猫を飼って一緒に遊びたいのに、猫がひっかくので近づくとまたやられると思うと、なかなか遊ぶ機会も少なくなってしまいます。
せっかく猫を飼ったのに遊べないのは辛いのですよね。
そこで、猫が人をひっかく理由をご紹介します。
じゃれている
猫は基本的にはいつでも前足で何かをしようとします。
物をいじってみたり、じゃれて遊んでいる時でも前足を使って猫パンチのようにして遊んでいるのです。
飼い主からすると猫パンチは痛いと思いますし、爪が出ていれば当然引っかかれて痛い思いをします。
しかし、猫はただじゃれているだけなので、楽しいと思っているだけのことが多いです。
ただ、爪が出ているとひっかかれる恐れもあるので、定期的に爪の手入れをしてあげると、猫パンチをされてもひっかかれることが少なくなります。
猫にとっては前足で何かをするのが当たり前なので、意識してひっかくよりは爪が当たってひっかいてしまったという感じです。
怒らせてしまった
猫を怒らせると当然猫パンチで攻撃してこようとして、ひっかかれてしまうでしょう。
猫は気分屋なのでいつ機嫌が悪くなるか分かりませんから、猫の機嫌が悪い時に限って、飼い主が何かちょっかいを出してしまっているのかもしれません。
さっきまで機嫌良く甘えて来たのに、少し経つと機嫌が悪くなっていることも猫にはよくあることです。
飼い主だからといっても、猫は自分の機嫌が悪い時には容赦しません。
触ろうとしたり抱っこしようとすれば、当然機嫌が悪いので止めてという反応を示しますし、しつこくすれば反撃を食らってひっかかれてしまうでしょう。
猫は家にいる時には外敵がいないので争いを好みませんし、機嫌が悪いと近寄ってきません。
それを飼い主から近寄るので、機嫌が悪ければひっかかれてしまうのです。
猫には機嫌が悪い時のサインもいろいろあるので、覚えておくと役に立つでしょう。
驚いて逃げようとする時ひっかかってしまう
猫がひっかいてくる時には、猫パンチで攻撃してくるか、もしくは後ろ足の爪によるものになります。
後ろ足は猫の俊敏さを見ても分かるように、とてつもないダッシュ力を持っています。
ダッシュをする時には後ろ足の爪で地面をしっかりと捉えるので、がっちり爪が出ている状態です。
猫を抱っこしていて急に大きな音がして驚いてしまった時に、猫はその場をすぐに離れようとして逃げ出します。
その時に抱いている腕が猫にとっては地面となるので、後ろ足の爪を出して思いっきり踏ん張るのでひっかいてしまいます。
猫は驚いたりすると自分の身を守る為に攻撃態勢に入ります。
そのため、自分で安心できる場所にすぐに逃げて、向かってくる敵がいれば攻撃するので、逃げ出す時に踏ん張った後ろ足でひっかいてしまいます。
興奮している状態
猫の本能は狩りをして生きていた動物なので、攻撃的な動物でもありますが、身の危険を感じるとまずは安全なところに逃げようとします。
それでも自分の身が危ないと思えば攻撃をするので、基本的には怒らせないでそっとしておけばひっかかれることがありません。
しかし、興奮してくると猫はだんだんと爪を出したりするので、当たると引っかかれてしまいます。
楽しく遊んでいたり、嬉しくなって興奮してきてもだんだんと爪を出してしまいますが、これは本能でもあるので仕方がありません。
興奮する状態は猫が喜んでいるか身の危険を感じている時なので、大抵は喜んでいる時が多いです。
もし興奮した時に爪を出してひっかかれるようならば、爪の手入れをしてあげると多少ひっかかれても大丈夫になります。
パニックに陥っている
猫は環境の変化にはとても敏感な動物で、自分の縄張り意識もとても強いです。
自分が安心できる場所がなくなってしまったので当然ですが、その時に自分の安全が脅かされたと思って、近づく全ての物が敵だと思ってしまいます。
当然飼い主のことも敵だと認識してしまって、攻撃をしてひっかかれることもあるので、ひっかかれる理由としては環境の変化によってパニックを起こしていることが考えられます。
ストレスを受けても、パニックを起こして攻撃するかもしれません。
大きな音や聞きなれない音などにも敏感ですし、匂いにもとても敏感なので、自分が知らないことがあるととってもストレスを感じてしまいます。
猫は自分が安心できる場所を求めていますが、知らない物や匂いなどのストレスを受けていると、安心できないので常に気を張っている状態でいます。
その時に飼い主が触ろうとすれば、猫にひっかかれてしまうでしょう。
猫はパニックに陥りやすいので、ひっかかれた時には何らかのストレスを感じているはずです。
猫がひっかく理由を知ろう
猫は非常にデリケートで気まぐれな性格なので、引っかく時にはストレスを受けてパニックを起こしている可能性があります。
環境の変化など心当たりがあれば、猫が落ち着くまでそっとしておくと良いでしょう。
また、猫が意識して攻撃するというよりも、爪が当たってしまったということが多いので、その辺は猫の機嫌を見ながらコミュニケーションをとりましょう。