ザリガニを水槽で飼う時のポイント5つ

ザリガニは手軽に飼うことができるので、子どもにも大人気の生き物ですよね。

とりあえず身近な容器に入れて、飼育している家庭も多いのでは無いでしょうか?

せっかく飼い始めたペットですから、長生きしてほしいですよね。

そこで、そんなザリガニを水槽で飼うときのポイントをご紹介します。

ザリガニの水槽の選び方

ザリガニと言えば、大きなハサミが特徴ですよね。

ザリガニはこの大きなハサミを使って、水槽を飛び出す脱走名人です。

水が無いところで、カピカピに乾燥したザリガニは見たくないですよね。

ですので、水槽は上の蓋がしっかりと閉まる物を選びましょう。

しっかり閉まっているように見えても、ハサミでガサガサ動かしたら開いてしまう物もあるので、蓋の上には重い物を乗せておくのがオススメです。

水槽の大きさは、30センチ程度の水槽に2匹を目安にしましょう。

川でたくさんのザリガニを釣ると全部飼いたくなりますが、小さな水槽でたくさん飼うとお互いに攻撃し、死んでしまいます。

ですので、水槽を置くスペースから水槽の大きさを考えて、残りのザリガニは元の場所に戻してあげましょう。

脱皮には○○が必要

水槽の底には、細かい砂や土を入れます。

できるだけ、元々ザリガニが住んでいた環境に近い状態に仕上げます。

ザリガニは脱皮するときに、細かい砂等が必要です。

大きな石を並べているだけでは、ザリガニが脱皮に失敗し、死んでしまうことがあります。

ザリガニは脱皮しながら成長する生き物です。

長生きしてもらうためには、ザリガニが脱皮しやすい環境に整えてあげることが大切です。

また、水槽の底には砂だけではなく、隠れ家になる流木や割れた鉢などを入れておきます。

ザリガニがすっぽり入るサイズのものを、飼う数に応じて入れておくと、それぞれのくつろぎスペースになり、ケンカを防ぐことができます。

非常食の準備をしておくと安心

ザリガニはエサが無くなると、共食いを始めます。

毎日エサをあげるつもりでも、ついうっかり忘れてしまう日もありますよね。

その時に備えて、ザリガニが食べるエサを、あらかじめ水槽に入れておきます。

といっても、ザリガニのエサなら何でも良いわけではありません。

ペットショップに売っているザリガニのエサは、非常食には向いていません。

ザリガニの非常食に向いているのは、水草やタニシ、小魚です。

これらは、それぞれ水の中で生活している生き物ですので、インテリアとしても見栄えします。

タニシは、ザリガニを捕まえる時に、一緒に捕まえておくと安心です。

タニシ自体には非常食としての役割の他に、水槽の中をキレイに保ってくれる働きもあります。

手に入れやすい生き物ですので、ぜひ準備しましょう。

また、小魚を入れておくと、ザリガニが獲物を捕まえる瞬間を見ることができるので、オススメです。

小魚を川で捕まえるのが難しい場合には、ペットショップで購入することができますので、活用してください。

水の量は多め

ザリガニを飼う時には、浅めに水を入れる人が多いのでは無いでしょうか?

実は、ザリガニは水の中でも呼吸ができる生き物です。

ですので、水は水槽のギリギリまで入れて、水をろ過しながら、空気を循環させる装置をつけるのが、オススメです。

水を浅めにすると、空気のポンプが必要ないので、お手軽ですよね。

けれども、ろ過装置をつけていないとすぐに水が臭くなってしまうので、こまめな水の入れ替えが必要になります。

また、水が少ない場合、太陽の熱で急に水温が上がってしまうなど、環境の変化が激しくなり、ザリガニも疲れてしまいます。

水槽の水が多いと、急に水温が上がることも無いので、快適な環境を保ちやすいです。

水は1日前に準備する

水槽の水は、水道水を使用します。

ですが、蛇口をひねって出てくる水をそのまま使用してはいけません。

水道の水は、人間が安全に使用できるように消毒されています。

人間にとっては害の無い消毒でも、小さな生き物にとっては命取りになってしまいます。

ですので、水道水を使用する時は1日前からバケツ等でくんでおきましょう。

急いでいる場合には、ペットショップに打っているカルキを中和する薬を用意しましょう。

ザリガニを飼い始めてからの水交換は、少しずつ行うように注意しましょう。

自然のなかでは、いきなり水が入れ替わることなんて無いですよね。

全部の水を一気に入れ替えてしまうと、水の温度が変わったり、水の成分が変わったりしてしまいます。

そんなことが起こると、ザリガニがびっくりして死んでしまいます。

ですので、全体の3分の1を目安に水を交換するようにしましょう。

ザリガニが過ごしやすい水槽にしよう

生き物を飼い始めると、初めは楽しくても、だんだんと面倒になってしまうこともありますよね。

ですので、ろ過フィルター等、便利な物を利用して、お世話しやすい環境を整えておくことが大切です。

水槽の様子についても、定期的にインテリアを変更したり、また覗きたくなる自分好みの水槽に仕上げてくださいね。