お出かけの間、猫のエサを出しっ放しにするのは不衛生だし、なんだかかわいそう。
一度に食べてしまったら、戻してしまうのでは。
そんな悩みを解消するのが自動給餌器です。
給餌トレーの数や形状、金額など、何を基準に選べば良いのか。
今回は、猫の自動給餌器の選び方をご紹介します。
出かけている平均時間を考える
飼い主さんが出かけている時間はどのくらいでしょうか?
出かける回数はどれくらいでしょうか?
そして、季節のことも十分に考慮しましょう。
家を不在にしている平均時間を考えた上で、自動給エサ器を選ぶことが必須です。
一日に二度以上、あるいは6時間以上不在にする場合には、是非給エサトレーが二つついているものを選んでください。
猫はこまめにエサを食べる動物ですが、個体によっては与えられた分だけ一気に食べてしまう場合もあります。
飼い主さんの外出中に思わぬ嘔吐や下痢をしないためにも、時間差で二つの給餌トレーが開放されるものを選ぶといいでしょう。
こうした2つのトレーがついたものには、通常時間指定が細かくできるタイマーがそれぞれについています。
こうしたものを利用しながら、猫に心理的、肉体的負担がないエサの上げ方を工夫すると良いでしょう。
猫のサイズに合った給エサトレーの深さを見極める
自動給餌器には様々な形状があります。
水平に蓋が開き、トレーが浅いもの、あるいは上下に蓋が開き、トレーがおわん型に深いものなど。
もちろん猫にもサイズのバリエーションがありますから、是非給餌トレーは猫のサイズに合ったものを選ぶと良いでしょう。
トレーが深すぎると、猫は顔を深々と給エサ器の中に入れなくてはならず、ストレスを感じます。
ストレスを感じると、エサを食べないばかりか、飼い主さんの不在時にいつも不安を抱えるようになります。
猫は小さなストレスが積み重なると、突然具合が悪くなる場合もある、非常に繊細な生き物です。
こうしたことを極力避けるためにも、サイズに合ったトレーの深さをよく見極めて、最適なものを選ぶことが大切です。
夏場の暑い時に対応できる給エサ器を探す
夏の外出時にエサを出しっ放しにしておくのは衛生面からして好ましくありません。
いくら給エサ器の中にあるといっても、日中、リビングなどの温度は上昇します。
保存料が少ないフードの場合は特に注意が必要です。
カリカリフードではなく、水分の多い缶詰やソフトタイプのフードを使用する場合には、極力菌が発生しない気温の低いところで保存しておくことを心がけましょう。
こうした際に便利なのが、保冷剤付きの給餌器です。
大体は給餌トレーの裏面や下部に保冷剤を入れる場所があり、取り出し可能な保冷剤が備えられています。
こうしたものを毎晩冷凍庫で冷やし、外出時にさっとセットできるようにしておくように習慣づければ、心配せずに夏のおでかけや急な外出時にも対応できます。
デザインも豊富。インテリアに合うものを選ぼう
最近では、猫用のトイレ、猫用ハウスやタワーなど、洒落たインテリアに合うようなスタイリッシュな猫グッズはが数多く販売されています。
自動給餌器にも様々なバリエーションがあります。
ポップなカラー、色調を抑えた大人っぽいデザインなど色々です。
素材もプラスチックやメタル、また見た目がウッド調のおしゃれなものもあります。
猫を飼う人であれば、家の中にはいくつかの猫グッズが置いてあるでしょう。
なるべくデザインや雰囲気を統一させることで、散漫な印象を避け、おしゃれな空間を演出することができます。
自動給餌器メーカーを検索してみれば、きっと好みのデザインのものに出会えることでしょう。
飼い主と猫のライフスタイルに合った自動給餌器を選ぼう
自動給餌器は、飼い主さんが不在の時間帯に、いかに猫にストレスを与えず、快適に食事をしてもらえるかを左右する重要なペットグッズです。
まずは猫がお腹を空かせずに、お留守番の時間を快適に、安全に過ごせることが重要です。
タイマーで扉が開く時にあまり大きな音を立てるものは避けましょう。
猫をびっくりさせてしまうこともあります。
また扉がうまく開かない、タイマーが正確ではない、といったことも重要視したいポイントです。
フードの種類によっては、不在時に冷蔵庫以外の場所で保管するのに適していないものもありますが、自動給餌器をうまく利用すれば、衛生面に不安を覚えることなく、猫にお留守番をさせることも可能です。
猫がいるから外出できないと思うのではなく、外出時、猫も一人の時間を十分に楽しめると思うことができれば、飼い主さんも猫もハッピーに共存できるでしょう。
トレーの形状や保冷剤の有無など、チェックするポイントはいくつかあります。
最近はネットショップで数多くの商品が購入可能ですので、こうしたサイトから利用者の口コミなどもよく読み、ご自分の猫に合ったものを購入することをオススメします。