タランチュラは実は大人しいペットとして人気。性格・寿命・値段を知ろう

最終更新日:2016年7月31日

カラフルな色合いと野性味あふれる姿から、ペットとしても人気が高いタランチュラ。

狙った獲物のように愛好家の心を捕らえて離さないタランチュラの不思議な魅力をご紹介します。

1.一般的に大人しい性格

猛毒を持ち攻撃的なイメージの強いタランチュラですが、実際にはハチの毒よりも弱いと言われる種がほとんどです。

また種類にもよりますが、一般的に大人しい性格であり、防御目的以外で攻撃してくる事はありません。

中でもペットとして人気の「ローズヘアータランチュラ」や「メキシカンレッドニー」は、大変大人しく丈夫で、タランチュラを飼う入門編とも言われています。

しかし、これら「バードイーター」に分類される種は、危険を察知すると刺激毛と呼ばれる腹部の毛を飛ばす事があります。

刺激毛が皮膚に付くと、腫れたり痒くなる場合があります。

また、目に入ると炎症を起こす場合もあるので扱いには注意が必要です。

大人しい事から手に乗せる飼い主もいますが、弱いとはいえ毒もあり、なにより噛まれると大変痛いので、手に乗せる事はオススメされていません。


2.中には凶暴で飼育向きでないタランチュラも

大人しく飼いやすいとされるバードイーターのグループの中にも、凶暴な性格を持つ種は存在し、「ゴライアスバードイーター」がそれに当てはまります。

レッグスパン(脚の長さ)を含めると30㎝近くにもなると言われる世界最大のタランチュラで、ギネスにも認定されています。

巨体の割に動きが素早く攻撃的で、危険を感じると自身の毛を擦り合わせ、「シュー」という音を立てて威嚇します。

ねずみの頭蓋骨に穴を開けると言われる牙に噛まれると小型犬に噛まれた程度の怪我をすると言われています。

愛好家も多い種ですが、飼育時は手袋をはめるなど注意が必要です。

また、極めて獰猛な種が多いとされる、「アースタイガー」のグループは、毒性も強く動きも機敏な事から初心者の飼育には不向きとされています。

代表的な種である「マレーシアン・アースタイガー」や、大変美しい色で最も人気の高い「コバルトブルータランチュラ」も荒い性質から事故が多いとされています。

3.メスのほうが寿命が長い

タランチュラの寿命はオスとメスとでは長さが異なります。

オスはメスと交配を終えると死んでしまうとも言われており、寿命は3~6年ほどです。

それに対しメスは、最長20年生きる種も存在するなどオスに比べ大変長生きです。

雌雄の判別方法は、オスは脚が長く身体がスリムなのに対し、メスはずんぐりとした体型をしています。

また、オスは成長すると第一脚にフックと呼ばれる突起が現れる事が外見上で一番分かりやすい見分け方とされています。

フックは、性的に成熟したオスに現れるもので、これらの特徴が出る以前の未成熟の段階でオスとメスの判別は難しいと言われています。


4.飼い主の小さなミスで寿命が縮むことも

タランチュラのメスは基本長生きですが、飼い主のミスで死に至る事もあります。

一つは転落死であり、ケージを掃除する時など、タランチュラをケージから外に出そうとした際に、手が滑って床に落としてしまう事があります。

タランチュラの腹部は非常に柔らかく出来ており、50㎝程の高さから床に落とすと腹部圧迫で最悪死に至る可能性があります。

もう一つは、湿度や温度の管理ミスです。

タランチュラは種類により好む湿度、温度が違い、湿度や温度が高すぎても低すぎても死に至る繊細な生き物です。

まずは飼う前に飼育したいタランチュラが好む湿度や温度を調べておく事が必要です。

また、エサの食べ残しの放置はダニがわく原因にもなります。

食べ残しはすぐ処理するなど清潔を保つ事も長生きをさせるためには大切です。

5.人気種になると値段は2千円~数万円に

タランチュラは国内で人工繁殖させたものがほとんどで、ベビーから育てあげるのが一般的とされます。

タランチュラの値段は希少性などによっても上下し、最も多く流通している、人気のローズヘアータランチュラは成体サイズが2000円~4000円ほどと比較的安価です。

一方、同じく育てやすさから人気の高いメキシカンレッドニーは、成体に近いサイズでは10、000~20、000円前後が相場のようです。

メキシカンレッドニーが属するブラキペルマ属(メキシカンファイヤーレッグ、メキシカンレッドレッグなど)は美種揃いとしてとても人気があります。

しかし乱獲により個体数を減らしてしまった結果、ワシントン条約(サイテスⅡ)で保護されており、現在、野生採取したものは流通していません。

この事から一時期は価格がかなり高騰しましたが、最近では値段も落ち着き比較的手ごろな値段で購入できるようになりました。

タランチュラを購入希望の場合は、ネットで爬虫類ショップやヤフオクなどをご覧下さい。

また、タランチュラを飼えなくなった人が里親を募集している事もありますので、里親募集サイトもチェックされる事をオススメします。

マニアの心を惹きつけてやまないタランチュラ

色鮮やかな見た目で大人気のタランチュラですが、脱皮したてのタランチュラは、牙や被毛がそれはもう美しくキラキラ輝いて見えるのだとか。

それこそまさに飼い主さんしか味わえない感動なのではないでしょうか。

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