金魚を飼育している人の中で、水槽のコケ対策に頭を抱えている人もいるでしょう。

コケはキレイに掃除をしても、また生えてしまうことが多いです。

コケはどのような原因で生えてしまうのでしょうか。

その原因をご紹介します。

強いライトや長時間の使用

金魚の水槽に水草を入れると金魚の隠れ家になったり、酸素を出すなどの働きをしてくれます。

また水草の中で金魚が泳ぐ姿を観賞するのは美しいです。

でも水槽内の水草は光合成をするので、光が必要になります。

光が少ないと水草は育っていきません。

よって適度に日光やライトなどで光を当てる必要があります。

水槽を明るく見せたいという理由で、ライトを積極的に使用している人も多いでしょう。

でもライトが強すぎると、コケが生えやすくなるというデメリットがあります。

よって照明時間やライト自体を見直していく必要性があります。

水槽の大きさや水草の種類を考慮して、蛍光灯の数を減らしてみたり照明時間をできるだけ少なくしていくのも良いでしょう。

また蛍光灯をLEDに変えるだけでも違います。

LEDは省エネにもなるので経済的です。

コケの予防を考慮しながら、ライトを使用していくようにしましょう。

直射日光に当たる場所に水槽を置いている

金魚の水槽にライトを使用していなくても水槽が直射日光に当たるような場所にあるとコケが生えやすくなります。

金魚は日光をあびることで、色もキレイになります。

適度な日光は良いですが、直射日光に当たるような場所は避けるようにしましょう。

水草を入れている場合、育ちは良くなります。

でも暑さが厳しい日は水温の上昇につながり、金魚に悪影響を及ぼす可能性もあります。

特に夏場はクーラーを使用する機会も多くなります。

クーラーの風が直接当たらないようにすることも大切です。

クーラーの位置や太陽光の有無を考慮して、金魚の水槽を配置するようにしましょう。

金魚にエサを与えすぎている

水槽の中にいる金魚に、エサを与えすぎてしまうだけでもコケは生えやすくなります。

金魚は一週間くらいエサを食べなくても生きていける魚です。

でも留守にしなければエサをほぼ毎日与えている人が多いでしょう。

エサの量はだいたい金魚の数などによって調整していることが多いです。

中には金魚を早く成長させるため、多めにエサを与える人もいるでしょう。

でも一回に与えるエサを金魚が食べきれないと、当然食べ残したものが水槽に残ります。

水槽内の栄養状態が過剰になり、コケが栄養を吸収して、かえって育ちを良くしてしまいます。

よってエサを与える時は、できるだけエサが残らないように、必要量のみ与えるようにしましょう。

またエサが極端に残ってしまうようなら、取り除くようにしましょう。

水槽の割に金魚の数が多すぎる

水槽の割に金魚の数が多いと、コケが生えやすくなります。

金魚の数が多いとそれだけフン、尿などが水槽内にたまりやすくなります。

その結果水質が悪化しやすい環境となり、コケを発生しやすくしてしまいます。

最初は小さな飼育ケースに少ない数の金魚を飼育していても慣れてくると金魚をどんどん増やしてしまいがちです。

金魚の数が増えることによる水質の悪化は、有害物質を発生しやすい環境になり金魚自体にも悪影響を及ぼします。

金魚の数を増やすなら、水槽も大きめにして水質の悪化を防ぎましょう。

またろ過装置を使用していない方は、これを活用するだけでも違います。

ろ過装置がある程度、金魚のフンや水槽内のごみなどを、ろ過してくれるので便利です。

水換えや掃除の頻度が少ない

水槽の水換えや掃除の頻度が少ないと、水質が悪化しやすくなります。

金魚の水槽はエサの食べ残しやフンや尿で、少しずつ汚染されていきます。

水槽内の水換えや掃除の頻度が少ないと、それだけコケを発生しやすくします。

そのため適度に水槽の水を入れ換える必要があります。

一度に水を変えるのではなく、1/3程度を目安に水換えを行いましょう。

水槽の大きさや金魚の数によって変わりますが、一週間に一度は掃除や水換えをしましょう。

コケを掃除するのに便利なグッズも市販されているので、試してみてはいかがでしょうか。

金魚にストレスを与えないように、コケをキレイに取り除きましょう。

またヤマトヌマエビやオトシンクルスを水槽に入れると、水槽内のコケを食べてくれます。

ある程度数を入れないと効果を発揮しないこともあるので水槽の環境を考慮しながら投入しましょう。

水槽にコケが生える原因を理解しよう

金魚の水槽にコケが生える原因は様々です。

コケが生えると水槽がキレイに見えません。

生えてきたら水槽をキレイに掃除することが大切です。

でも水槽のコケは工夫をすれば、ある程度防ぐことはできます。

まずは金魚の飼育環境を見直してみましょう。

原因の究明と適切な対策をして、コケのない美しい水槽を目指していきましょう。