子犬はとても元気旺盛なので、すぐに暴れだしたりしますよね。
初めて子犬を迎え入れたことのある人であれば、最初はとても驚くかもしれません。
ですが実はこれは、ごく自然なことです。
子犬が暴れだすときに考えられる原因についてご紹介します。
1.遊びたくて興奮している
生まれたばかりの犬は、とにかく元気があり、やんちゃです。
少しでも気になることがあれば、すぐに遊びたくなってしまいます。
犬によっては、勢い余って遊びながら飼い主さんの手をかじってしまう、という子もいるかもしれません。
そのため寝ていても急に目が覚めて、いきなり暴れだす…ということも少なくありません。
こういったとき、子犬を始めて迎え入れた飼い主さんであればとてもびっくりしてしまいますよね。
ですが子犬の時期は最も元気があり、最も色々なことを吸収する時期です。
遊び方もやんちゃで、飼い主さんの手をやくこともあります。
ですが、子犬のうちに人間との関わり方や上下関係などを教えることで、成犬になったときの育てやすさは格段に違ってきます。
犬が急に暴れだすほど元気でやんちゃな場合、飼い主さんはしつけのチャンスと捉えて一緒にたくさん遊んであげましょう。
2.聞いたことのない音を聞いた
人間にとってはなんてことのないような音も、子犬にとっては新しい発見であることは間違いありません。
包丁で野菜を切る音、外から聞こえてくるバイクの音、子供の声…全てが新鮮でつい気になってしまいます。
なので人間としては「どうしていきなり暴れだしたんだろう?」と思うようなときでも、子犬にとっては気になる音が聞こえていて、その音に対して興奮したりパニックになったりしているのかもしれません。
暴れているだけであれば問題ありませんが、何か新しい音を聞くたびに吠えてしまうようになったりすると、その後のしつけが大変になります。
吠えグセがつかないよう、子犬のうちにしっかりしつけしてあげることが重要です。
また、暴れているけれど吠えない、という場合には、「大丈夫だよ、怖くないよ」と声をかけながら撫でてあげるなど、コミュニケーションをとりながら安心感を与えてあげることも効果的です。
3.運動不足に陥っている
子犬のうちは、まだあまり免疫が強くないためになかなか頻繁に外に連れて行くことは難しいですよね。
生まれたての場合、お散歩に連れて行くことも難しく、子犬は運動不足に陥りがちです。
その結果家の中で急に暴れだして運動不足を消化しようとする場合があります。
犬が急に暴れだしたら、まず最近お散歩に連れて行ったり、体を動かすような遊びをしてあげたのはいつだったかな?と振り返ってみましょう。
最近あまり運動させられていなかったな…と感じたら、できるだけ犬を外に連れ出してあげましょう。
子犬であれば、短距離のお散歩だけでも十分満足できます。
飼い主さんが忙しく、あまり時間を取れない場合でも、5〜10分外を歩くだけでも子犬の運動不足はかなり解消されます。
天気が悪かったり、子犬の免疫力が十分育っていない場合は、ロープで引っ張りっこ遊びをしてあげたり、ボールを投げて室内を走らせてあげたりと、工夫してみましょう。
運動不足のストレスが溜まり続けると、このように暴れだしてしまいます。
できることならばそうなる前に、犬にあった適切な運動不足解消法を見つけ出してあげましょう。
4.飼い主に構って欲しいと思っている
犬はもしかすると、飼い主さんに構って欲しいと思っているのかもしれません。
生まれたての子犬であれば、まだまだお母さんや周りの人間に甘えたい年頃です。
引き取ったばかりであれば、慣れない環境に身を置いて、少し不安になって飼い主さんのぬくもりを感じたいと思っている可能性もあります。
そしてその不安や「構って欲しい」という気持ちが高まって、このように暴れだしてしまう、ということも考えられます。
子犬が急に暴れだしたら、まずは放置したり知らんぷりしたりせず、積極的にコミュニケーションをとってあげるようにしましょう。
子犬が構って欲しかったり、甘えたかった場合は、声をかけながら体を撫でてあげるだけで、落ち着いてそのまま眠りについてしまうこともあります。
子犬の時期は暴れだしたりと一見「悪い子」の行動に思えるようなことをしても、決して放置したりせず、寄り添ってあげるようにしましょう。
きっと犬も飼い主さんが自分を見ている、ということに安心いて、次第に落ち着いてきますよ。
子犬が暴れだす理由を知ろう
子犬が暴れだすときに考えられる原因についてご紹介しましたが、いかがでしたか?子犬はとてもやんちゃで元気なので、飼い主さんのことを困らせてしまうこともしばしばあります。
ですが、そんな子犬の根底にあるのは「構って欲しい」「遊んで欲しい」「不安だよ」といった可愛らしい心理です。
決して放置したりせず、愛情たっぷり受け止めてあげるようにしましょう。