【アメフラシの特徴】性格・寿命・エサ・価格

最終更新日:2016年11月5日

近頃、ウミウシという生き物が意外に可愛いキレイなどと注目され写真集なども販売されています。

その仲間で案外知られていないのがアメフラシという生き物です。

今回はそんアメフラシの生態等についてご紹介します。

1.アメフラシの生態など

アメフラシは生物分類的には殻の退化した貝類の仲間になります。

近縁の生物はウミウシ、クリオネ、ナメクジなどです。

ギリシャ語ではAnapsida、aplysiomorpha(盾を持たない者)と呼ばれます。

日本では無楯類、つまりは無防備な軟体生物であるということを意味します。

しかし実は、殻はないように思えて実は退化して背中部分に残っており、触ると少し硬いことが確認できます。

日本では雨降らし、雨虎、雨降り、地方ではこざら、べこ、うみしかなどと呼ばれています。

名前の由来については梅雨の時岩場に集まってくるから、身を守るために出す紫や白の液体が雨雲がたちこめるように見えるからなど、諸説あります。

英名などでは突起が耳のように見えるのか、seahare(海うさぎ)などと呼ばれています。

地方によっては食用にしている所もあるそうですが、食性上、体内に毒を蓄積している場合もあるので食べるのには本来適しません。

生息地は日本近海の沿岸に広く分布します。

よく見られる場所は水深の浅い潮だまりや磯です。

日本のアメフラシは約15cm~30cmほどで、海外のものは大きいものだと75cmほどになるものもいるそうです。

エサは主に藻類を食べています。

ちなみに海などで見られる黄色い麺類のような物体はウミソウメンと呼ばれアメフラシの卵です。


2.アメフラシの特徴、性格、寿命など

アメフラシはウミウシ以上にまだ謎の多い生物ですが、性格は案外デリケートようです。

驚くとすぐに紫や白い煙幕を出します。

また、あまり知られていないことですが、嗅覚が案外鋭いらしく、エサとなる海藻類や藻類も選り好みします。

エサもたくさん食べる大食いです。

アメフラシはオスとメスの区別はない雌雄同体の生物で、繁殖時は何匹もが連結して交尾することが可能な生き物です。

見た目や色に関しては種類によって黒っぽかったり、ワカメのような感じだったりと様々です。

うねうねと動く様子がナメクジみたいで気持ち悪いという人もいれば、突起が耳みたいで案外愛嬌があるという人も。

容姿に関しては賛否両論別れる生き物です。

寿命は約1~2年と言われています。

3.アメフラシの購入、値段

アメフラシをペットショップなどで購入するという情報は今のところほとんどないと言ってもいいでしょう。

まだ飼育をしたりペットとして飼うという認識は一部の水族館、研究施設などを除き、ほとんど持たれていない生き物のようです。

アメフラシの購入や入手に関しては、沿岸部のタイドプールなどに行ってみるしかないと思われます。

アメフラシは春や夏などに繁殖をすることが知られているため、磯などに集まってくるこの季節に出向いた方が見つける確率は高いでしょう。

当然この場合自主的な捕獲ですので、値段もかかりません。

ただそんなに丈夫で強い生き物ではないので、バケツなどに入れて連れて帰ろうとしても弱ってしまい、途中で死んでしまうことが多いかもしれません。

できれば磯にそっとしておいてあげる方が良い生き物であるとは言えます。


4.アメフラシの飼育方法

アメフラシはその生態、飼育方法につてもまだ不明な点が多く、熱帯魚などの飼育に精通している人でもアメフラシの飼育は困難であると言われています。

それでもどうしても飼育してみたいという場合には、若干でありますがネット上などに飼育情報があります。

飼育については大きめの水槽(45cmでも可とも言われる)などで行います。

水槽の底には砂を敷き、ライフブロックと呼ばれる岩を入れます。

他にはポンプライト、ろ過機などが最低限必要になってくるようです。

水は海水が必要になります。

エサは藻、海藻類です。

緑藻、ワカメ、アオサ、ヒトエグサ、スーパーで売っている青のりなども食べることが確認されています。

ヒジキや褐藻はあまり好まず、茎以外をなんとか食すという感じのようです。

飼育しても生態上謎が多くあまり長生きはさせられないようです。

なるべく寿命を長くしてあげたいという場合には、自主的に水族館などに問い合わせたり、生態を調べたりと研究をする必要があるでしょう。

アメフラシのことを知ろう

アメフラシは案外愛嬌があって可愛らしくも思える磯の生き物です。

しかし飼育情報もほとんどないと言っても過言ではないので、十分な情報がなければ長生きさせることは難しいと言えます。

どうしても研究や飼育をしたいという場合は生き物の命を預かるという責任を持って世話をするという姿勢が必要です。

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