金魚がかかりやすい病気

金魚がかかりやすい病気【白点病、尾腐れ病、エラ病、水カビ病】

最終更新日:2015年11月3日

金魚の病気にはいろいろなものがあります。

ここでは金魚のかかりやすい病気についてまとめています。

金魚の病気を治すためには、まず何より金魚が病気にかかっていること気づかなければなりません。

金魚の病気の症状についての知識を身につけて、早期に治療できるようにしましょう。


1.白点病

白点病は、イクチオフチリウスという繊毛虫の寄生によって起こります。

感染した場所が白い点のように見えることから、白点虫とも呼ばれます。

症状は白い小さな点が金魚のヒレや体の表面に現れ、だんだんと増えていきます。

その白い点が体中をおおい、エラにまで及ぶと呼吸ができなくなり、金魚が死に至ることがあります。

治療としては、メチレンブルーなどによる薬浴が行われます。

白点虫を取り除くために、水換えや水槽の掃除も必要です。

また、白点虫は高温に弱いため、病気の初期であれば水換えをして30度付近まで水温を上げると治る場合もあります。


2.エラ病

エラ病は、いろいろな原因でエラに異常が起こっている症状の総称です。

エラが破壊されると呼吸ができなくなり、衰弱して金魚は死んでしまいます。

エラは通常は外からは見えないので、見つけるにはエラぶたを開けてみなければなりません。

しかし、エラの開閉の様子が普段と違っていたり、左右でエラの開き方が異なっていたり、鼻上げや泳ぎの異常などがあればエラ病が疑われます。

エラ病は原因の特定が難しく、複数の原因の場合もありえるので、治療は疑われる病気に対応した複数種の薬浴や塩水浴を行います。

また、水槽の掃除や水換えも行う必要があります。

3.松かさ病

水質の悪化による内臓の疾患やエロモナスハイドロフィアという細菌の感染が原因と言われていますが、はっきりとはわかっていません。

症状は初期では体が少し膨らんだように見え、病気が進むと鱗が浮いたようになり松かさのように逆立ってきます。

さらに膨らんで目が飛び出てくることもあります。

エロモナスハイドロフィアはそれほど感染力は無いと言われているので、他の金魚に広がることはあまりありませんが、念のため早めに治療した方が良いでしょう。

治療はまずは水換えや水槽の掃除を行います。

ごく初期の段階なら塩水浴で治ることがあります。

一般的にはグリーンFゴールドリキッド、パラザンD、エルバージュといった抗菌剤を使って薬浴させます。


4.尾腐れ病

カラムナリス菌が原因と言われている感染症です。

この菌は強力なタンパク質分解酵素を持ち、ヒレや口、エラなどに感染し、その部分を溶かしてしまいます。

溶けた部位によってヒレ腐れ病、口腐れ病、エラ腐れ病などとも呼ばれます。

通常内蔵などに感染することはありませんが、エラに感染した場合は呼吸ができなくなり金魚が死ぬことがあります。

水カビ病を併発することもあり、その場合は治療は難しくなります。

対処としては、水質の悪化が原因なので水換えや水槽の掃除を行います。

その後グリーンFゴールドリキッド、パラザンDなどで薬浴させます。

伝染病なので早めに対処する必要があります。

5.水カビ病

種々の水カビと呼ばれる糸状菌が原因となる病気の総称です。

通常水カビは水槽の中に普通に存在していますが、元気な金魚に感染することはまずありません。

普段の管理が悪く水質が悪化したり、他の病気で金魚が弱っていると発症します。

症状は綿状の白いものが金魚のヒレやエラなどに発生します。

尾腐れ病や穴あき病を発症している部分に発生することが多く、他の病気と併発すると治すのは難しいです。

対処としてはまず水槽の掃除と水換えを行い、メチレンブルー、グリーンFゴールド、エルバージュなどで薬浴を行います。

また、0.5パーセントの塩水浴も併用します。


6.イカリムシ寄生症

イカリムシという淡水性の甲殻類が寄生する病気です。

金魚の体表に白い糸のような5?10ミリ程度の生物が寄生します。

寄生した場所は炎症を起こして、赤く充血してしまいます。

放っておくと栄養を吸い取られて衰弱して死に至ることもありますので、早期に駆除する必要があります。

駆除にはまず水換えと水槽の掃除が必要です。

次にトリクロルホン系の薬剤、リフィッシュやトロピカル-Nを使います。

これらはイカリムシの卵や成虫には効果がなく、幼生のみ駆除できます。

成虫についてはピンセットなどで頭を残さないように、慎重に魚から取り除いてください。

7.転覆病

名前の通り、金魚が傾いたり横になったりする病気です。

症状が進むと反転してしまったり、沈んだままになることもあります。

体型の丸い金魚や太った金魚がなりやすいと言われています。

原因は以前は浮袋の障害と言われていましたが、最近は脊椎の平衡感覚に関する神経の異常が有力視されていますが、はっきりとはしていません。

対処法としては、感染症などではないので残念ながら決定的なものは知られていません。

一般に水温が低いときに太った金魚に起こりやすいので、水温を25度以上にし餌を少なめにします。

また、浮上性の餌では食べるときに空気を取り込んで転覆しやすいとも言われるので、沈下性の餌に変えるなどします。


8.穴あき病

エロモナスサルモニシダと呼ばれる最近が引き起こす病気で、うろこ1枚分程度が充血したようになり、症状が進むと充血部分が広がり、うろこがはがれ落ちて肉がむき出しとなります。

その様子が体に穴が開いたように見えるので、この名前で呼ばれています。

内蔵などにまで病巣が広がることはあまりなく、痛々しい見かけの割にすぐに死ぬことはありませんが、症状が進むと治っても再生した部分のうろこが不揃いとなり見栄えが悪くなります。

そのため早期治療が望ましい病気です。

治療としてはグリーンFゴールドリキッド、パラザンDなどの抗菌剤による薬浴が行われます。

また、浸透圧の調整力が弱くなっているので0.5パーセントの塩水浴を併用します。

金魚の病気の多くは水質悪化が原因

金魚の病気の多くは水質悪化などが原因から引き起こされます。

金魚や観賞魚の病気は治療が難しい物が多く、大部分は治療の甲斐なく死んでしまうのが現実です。

普段の管理をしっかりとして病気にならないようにするのがなにより重要です。

それでも病気になってしまった場合は、少しでも病気が治るようになるべく早く対処する必要があります。

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