我が家にやっと来た猫ですが、いっこうになついてくれなくて正直どうすればいいか分からなくなることもあるでしょう。
猫は気まぐれな性格の持ち主なのである程度は予想できますが、一向に猫がなつかない時に考えられる原因をご紹介します。
人に慣れていない
猫は気まぐれな性格から単独行動をしたり、一人でいたりしていても大丈夫な動物です。
そして本来は狩りをして暮らしていた動物ですから、自分でエサをとることもできます。
飼い主がエサを与えていても、飼い主にはなかなか慣れてくれません。
猫が人間からエサをもらっている意識がなければ、いくらエサをあげていたとしても飼い主には慣れません。
ただの同居人くらいにしか思っていないので、なつく必要がないからです。
飼い主がエサをくれる人だと分かると、途端になついてくることがあります。
猫もエサをくれる人にはなついておいた方が良いと分かっているのでしょう。
なついていない理由としては、まだ飼い主に慣れていないということが考えられるので、早くお互いの距離を縮めるようにしましょう。
なつく理由がない
猫は自由に生きているイメージが強いですが、なつくのはやはり自分にとって利益がある人に対してです。
飼い主でエサを毎日あげていると言っても、猫からするとエサは置いてあるから食べるといった認識でしかないかもしれません。
しっかりと飼い主がエサをあげている事を分からせてあげることが大切です。
おやつなどをあげるのがとても効果的ななつかせ方です。
エサは大体時間が決まっていますし、エサはあって当たり前だと考えています。
しかし不定期にもらったおやつはラッキーだと考えますし、おやつをくれた人になついておけば、またくれることを期待します。
猫はおやつをくれる飼い主の顔を覚えるので、おやつをもらいたいから、徐々になついてくるでしょう。
猫もなつく相手を選びますから、自分に利益がないと考えているからなつかないのです。
恐怖心を持っている
家で猫を飼っていても、猫が安心できる場所がなければ、いつまで経っても飼い主にも慣れることはありません。
自分が安心できる場所があるからこそ、人間になつくことができます。
その反対に、安心できる場所がないから人間に恐怖心を持ち続けているのかもしれません。
猫にとっては高い所がとても安心できる場所です。
人間と一緒に暮らしていて、自分よりも大きい相手に恐怖心を抱いているのかもしれませんが、安心できる場所があれば落ち着く事ができます。
飼い主がエサをくれたり遊んでくれる人だと分かると、だんだんと心を開いていきますが、それは自分が安心できる場所があるからこそです。
飼い主が可愛がっていても、潜在的に猫は大きい人間に対して恐怖心をもっていることがありますから、できるだけ猫が安心できる高い場所を作ってあげることが大切です。
コミュニケーション不足が原因
猫も自分とたくさん遊んでくれる人や、エサをくれる人にはよくなついてくれます。
猫は頭が良いので自分にとって有益な人にはなつきますし、そうでない人には見向きもしないでしょう。
飼い主だからエサをあげているので、なついて当然だと思うのは違います。
コミュニケーションをたくさんとっている人に対してなついているのです。
エサをあげる時によく猫に話しかけたりしますが、猫は話し掛けてくれる人のことはよく覚えているものです。
ただポンとエサが置いてあるだけではなつきませんが、エサをあげる時に猫の名前を呼んであげたり、「美味しい?」など声を掛けてあげると猫は覚えてくれるので、よくなつくようになります。
なつかない時にはコミュニケーション不足が原因かもしれないので、名前を呼んだり構ってあげたりしましょう。
猫が嫌な環境になっている
飼い主にとっては快適な環境でも、猫にとっては嫌な環境になっているのかもしれません。
猫は高い所が大好きですし、安心できる場所でもあります。
女性はインテリアとして低い家具で統一された部屋にしていることが多く、猫が安心して安らげる場所が少ないのかもしれません。
また、猫は臭いにも敏感で、飼い主から発せられるあらゆる臭いが嫌いなのかもしれません。
シャンプーやリンス、ワックス、香水、デオドラントなどの匂いは、微香量で良い匂いでも猫にとっては嫌な匂いかもしれません。
猫にとって快適な環境でなければ、いくら可愛がっていてもいつでもイライラしていたり、不安定な気分でいたりするのでなかなかなつくことがありません。
猫にとって嫌な環境になっていないか、改めてチェックしてみても良いかもしれません。
猫になついてもらおう
猫は自分に利益をもたらす人にはとってもなつきやすい動物です。
遊んでくれたり、エサをくれる飼い主にはだんだんと心を開いてくれるので、なつかない時にはコミュニケーション不足が考えられます。
猫が安心して暮らせる環境になっていれば、それだけ飼い主にもなつきやすいので、なついてくれない時には猫の気持ちになって改めてみるのも良いかもしれません。