金魚を飼う際に水草は必要か

金魚を飼う時に水草は必要か。メリットとデメリットを知って決めよう

最終更新日:2016年10月13日

水草の必要性は、あなたがどんな水槽を作りたいかによって変わってきます。

水草があった方が見栄えとして良いですが、金魚は年中腹を空かしています。

そのため、せっかくセットした水草が無惨な事に、なんて場合も良くあります。

水草も生き物であるので、維持管理が必要です。

そこで、今回はそれらを踏まえたうえで、金魚を飼う際に水草が必要かどうかをご紹介します。


1.水草が必要な理由

水草が必要な場合の主な理由としては、以下の4つがあげられます。

■より立体的な見栄えの良い演出が出来る。

■金魚が隠れる事の出来るため、ストレスを溜めない環境を作れる。

■上手く育てば、水の浄化や水中の酸素を良好に保つ事が出来る。

■金魚の産卵の場所になる。

インテリアとしても、金魚の飼育の要素としても、水草が必要だと考えられる場合があります。


2.水草が必要でない理由

しかし、水草が必要でない理由もあります。それが以下の4つです。

■レイアウトによっては、金魚の鑑賞がしにくくなる場合もある。

■金魚に食べられてしまう場合もある。

■繁茂し過ぎたり、枯れたり、根腐れがある。

■水草に農薬や病気が付着している場合がある。

必要な場合と同じように、鑑賞のためにも、金魚のためにも必要でないこともあります。

3.見栄えの良さか、鑑賞や観察のしやすさか

これは水草の性質と見せ方の問題です。

水草は上に伸びるもの、地を這う様に育つもの、何かに着床する事で居場所を確保するもの、浮遊するものなどそれぞれに個性と守備範囲があります。

守備範囲を知らずにレイアウトをすれば、当然鑑賞がしにくくなります。

また、育つスピードもそれぞれ違うので手入れも必要となります。

水草それぞれの性質や相性を考えつつ、水槽のレイアウトを考えながら、水草が必要かどうかを決めましょう。


4.ストレスを溜めない環境か、食べられてしまう環境か

見栄えや見やすさを別としても、水草を植える事自体は金魚のストレスを溜めない環境づくりに役立ちます。

ですが、多くの水草は金魚にとっては食べ物の中で暮らしている様なものです。

水草の育つスピードと、金魚の数や食べる頻度の釣り合いがとれないと、ストレスを溜めない環境にはなりにくいものです。

それは、食べきってしまえば、隠れる場所にはならないからです。

しかし、金魚が食べない様な葉が硬いものを選ぶと、食べられてしまう心配はありません。

ですが、金魚の姿に合わせた水草を選ぶとなると、自然と食べられてしまう可能性のあるものを選ぶ事になるので、食べられてしまうのを考えて、水草が必要かどうか判断しましょう。

5.水質保全か、水草の手入れか

水質を保つのに水草は有効です。

とはいえ、水草が処理出来る限界はあるので、出来れば濾過器は使いましょう。

水草も生きていますので、条件が整えば繁茂しますし、条件が整わなければ根腐れし、やがて枯れます。

根腐れや枯れは結果として、水質を悪くします。

水草の環境を整え、維持管理する事が必要です。

水草の環境を整える事は、金魚にとっても良い環境を整える事でもあります。

また、夜間は水草は金魚と同じ様に酸素を吸って二酸化炭素を使うので、過信せず、エアレーションを使う必要があります。

水草の維持管理も、水草が必要かどうかを決める基準になります。


6.産卵場所を作るか、農薬や病気を防ぐか

水草は金魚の条件が整った時、産卵場所として活躍する事になります。

ですが、買って来た水草を入れたばかりに、金魚の調子が悪くなったり、水槽の中で病気が蔓延するなんて事もあります。

買って来たばかりの水草は、ヌメリを拭う、流水ですすぐ等、その水草に合わせた処理をしてから水槽に入れる様にしましょう。

楽しくする為に入れた水草で、一手間を省いたせいで悲しい事になっては意味がありません。

農薬や病気は確かに怖いですが、適切な処理をすれば、ほとんどは防げます。

メリットやデメリットをよく理解した上で、植える、植えないを考えると良いでしょう。

また、水草が良く育つ環境づくりは光がある程度必要です。

水草にとって良い環境は、同時にガラス面に付着する水苔にとっても良い環境です。

ガラス面を小まめに保つ様にしましょう。

そうすれば、水草に金魚が卵を産むことができるので、水草の必要性は増します。

7.金魚にオススメの水草と言えば、金魚藻

金魚に似合う藻のイメージと言えば、やはり金魚藻でしょう。

金魚藻とはいくつかの水草の俗称でマツモ、カボンバ、アカナリス等を指します。

これらは金魚と相性が良く、卵を産みつけやすい水草ですが、同時に金魚にとっては餌にもなりやすい藻です。

また、それぞれの性質をふまえた上で導入しましょう。

・マツモ
マツモは金魚藻の中で唯一の在来種です。

浮遊性の水草で水面を漂う状態で育ちます。

浮かべておくだけで良いので育てやすいです。

無理に根付かせようと砂に突っ込んでも根付きません。

元からそういう種類であることを考慮して導入しましょう。

・カボンバ

カボンバはマツモに似ていますが、浮遊性ではないため、底に根付きます。

但し、弱アルカリ性や硬水に弱い等の問題があり、珊瑚砂を使わない、光を充分に与える等、制約があります。

また葉がよく抜けるのも特徴なので、場合によっては濾過フィルターの調整が必要です。

代表的な金魚藻の中では育てるのが難しいと言われています。

・アカナリス

アカナリスは丁度中間程度の難しさです。

但し、植えたばかりのアカナリスを金魚が抜いてしまう事があります。

水草が必要かどうか決めよう

金魚藻は金魚にとても似合いますが同時に食べられてしまう餌になります。

せっかく植えても一からと言う事も少なくありません。

そういう事が煩わしい、けれど植えたいと言う人は金魚藻に拘らずに、葉の硬いタイプの水草をオススメします。

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