子犬の引き渡す時は生後何ヶ月が良いのか。子犬の成長に合わせて引き渡そう

最終更新日:2018年9月28日

子犬を新しい家族に迎え入れるのは、誰にとってもどきどきわくわくするものです。

可愛らしい子犬と1日でも早く遊びたいと、きっと胸が高鳴っていることでしょう。

しかし、子犬が幼すぎたり、あるいは少し成長した子犬を引き取るのは大変だというのは想像できると思います。

では、実際にはどのくらいの時期に引き渡すのが適切なのでしょうか。

1.生後2ヶ月になってから引き渡す

まず、大原則として、子犬を引き渡したり、引き取ったりするのは、少なくとも生後2ヶ月になってからです。

一般的なペットショップやブリーダーの方なら、生後2ヶ月未満の子犬を引き渡すことはないでしょう。

このことは、初めて犬を飼う人にはしっかりと覚えておいてもらいたいことです。

現在では改正動物愛護法によって、生後56日を経過しない子犬の販売や展示は禁止されています。

というのも、あまりにも早く親元から引き離された犬は、噛みグセや攻撃的な性格が出やすいのです。

また、そうした性格により、犬の飼育放棄などが起こる可能性も高くなります。

ですので、基本的には、生後2ヶ月にならない子犬を引き渡してはいけません。

こうした決まりがあるので、受け取る側としては、あまり急かさないようにしなければなりません。

これは、犬の成長のためにもとても大切なことなので、知人の子犬を引き取る場合でも守るようにしましょう。

2.目安は生後60日〜80日くらいで引き渡す

一般的に、子犬を引き取るときには、生後2〜3ヶ月くらいで迎えることが多いです。

子犬の成長のペースを考えても、やはりこのくらいのタイミングがベストだと言えるでしょう。

それには大きく分けて2つの理由が存在しています。

一つは、生後2ヶ月くらいになると、五感や内臓などの機能がしっかりと働くようになるからです。

あまりに小さな子犬は、体調的にも精神的にもとても不安定です。

目の離せない期間でもあるので、この時期にしっかりとしたケアをするのは、ブリーダーの責務とも言えます。

また、生まれたての子犬にとって、母犬や兄弟犬と過ごす時間もとても大切な意味があります。

一つは栄養豊富な母乳によって、子犬の免疫機能が上がるためです。

また、他の犬といっしょに過ごすことで、集団の中でのルールや社会性を身に付けていきます。

3.子犬の発育と社会化期

子犬の引き渡しのタイミングは、犬の発育の進み方が大きく関わっています。

やはり、大きな影響を与えるのは、他の犬や生き物の存在を知り、順応してくる社会化期です。

この時期の飼育は、後々の犬の性格形成にとても重要な意味を持っています。

子犬の社会化期というのは、だいたい生後2ヶ月から3ヶ月にかけてです。

この間に、親犬や兄弟犬と触れ合うことで、犬の社会性が育まれていきます。

また、この時期に飼い主の元へやってくることで、いろいろな人にも寛容な性格になります。

では、社会性が不足していると、どういったことが考えられるのでしょうか。

あくまで一例ではありますが、他の犬や人間に強く警戒するようになり、攻撃的になりやすくなります。

また、そこまでいかなくても、引き渡し後の環境の変化に強いストレスを感じることもあります。

4.個体差にも配慮して引き渡す

子犬の引き渡しは、犬や飼い主のためにも、社会化期の中盤〜終盤に引き渡すのがいちばん良いと言えます。

しかし、必ずしも月齢にこだわったり執着する必要はありません。

小さな子犬には、成長のスピードも個体差が大きいので、じゅうぶんに考慮する必要があります。

通常、犬の出産は一度に3〜5匹ほどの子犬が産まれてきます。

その兄弟の中で、うまくお母さんから乳が飲めなかったりして、成長が遅れる子もいたりします。

また、低体重で生まれたりすることもあり、一般的な発育のペースから外れてしまう犬も少なくありません。

赤ちゃんを育てた経験があるとわかると思いますが、体の小さい子どもは体調の変化が激しい時期です。

犬にも同じことが言えますので、体の成長はしっかりと安定してからの方が良いでしょう。

こうした判断は、経験のあるブリーダーや動物病院の獣医さんのアドバイスなども参考になるでしょう。

5.生後4ヶ月以降の引き渡し

犬にとっての社会化期の重要性が、適切な引き渡し時期を決める大きな指標になっています。

しかし、場合によっては、社会化期を過ぎた時期の引き渡しもあります。

保護犬などを引き取る場合には、もう少し成長が進んでいるということもあるでしょう。

一般的に、社会化期を過ぎると、犬にしつけなどを教えるのが大変になると言えます。

これは、飼い主との主従関係を築くのに時間がかかるからというのが大きな理由です。

ですので、生後4ヶ月を過ぎた犬の場合には、そのことを念頭に置いておくようにしましょう。

しかし、こうした時期に環境が変わるのは、犬にも強いストレスであることを考えてあげる必要があります。

しっかりと向き合うことで、改めて主従関係を築くことは不可能ではありません。

犬の状態によって、トレーナーなどを活用するなどの解決法などを見つけるようにすることが大切です。

犬の様子を見ながら、社会化期での引き渡しを心がけよう

子犬を引き渡すときには、あまりにも早い段階で親と引き離すのは、デメリットが多く、また、法律でも禁止されています。

ベストなのは、子犬が社会化期の中旬に差し掛かる2ヶ月から3ヶ月くらいでしょう。

しかし、数字にこだわるのではなく、子犬の成長の段階やストレスなども考えてあげるようにしましょう。

特に犬に個体差が出やすい時期でもあるので、タイミングに関しては柔軟に考えるようにすることも大切です。

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