【オヤニラミ】肉食系魚の飼い方・寿命・価格などを知ろう

最終更新日:2016年8月25日

グッピーなどの可愛らしい熱帯魚も人気ですが、魚が好きという人なら、

野性的で日本に生息する種類を飼育したいと思うこともあるでしょう。

今回は、そんな比較的飼いやすく、かつワイルドな魚に関する飼育記事です。

1.オヤニラミとは

オヤニラミはスズキ目、ケツギョ科に属する淡水魚です。

生息地は主に日本、朝鮮などの河川の中流、支流、小川、用水路などです。

水が澄んでいて水草の多い流れが穏やかな場所を好んで生息しています。

体長は15cmほど、大きな口で、丸い尾ひれと棘状の背びれを持ち、

エラの近くに特徴的な斑紋があります。

体には6~7本の横縞も入っています。

通常は褐色の体に横縞がありますが、中には黄褐色や黒っぽい個体もいて、

縞模様が分からない場合もあります。

食性に関しては肉食で、甲殻類や水生昆虫、小型の魚などを捕獲し、豪快に丸吞みします。

オヤニラミという名前については、産卵した卵を親が睨みをきかせて守ることに由来していますが、

様々な諸説があります。

長崎県などでは、海水魚のメバルに似ているので、カワメバルなどと呼ばれたりもします。


2.オヤニラミの性格、特徴

オヤニラミは肉食性の魚であり、攻撃的で乱暴な魚です。

同種でも特にオス同士などは縄張り意識が強く、同じ水槽に入れると激しいケンカになってしまいます。

多種の魚も捕食してしまうことがあるので、基本的には一匹飼いが望ましいでしょう。

どうしても多頭飼いしたい場合は、60cm程度のサイズの水槽にオス一匹、メス二匹などがよいでしょう。

しかし、粗暴な性格の反面、飼い主にはよく馴れるようで、特に単独飼育だとそういった傾向が強まるようです。

また、オヤニラミの大きな特徴としては、その一風変わった子育て法があります。

オヤニラミはメスが産卵すると、オスが卵を敵から守ったり、胸ビレで酸素を送ったり、

死んだ卵を取り除いたりと、かいがいしく世話します。

3.オヤニラミの値段、購入

オヤニラミの値段は一匹800円程度で販売されています。

購入先は淡水魚を専門に扱っているショップや、ネット通販などです。

また、オヤニラミは日本の河川に生息する魚ですから、野生にも生息していますが、

近年、水質汚染や外来魚などの影響で数が激減し、絶滅危惧種に指定されています。

徳島県や香川県では捕獲することは法律で禁止されています。

このような規制もあることから、オヤニラミの購入に関しては専門的なショップを通して行う方が安全でしょう。

また観賞魚として人気が高まるにつれて、河川に逃がしたりして

生態系に問題が起きたりすることも多発しています。

飼う場合は飼育できなくなったからといって、放流したりすることは絶対にしないようにしましょう。


4.オヤニラミの寿命、健康

オヤニラミの寿命は約5年程度です。

飼育上の健康に関して大事なことは、まず水温と水質です。

オヤニラミは高水温が苦手な魚なので、適温は18℃~24℃ぐらいに保ちましょう。

冬の寒さには強いほうですが、最低でも16℃程度の水温は維持するようにしましょう。

水質に関しては澄んだ水を好む魚なので、まめに掃除をし、エサの食べ残しを取り除きましょう。

また、夏の高水温などで酸素欠乏状態にもなりやすいので、

エアレーションという水に酸素を送り込む機会で補助してあげる必要もあります。

その他にもエサを与えすぎること、消化不良、寄生虫、白点病などにも注意してください。

5.オヤニラミの飼育

オヤニラミの水槽は60cm~90cm(45cmでもよい)がオススメです。

水槽の中には、ある程度重みのある大きめの底砂、隠れられる水草や流木、土管などをレイアウトしましょう。

澄んだ水質を好むため濾過装置は、効果が強めのものがよいでしょう。

水流を送るエアレーション装置も必要です。

エサは生エサが中心で、アカムシ、メダカ、ヌマエビなどです。

馴れてくるとオキアミや配合飼料も食べます。

また、同じエサばかり与えると飽きるという傾向もあります。

繁殖させる場合は、卵を産み付ける塩ビ管(パイプ)と、オスとメスを水槽の中にいれましょう。

この場合、気の荒いオスがメスを死なせてしまう場合もありますので十分に注意して見てください。

水温は18℃~20℃程度に保ち、栄養価の高いエサや量を多めに与えることが、

繁殖がうまくいく条件のようです。

掃除に関してはキレイな水を好む魚なので、できるだけクリーンな状態を保つよう心掛けてください。

オヤニラミの特徴を知ろう

オヤニラミはエサを丸呑みにしたりする凶暴なイメージのある魚ですが、

飼い主によく馴れたり、卵の世話を一生懸命したりというけなげな一面も持っています。

飼育してみると通常の熱帯魚にはない、野性的かつ意外な魅力を発見することができるでしょう。

また、魚の生態に興味がある、観察してみたいという人にもオススメです。

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