水槽のコケを掃除するポイント4つ

部屋の中にゆらゆら泳ぐ金魚や熱帯魚がいると、とても癒されますよね。

ですが、気づいたら、なんだか水槽が濁っているということありますよね。

頻繁に掃除しているのにどうしてと思うことがあるのではないでしょうか?

そこで、コケ汚れのオススメお掃除方法と、コケ汚れを防ぐポイントをご紹介します。

不要になったカードを使う

スポンジでは、ガラスやアクリルの水槽にくっついたコケはなかなかキレイに掃除できません。

ですが、頑固な汚れに効果のある道具を利用すると、水槽に傷がついてしまうかもしれないので心配ですよね。

そんな時には、古くなったカードを用意しましょう。

キャッシュカード等に使用される硬いカードではなく、テレホンカード等のように柔らかくふにゃふにゃしているカードがオススメです。

用意したカードを水槽の壁に沿って、ゆっくりと押し付けていきましょう。

この時に、カードを行ったり来たりさせるのではなく、一定方向にゆっくりスライドさせるのがポイント。

一度でキレイにならない時には、何度か繰り返します。

スポンジで水槽に傷がつかないように、おそるおそる掃除している人も多いですよね。

柔らかいカードで掃除すると、水槽に傷がつく心配も無いので、安心して力を込めることができます。

柔らかいカードがコケと水槽のあいだにスルスルと入り込み、コケが取り除かれるので、気持ちが良いですよ。

柑橘類の皮を使う

水槽が白っぽくなってしまう汚れは、カードでこそぎ取ることはできません。

この汚れは、水道水に含まれるカルシウムが原因です。

湯沸しポットなどに付着する白い汚れも、これと同じカルシウム汚れなんですよ。

ですので、ゴシゴシこするだけでは、汚れは落ちません。

カルシウム汚れには、お酢などクエン酸を含むものが効果ありです。

料理用のお酢を利用しても良いのですが、蜜柑やレモン等、柑橘類の皮を使用することをオススメします。

蜜柑の皮は、そのままでは上手く掃除に使えません。

ですので、まずフォークで皮面に、多めに穴を空けます。

穴を空けることで、皮に含まれている水分が出てきやすくなり、より効果的です。

オレンジ色の面を水槽に押し付け、ゆっくりとこすります。

蜜柑の汁と擦り付けるように、ゆっくりとこすって下さい。

次は、蜜柑の液の効果を強くするために、しばらく置いておきます。

その際に、蜜柑の液が流れてしまわないように、こすった水槽全体にキッチンペーパーを重ね、テープ等で固定しておきましょう。

30分ほど時間を置いて、今度は柔らかい布等でこすります。

力を入れて磨くのではなく、ゆっくりと自分の爪の圧力を使いながら、押し付けるようにこするのがポイントです。

コケ汚れ対策として他の生き物を一緒に飼う

水槽のお掃除を一生懸命行っても、あっという間にまた汚れてしまい、気が滅入るなんてこともありますよね。

せっかく癒しを求めて、水槽を置いたのに、それじゃあ疲れてしまいます。

ですので、水槽の中に、水槽のお掃除をしてくれる生き物を一緒に入れて、お掃除をお願いしちゃいましょう。

オススメは、手に入りやすい、小さな海老や貝類です。

アクアショップで水槽を眺めていると、魚の下に小さな海老や貝がいることが多いですよね。

タニシを入れておくと、水槽内をはい回って、コケ汚れを食べてくれます。

石の上や草の上は苦手とする性質がある為、大事な水草が食い荒らされる心配もありません。

それと一緒にオススメするのが、ヌマエビです。

ヌマエビは貝類のように、水槽の壁を動き回るのは苦手ですが、岩などガタガタした部分のコケ汚れもすいすい食べ歩いてくれます。

水中にふわふわと浮いてくる糸状のコケにも強いです。

透明なヌマエビの種類ですと、他の生き物や水草より目立ってしまう心配が無いので、アートの面からも安心です。

水槽の場所を変える

太陽が良く当たる場所に水槽を置くと、水面がキラキラ反射して、水槽の中の生き物と水草も活き活きしているように見えますよね。

ですが、それは落とし穴です。

コケも生き物ですので、太陽が大好きです。

太陽の光がたくさん届くと、コケもあっという間に増殖してしまいます。

ですので、できるだけ太陽の光が当たらない場所に置くことをオススメします。

不思議なことに、人工のライトを当てている状態では、コケが大量に増殖することはありません。

太陽の光がよく当たる窓際は、水の温度も上がったり下がったりと、一定に保つことが難しいです。

急に部屋が暑くなったり、寒くなったりすると、人間だって体調を崩したりしますよね。

生き物にとって快適な温度を保つためにも、日当たりの良い場所に水槽を置くのは、避けたほうが良いかもしれませんね。

洗剤を使わずに水槽を掃除をしよう

お掃除用のグッズはたくさん販売されていますが、万が一洗剤などが残っていて、大事なペットが死んでしまったら悲しいですよね。

できるだけ、安全な方法でお掃除をしたいと親心で接している人も多いはずです。

カードや蜜柑の皮、それから生き物の力を使って、いつもピカピカの水槽を目指しましょう。