ハムスターの目やにをとる方法3つ

愛らしい姿やしぐさで人気を誇っているハムスター。

しかし、その身体は小さく、病気にかかりやすいために様々な対処が求められるときがあります。

その中でも、飼い主さんがビックリしてしまいがちなのが、目やにが発生したとき。

実は、ハムスターも育てる環境や個体により、目やにが出やすい子もいるようです。

本日は、そんなハムスターに目やにが出てしまう原因や、その対処法についてご紹介します。

ハムスターの目やに、その原因とは

そもそも、どんな原因によって、ハムスターに目やにが発生してしまうのでしょうか。

ハムスターにも、人間と同じように目の病気があります。

その代表的なものとして、比較的かかりやすいのが結膜炎や角膜炎。

これらの病気が原因となって、ハムスターにも涙や目やにが出てしまうこともあります。

人間やハムスターだけでなく、猫の赤ちゃんも目やにが出やすいものですが、本来、目は体内にあるべき組織が表側に出ている構造になっています。

その分、空気中にある雑菌などの存在に対して弱いつくりになっているのです。

ただ、目やにが出る直接の原因は結膜炎や角膜炎。

人間で考えたときにも、目やにが出ること自体はそこまで重大な原因ではありません。

しかし、そのまま放置することで雑菌が繁殖したり炎症が酷くなり、重大な病気に繋がることもあります。

きちんと対処し、大きな病気を防ぐことを心掛けましょう。

ハムスターの目やにが出たときの対処法

ハムスターに目やにが出たとしても、今すぐ重大な病気を心配する必要はありません。

しかし、速やかに対処しないことで大きな病気に繋がることもあるので、すぐに対処しましょう。

基本的に、ハムスターに目やにが出たときの対処法は「濡らしためん棒で拭いてあげる」ことです。

目やにとは、目の中に溜まってしまった雑菌などに対して体内の免疫システムが反応し、膿のような形となって体外に排出されたもの。

その中には雑菌の塊があるため、すぐに取り除いてあげることが必要となります。

乱暴に取ってしまうと、ハムスターの目や周囲の皮膚を傷つけてしまうリスクもあるため、丁寧にそっと取り除いてあげてください。

また、目やにを取ってあげた後も、目の中にゴミがあると感じられるときや、目やにが取りきれないと感じられることもあるかもしれません。

その際には、病院でもらった点眼薬、もしくは生理食塩水を点眼してあげてください。

その時に注意となるのが、目からこぼれた液はすぐにふき取ってあげること。

ハムスターは非常に敏感な生き物。

毛についた点眼液をそのまま放置しておくことで、気になって掻き毟ってしまい、出血したりその部分が禿げてしまったりしてしまうのです。

そうなると、また別の病気に感染するリスクが生じてしまうので、すぐにふき取ってあげることを意識しましょう。

最後に頼るべきは、獣医さんの意見

目やにを一時的に取ったとしても、再び目やにが出てしまうとき。

ハムスターの目が赤く、どうしても不安がぬぐえないとき。

そんな時には、最後に頼るべき存在として、獣医さんを頼るようにしましょう。

目やにだからといって軽視することは危険です。

そのままにすると、時に命に関わる病気へと発展する可能性もあるのです。

不安のときや、原因がハッキリしないときには獣医さんの意見を伺い、きちんと対処することも時に大切になるのです。

もしかしたら、初めて聞くような病気が発見されることもあるもの。

ハムスターの場合では、よく見ると眼球が飛び出てしまう「眼球突出」という病気、もしくは白内障の早期症状として、目やにが現れることもあるようです。

面倒だなどと思うことなく、ハムスターのためにすぐに獣医さんの元へ行きましょう。

ハムスターの目やには病気のサインかも

人間の基準で言えば、たかが目やにです。

しかし、ハムスターの身体は小さいため、目立つほどの目やにがあることは、人間で言えば十分に異常ということができるようです。

億劫だと思うことなく、きちんとした対処と、住処をキレイに保つことを心掛けてあげましょう。