金魚は金魚鉢でインテリアとして手軽に飼えるのが魅力です。
金魚鉢は意外と難しい面もありますが、適切な方法であれば初心者でも飼育することができます。
ここでは金魚鉢で重要となる酸素供給方法についてご紹介します。
金魚鉢にエアレーションを投入する
金魚鉢は酸素不足になりやすいというデメリットがあります。
そのため酸素供給方法を考えていく必要があります。
金魚鉢はエアレーションを使用しないで飼育することが多いです。
金魚鉢はインテリア感を楽しむ目的で、飼育するケースが多いからです。
エアレーションには様々な種類があります。
金魚鉢などの飼育容器に投入して使用できるものもあります。
このタイプのエアレーションであれば、容易に酸素を確保できます。
水槽であれば良いですが、インテリア感の強い金魚鉢では見た目が問題になってきます。
見た目をあまり気にしないという人や、やむを得ず使用しなければいけない時を除いては、別の方法で酸素を確保した方が良いでしょう。
また金魚鉢は水槽よりも一般的に小さいので、エアレーションを弱めにして使用すると良いでしょう。
水草を金魚鉢の中に入れる
金魚鉢で酸素を供給するには、水草を入れるのも一つの方法です。
水草は見た目を良くするだけでなく、光合成をして酸素を出してくれるという重要な働きをしてくれます。
また水草には金魚の排泄物を取り入れる働きもあるので、水質の悪化を緩やかにしてくれます。
そのため金魚鉢に水草を入れることで、酸素を供給する以外にも様々なメリットが生まれるのです。
金魚鉢は水槽よりも小さいので水草をたくさん入れることはできませんが、金魚の数か少なければだいぶ違います。
金魚鉢に入れる水草でオススメなのは、ホテイアオイやマツモです。
金魚鉢ではこのような浮き草を入れて風情を楽しむことができます。
金魚と金魚鉢だけで飼育するのも良いですが、酸素不足が気になるようなら水草の投入も考慮してみてはいかがでしょうか。
金魚鉢中の金魚の数を少なくする
金魚鉢は水槽よりも小さいので金魚の数が多いと、その分酸素不足になることが多いです。
また水質の悪化が早くなったり、狭いスペースで多くの金魚が泳ぐことで様々なトラブルにもなります。
そのため金魚鉢で飼育する時は、金魚の数をできるだけ少なくして飼育するようにしましょう。
金魚の数が少ないだけでも、より多くの酸素を取り入れることができます。
屋台の金魚すくいで多くの金魚をすくったり、金魚を親戚や友人からもらったので、金魚鉢で飼いたいというケースも意外とあります。
でもたくさんの金魚を金魚鉢で飼う時は、金魚鉢を分けるなどの工夫が必要になってきます。
また金魚が水面でパクパクと口を開けるようになると、酸欠状態に陥っている証拠です。
金魚が酸欠状態になると非常に危険です。
飼い主は金魚の数に限らず、金魚の状態をしっかりと観察していくことも大切です。
金魚鉢の中に酸素を出す石を入れる
ペットショップでは酸素を出す石という商品が売っています。
この石は何か理由があって金魚を移動したい時にも使われます。
何個か入っていて値段も400円から800円くらいなので手軽なのが魅力です。
この石は金魚鉢でも使用することができ、中に入れても見た目はあまり問題ありません。
石から酸素がブクブクと出ている様子は見られませんが酸素を出しています。
酸素の持続時間は商品によって様々で、中には一か月くらいもつものもあります。
エアレーションのように効果は大きくありませんが、金魚の数が少なければ問題ありません。
気になるようなら補助的に使用するといった方法も考えてみましょう。
できるだけ大きな金魚鉢で飼育する
金魚鉢で飼育する金魚は、水槽よりも酸欠状態になりやすくなります。
金魚鉢は容器が水槽よりも小さいので、多くの水を入れることができないのが問題になります。
水の量が少ないとその中に溶け込んでいる酸素も少なくなるので、酸素不足になりやすくなります。
でも一口に金魚鉢と言っても大きさは様々です。
金魚鉢であっても大きめの容器もあります。
大きめの金魚鉢であれば、より多くの水を入れることができます。
エアレーションなどを使用しなくても、それだけで酸素を供給することができます。
そのため大きめの金魚鉢を使用して、さらに金魚の数を少なくすれば金魚により多くの酸素を供給することができます。
でも夏場は大きめの金魚鉢で飼育していても、酸素不足になりやすくなります。
エアコンで室温を管理したり、適度な水換えを行うようにしましょう。
金魚鉢での適切な酸素供給方法を理解しよう
金魚鉢には金魚が酸素不足になりやすいというデメリットがあります。
金魚鉢で酸素を供給するには、方法が限られてしまうので難しいと言われています。
その中で飼い主は様々な工夫をして、適切な方法で酸素を供給するようにしましょう。
また金魚鉢で飼育するなら、事前にしっかりと酸素供給方法を理解しておくことが大切です。