猫は何か嬉しいことがあると、喜んでいる姿を見せることがあります。
この時は仕草や鳴き声などで、気持ちを表現しています。
では猫が喜んでいる時、飼い主はどのような接し方をすれば良いでしょうか。
ここで紹介していきます。
1.喜んでいる猫と一緒に遊んであげる
猫は人間と同様、感情があります。
怒っている時もあれば、嬉しくて喜んでいる時もあります。
猫が怒っていて機嫌が悪いと、飼い主は恐くて近づけません。
逆に喜んで機嫌が良い時は、猫と積極的に接することで良い効果をもたらします。
猫はいろいろな場面で喜ぶ姿を見せますが、この時は一緒になって遊んであげましょう。
猫と一緒に遊ぶことで、飼い主とコミュニケーションを図る良い機会になります。
また猫との信頼関係を深めることができる、というメリットもあります。
猫と一緒に遊ぶ時は、おもちゃを使って遊ぶのが手頃な方法です。
猫じゃらしやボールなどを使って、猫をさらに喜ばせてあげましょう。
でも猫は遊び過ぎると、疲れてしまうことがあります。
また気まぐれな面もあるので、すぐ飽きてしまうこともあります。
そのため無理に関心を向けさせようとせず、猫の様子を見ながら遊んであげましょう。
2.状況を判断してから接する
猫は言葉を話すことはできませんが、代わりに行動や仕草で気持ちを表現しています。
猫が喜んでいる時も同様です。
しっぽを上に立てたり、ゴロゴロと喉を鳴らしている時もあります。
この時飼い主の方から、積極的に猫のそばに近づいてあげる、という接し方もあります。
でも場合によっては、少し離れた場所まで来て、いったん様子を見守ってあげることも大切です。
前述したとおり、猫は気まぐれな面があります。
喜んでいて機嫌が良かったとしても、すぐ別の物に興味を持ってしまうこともあります。
また喜んでいても、飼い主と遊びたいという気持ちではない時もあります。
そばに近づくと、かえって猫のペースを乱してしまうこともあります。
逆に飼い主に甘えたい時は、何もしなくても自分から寄ってくることもあります。
猫の性格にもよりますが、状況を判断してから、接するようにしましょう。
3.喜んでいる猫を撫でてあげる
猫の機嫌が良い時に、撫でてあげると効果的です。
猫がとても喜んでいる時は、絶好のチャンスです。
猫のそばに近づいても良いと判断したら、そっと撫でてあげましょう。
特に顎を掻くように撫でてあげると、さらに喜びます。
心地よくなって、ゴロゴロと喉を鳴らすこともあります。
この他に額のあたりや、背中などを撫でてあげると喜びます。
猫とスキンシップをすることで、より良いコミュニケーションにつながることもできます。
でもお腹やしっぽを撫でられると、嫌がることもあります。
機嫌が良かったのに、突然攻撃的になってしまうこともあります。
猫には個体差があります。
慣れていたとしても、撫でられることを嫌がる猫もいるので注意しましょう。
4.猫が褒められて喜んでいる時は、おやつをあげる
猫が良いことをした時は、飼い主が褒めてあげることがあります。
猫は褒められると、とても喜ぶ動物です。
猫への褒め方は撫でるなど、いろいろな方法があります。
褒められて喜んでいる時に、おやつをあげるとさらに喜びます。
そのためしつけの意味で、おやつのご褒美をあげると効果的です。
覚えて欲しいことがしっかりとできた時、褒められて喜んでいたら、あげてみましょう。
次もしっかりとできるようになることもあります。
でもご褒美のあげ過ぎには、注意が必要です。
肥満の原因になったり、おやつを何度もねだるようになることもあります。
猫が喜ぶからと言って、何度もあげないようにしましょう。
ご褒美はタイミングを考慮して、少量ずつ分けてあげることが大切です。
また一日に1回から2回を限度に、あげるようにしましょう。
5.喜んでいる猫に話しかけてみる
猫は人間が話す言葉を、はっきりと理解することはできません。
でも飼い主の声の大きさや、トーンなどは分かっています。
猫と会話をすることができなくても、コミュニケーションを図ることはできます。
飼い主の気持ちが伝わるように、話しかけると猫は嬉しいはずです。
猫が喜んでいて、機嫌が良い時にも、状況を見ながら話しかけてみましょう。
長くだらだらと話すのではなく、単語を短く区切って話しかけた方が効果的です。
名前を呼びかけてみても良いでしょう。
慣れてくると、猫が返事をしてくれるようになることもあります。
この時は優しく高めの声で話しかけてみましょう。
低い声で話しかけると、恐がることもあるので注意しましょう。
猫が喜んでいる時は、適切な方法で接していこう
猫も人間と同じく感情があり、良いことがあると、とても喜んでいる時があります。
猫の機嫌が良い時は、コミュニケーションを図る良い機会になります。
遊んであげたり、スキンシップをするなど、適切な方法で接してあげましょう。
でも猫は気まぐれな面もあります。
無理に関わり過ぎず、状況を見ながら接していくことが大切です。