文鳥だと言われています。
桜文鳥は並文鳥と白文鳥のミックスで原種に近く、色素も濃いもっとも丈夫な品種です。
同じように白文鳥も丈夫な品種と言われています。
シナモン文鳥やシルバー文鳥はメラニン色素の一部を欠くため色素が薄く、長時間の直射日光などは体に良くないです。
これらの4品種は比較的丈夫な品種なので、初心者の方には飼いやすい品種といえます。
文鳥の長生きの秘訣は?
長生きの秘訣は栄養バランスのとれたエサはとても大事です。
基本的には文鳥用の混合シードで良いでしょう。
文鳥はお米が好きなのでお米が含まれているものなど、文鳥によっても好みがあるようなので、色々試してみましょう。
栄養食としてペレットもオススメですが、好き嫌いが激しいので、食べさせるのに工夫が必要です。
新鮮な青菜も大好きで喜んでたべるでしょう。
新鮮で無農薬の青菜は、長生きの秘訣として効果的です。
ケージの中は清潔にしてあげる
ケージ内の環境もとても大事で、不潔にしていると病気にかかるなどのおそれもあります。
ゲージは風通しが良く涼しい場所に設置し、直射日光は避けましょう。
28度から32度が適温と言われていますので、寒い季節はヒーターなどでちょうど良い温度に調節して寒くないようにしてあげます。
また、文鳥は水浴びが大好きです。
夏場は特に水浴びがお多くなりますので、毎日1度か2度キレイな水に交換してあげましょう。
さらに、エサの食べ残しなどは毎日キレイに掃除してあげる必要があります。
止まり木やブランコ、鏡などのおもちゃもあると便利です。
文鳥の好きなものを置いてあげると喜びます。
文鳥の寿命を長くする環境を作ろう
文鳥の寿命は平均でも7~8年と結構長生きです。
しかし環境によってはストレスで病気になってしまったりすることも多いです。
騒音・強い香りのする香水やタバコの臭いなども気を付け、文鳥にとってストレスなく住みやすい環境かもチェックする必要があります。
また、病気になったときにすぐ治療を受けられるよう、信頼のできる病院も見つけておくと良いでしょう。
なにより、大切な家族である文鳥の少しの変化も見逃さないように、日頃のコミュニケーションは大切です。