周辺で野良猫をよく見かけるという人は意外と多いでしょう。
でも最近見なくなったと感じている人も中にはいるはずです。
いつもいた野良猫の姿が見えない時に考えられることはどんなことでしょうか。
誰かに飼われている
いつもいた野良猫の姿が見えなくなった理由の一つに、誰かに飼われている可能性があります。
もともと猫が好きだったり、たまたま道を歩いていたら出会いがあって飼ってあげようという気持ちになった人など、人間が野良猫を拾う心理は様々です。
いつもいた野良猫の姿が見えなくなると、意外と寂しいという思いになる方もいるでしょう。
でも野良猫として外で過ごしているとエサを探すのも大変だったり、厳しい縄張り争いもあり、かなりのストレスの中で暮らしていることになります。
野良猫は数え切れないほどいると言われているので、全ての猫が拾ってもらえるとは限りません。
飼い主が見つかって元気に過ごしているならばとても良いことです。
縄張り争いに負けてしまった
野良猫はよく過ごす地域で縄張り争いをします。
メスの野良猫も時にはケンカをしますが、特に激しいのはオスの野良猫です。
時々夜間に猫の怒鳴るような鳴き声が聞こえてくることがあります。
その鳴き声が凄まじいので、周囲の住民が夜びっくりして起きてしまうケースも多く見られます。
その場合野良猫が縄張り争いをしている可能性があります。
この場所は自分の場所だと互いに争いをします。
野良猫によっては傷を作りながらもその後姿を見せる時もありますが、争いに完全に負けてしまうと他の場所に移動せざるを得なくなります。
野良猫の縄張り争いは大きなケガを負ったり、最悪命をおとしてしまうことさえあります。
いつもいた野良猫の姿が見えなくなった理由はこのケースも考えられます。
野良猫の宿命でもあるので、ある意味仕方がないとも言えるのです。
発情期でいなくなった
野良猫と飼い猫では少しずれる場合もありますが、オス猫は生後8か月を過ぎたあたりから本格的に繁殖が可能となっていきます。
オスはメスと違って発情期がなく、一年中繁殖を行うことができます。
オスが発情すると他の猫とメスをとりあって激しいケンカをするようになります。
オスはメスを探していろいろな場所へ移動するようにもなります。
そのためいつもいた野良猫の姿を見ることができなくなることもあります。
そのままいなくなってしまうこともあれば、ケガをして戻ってくることもあります。
メスの場合出産する時に姿を消してしまうことがありますが、しばらくすると産まれた子供を連れて戻ってくることもあります。
でも連れてくる子供の数が何かの理由で減ってしまうケースも見られます。
いつもいた野良猫の姿が見えなくなると寂しく感じる人もいるでしょうが、野良猫は子孫を残すために必死だと考えるようにしましょう。
交通事故に遭ってしまった
いつもいた野良猫の姿が見えなくなる理由の一つに、交通事故に遭ってしまった可能性があります。
猫は後ずさりをすることはできます。
猫が道路をわたる時は人間のように危険を察知して戻ろうとせず、一気に突進してしまいます。
そのため交通事故に遭ってしまう可能性が高いです。
また産まれてすくすくと育っている子猫も、交通事故に遭ってしまうケースが多く見られます。
野良猫が交通事故に遭ってしまうと命を落としてしまうことが多いです。
でも交通事故に遭って横たわっている野良猫を見つけたら助かることを祈って、できるだけ早く動物病院へ連れていってあげましょう。
寿命をむかえた
いつもいた野良猫の姿が見えなくなる理由は、寿命をむかえていたという可能性があります。
野良猫は寿命が近くなると、姿を消すことが多いからです。
野良猫の寿命は4年前後と言われています。
飼い猫であれば長生きすれば15年くらい生きる猫もいるので、それに比べてかなり短いです。
野良猫の寿命が短い原因はケンカをすることが多かったり、エサを十分に食べることができないなど様々です。
衛生面が悪い場所で過ごすことが多くなり、様々な病気にもかかりやすくなります。
誰かに保護されない限り、動物病院で診察を受けることができません。
厳しい環境の中で過ごしていかなければならないので、長生きするのが難しいのです。
野良猫に限らずどんな生き物であっても寿命をむかえる日は来ます。
もしそうであれば悲しいと思うでしょうが、仕方がないことでもあります。
いつもいた野良猫の姿が見えない理由は色々ある
いつもいた野良猫の姿が見えない時の理由は様々です。
発情期であったり交通事故に遭ってしまった可能性もあります。
また保護されて誰かに飼われているかもしれません。
いずれにしても野良猫がどんな状態でいるのか把握するのは難しいです。
これを機にその理由を含め野良猫の様々な問題についてもいろいろと考えてみると良いでしょう。