熱帯魚の寿命はその種類によって様々です。
2年くらいしか生きられない熱帯魚もいれば、5年以上生きる熱帯魚もいます。
個体差はありますが一般的に寿命の長い熱帯魚は、どのような種類があるでしょうか。
エンゼルフィッシュ
エンゼルフィッシュの寿命は5年前後で、熱帯魚の中では長生きする方です。
エンゼルフィッシュはペットショップで売られている時は小さめのことが多いです。
でも購入して水槽内にいれると、エサを食べてどんどん成長していきます。
エンゼルフィッシュは大きくなると水槽内で独特の存在感を示して、泳ぐ姿も美しく見えます。
カラダが大きくなると混泳させている場合、おとなしい魚を追いかけまわして突っついたりすることもあります。
カラダが大きくなりすぎると悪影響を及ぼすリスクも高まります。
その結果寿命を短くする原因にもなってしまいます。
そのためエサはあげ過ぎても良くありません。
水槽の大きさや熱帯魚の数を考慮しながら、適切なエサの量を与えるようにしましょう。
長生きのエンゼルフィッシュは7年から8年生きるケースもあります。
適切な世話を心掛けて、できるだけエンゼルフィッシュと長い付き合いができるようにしましょう。
コリドラス
コリドラスはナマズの一種で、他の熱帯魚が食べ残したエサを食べてくれるという役割をします。
掃除をしてくれるというメリットもあるので水槽内に入れている人も多いです。
コリドラスの寿命は意外と長くて3年から5年と言われています。
熱帯魚の中では長生きする方です。
また性格もおとなしいので他の熱帯魚との混泳にも向いています。
でも水温の変化や水質の悪化で寿命を縮めてしまう可能性があります。
コリドラスにも個体差はありますが、適切な水槽の維持や管理を行うことで、寿命を延ばしていける可能性もあります。
飼い主は普段からこまめに観察や世話を行っていくようにしましょう。
ディスカス
ディスカスは色鮮やかで美しく泳ぐ姿を観賞することができる熱帯魚です。
エサを食べて成長するとそれなりに大きくなり、存在感もあるので人気は高いです。
ディスカスの寿命は5年から10年くらいで、熱帯魚の中でも長生する方です。
丈夫なディスカスであればそれ以上生きるケースもあります。
ディスカスは小さい魚と混泳していると、食べてしまうケースもあります。
そのため他の魚との混泳には十分注意が必要です。
長生きすると言っても、水質の悪化や水温管理には十分配慮して飼育する必要があります。
水槽内の環境の悪化で病気になってしまい、寿命を縮めてしまう恐れもあるので適切な世話や配慮が必要です。
ゴールデンバルブ
ゴールデンバルブは鮮やかな黄色い色をした熱帯魚です。
ゴールデンバルブは比較的丈夫で熱帯魚の中でも寿命は長い方です。
だいたい寿命は5年前後ですが、それ以上生きるケースもあります。
ゴールデンバルブは他の魚と混泳させることはできますが、大きめの魚にむやみに近づいて突っつかれてしまうことがあります。
混泳はさせてみないとなかなか相性はわかりにくいですが、他の熱帯魚を含めてストレスをためてしまう可能性もあります。
熱帯魚はストレスに弱いので、寿命を縮めてしまうことにもつながります。
そのため混泳させている時は、十分注意をして観察を行っていくようにしましょう。
ブラックテトラ
テトラにはいろいろな種類があり、中でもブラックテトラは縦の黒いラインが特徴的なテトラです。
テトラの中でも有名なネオンテトラは1年から2年、カージナルテトラは2年から3年が平均寿命です。
一方ブラックテトラの寿命は5年くらいなので、テトラの中でも長生きします。
カラダは小さい方ですが元気であれば6年くらい生きるブラックテトラもいます。
テトラは比較的おとなしい種類が多いですが、ブラックテトラは少々気が荒い面もあります。
そのため他の魚と混泳させる時は注意が必要です。
他の熱帯魚との間でトラブルが見られることもあります。
トラブルによって熱帯魚同士の寿命を縮めないことも大切です。
オトシンクルス
オトシンクルスはナマズの一種で、水槽内に発生するコケを食べてくれる役割をします。
また性格もおとなしく他の魚と我関せず過ごすので、混泳にはオススメの熱帯魚です。
また寿命が意外と長いのも特徴的です。
カラダが小さい割に寿命は約3年くらいなので長生きする方です。
元気なオトシンクルスであれば4年以上生きるケースもあります。
比較的病気にかかりにくく、丈夫で飼育もしやすいです。
でも他の熱帯魚と同様水温の変化や、水質の悪化には弱いので注意しましょう。
適切な水槽管理を行って、オトシンクルスを長生きさせてあげましょう。
寿命が長い熱帯魚を知っておこう
熱帯魚を飼いたいという人の中には、寿命が長い熱帯魚を飼育したいと考えている人も多いでしょう。
どんな種類の熱帯魚の寿命が長いのか、理解しておくと良いでしょう。
水槽の大きさや混泳の有無も考慮することも大切です。
熱帯魚には個体差はありますが、飼い主の配慮で長生きさせることもできるので、適切な世話を心掛けましょう。