犬とドライブに出かけるのは飼い主さんにとっても楽しみなイベントです。
ただ、普段あまり車に乗って犬と出かけることのないご家庭は、しっかりと事前の準備を行うことが大切です。
下記の持ち物を準備して、楽しいドライブにしましょう。
ケージ
車内ではケージやクレートを用意し、犬はその中で移動することをオススメします。
いつもと違う状況で犬自身も興奮するので、予期せぬ行動をとる可能性があります。
万一の場合、それが事故につながってしまうこともあります。
また、犬を放したり、抱っこしていたりすると、急ブレーキをかけなくてはいけない状況の時に犬が座席から落ちてケガをしてしまう危険性もあります。
これらの様々な危険性を予測し、念のためケージの中に入ってもらった方が安心でしょう。
ケージ自体もシートベルトなどに固定しておくとさらに安心です。
夏場の暑い時期は冷房が直接当たるように、助手席にケージを置くのもオススメです。
ケージの中にはいつも家庭で使用している毛布などを入れて、少しでも犬が安心して過ごせるような環境づくりを心がけてください。
その他、日ごろからケージに入る練習をしておくと、犬もあまりストレスを感じずに済みます。
ペットシーツやビニール袋、トイレットペーパーなどのトイレ用品
犬がトイレをする時のために、ビニール袋やトイレットペーパー、ペットシーツは必須と言えます。
サービスエリアなどの休憩の際に排便した場合も、マナーを守ってしっかりと持ち帰りましょう。
ただ持ち帰るにしても、車内で犬のウンチの臭いが気になるということがあります。
このような場合は、車の外にマグネットでくっつけることができる車用便ケース(商品名.ドンパック)というものが販売されています。
車の中の臭いも気にならず、マナーを守ることもできるのでドライブにはオススメの商品です。
ペットシーツはトイレのためだけでなく、犬が車に酔って吐いてしまった時などにも使うことができます。
念のため多めに持っておくと安心です。
水・食器
水は必須の持ち物です。
車の中は熱がこもることが多く、冷房をつけていても熱中症になることがあります。
水はこまめに飲めるように心がける必要があります。
たっぷりの水と水を飲む食器は持っておきましょう。
この時与える水は家庭の水道水でも構いませんが、ペットボトル入りの水の方が安心かもしれません。
ドッグフードやおやつ
長時間の移動の間の休憩の時にあげるご褒美としてドッグフードやおやつは持ってあげると良いでしょう。
でも、車に酔いやすい犬はあまり食べさせない方が安心です。
ワクチン証明書や鑑札
犬と一緒にドライブに出かけると、犬と一緒に立ち寄ることができる場所としてドッグランやドッグカフェがあります。
場所によってはワクチン証明書(混合ワクチン・狂犬病ワクチン)や鑑札が必要な場合もあるので、お出かけの際には持って出かけた方が良いでしょう。
もしワクチンを接種していない場合は、あまり不特定多数の犬が出入りする場所に行くことはオススメできません。
ワクチンは体に免疫がつくまで2~3週間の期間がかかります。
ドライブに出かける予定から逆算して、しっかりとワクチンは接種しておきましょう。)
犬用の酔い止め
犬の体質によってはとても車に酔いやすいことがあります。
車酔いの症状は、よだれがだらだら出たり、吐いてしまったり、ふらふらしたりと様々です。
そのため、一度でもドライブに行って「うちの犬は酔いやすい」とわかったら、前もって酔い止めを飲ませてあげることをオススメします。
動物病院で処方をしてもらいましょう。
犬に服を着せる(車内を汚したくない場合)
ケージの中に乗ってくれていたら、あまり車内が毛まみれになることはないと思いますが、「どうしても毛が抜けて車内のシートに毛がつくのが嫌」という飼い主さんがいます。
そのような時には、洋服を着せてあげると多少毛が舞わなくなるのでオススメです。
また車内の汚れを取るために、車の中にコロコロを常備している飼い主さんも少なくありません。
ウェットティッシュやタオル
犬とドライブに行くと、ドッグランで犬を走らせてあげたり、他の犬と遊ばせてあげたり、少し山へ行ってみたりという飼い主さんが多いことでしょう。
ただ、アウトドアをすると、どうしても体が汚れてしまうので、ウェットティッシュやタオルがあると体を拭くために重宝します。
愛犬とのお出かけは準備が大切
ここにまとめたポイントに加えて、お出かけの前には、忘れずにノミやマダニの予防を事前にしておくことをオススメします。
ノミやマダニは感染症を起こすきっかけにもなるので、前もって予防することが大切です。
犬と一緒にドライブに行く際は、きちんと準備をして、万全に備えましょう。