お友達などの家に遊びに行きななんだか鼻がムズムズする。
近くに友達の飼い犬もこちらを眺めて愛嬌を振るのですが、どうにもだるさが消えない。
実はそれは犬アレルギーかもしれません。
そこで今回は、犬アレルギーの症状についてご紹介します。
鼻水
犬アレルギーは犬の毛に付着するほこりノミが何らかの原因で鼻の粘膜を通して引き起こします。
春と秋の季節の変わり目毛が生え変わるころに特に起こります。
お友達の家に行くときに、ドッグショーなどに行く際、訪問先に犬がいるときにはマスクティッシュは忘れずに。
室内では窓際や空気や湿度のある場所の近くにいれば防ぐことができます。
くしゃみや、咳込み
咽頭のどのほうに口から入った異物を出すために起きる症状です。
犬が飛び跳ねて毛が飛んでしまい、触れ合う際に不意にお茶や食べ物の中に入ってそれを口にしてしまったり、子犬などに触れ合っているときに口元を近づけたり匂いを嗅いでしまったりすることで、毛が鼻から入ってしまったがために起こります。
その場合は水分を摂るか、食事をするときには犬のそばを離れた位置に席に座らせることで防げます。
食べる直前にさりげなく水を飲むことで口が湿りますので予防できます。
目のかゆみ
犬と触れ合ったりしているときに目を体に近づけたり、浮遊した毛が何らかの表紙に目に入ってしまうことがあります。
特にお子さんなど粘膜が弱いと毛が入ってしまい、炎症(結膜炎)になってしまうこともあります。
かゆくなってこすったら赤くなったりする症状です。
これは、すぐに洗浄をします。
犬の毛は意外に目に入ると痛いので、入ったらすぐに目を洗い目薬を点けましょう。
目をこすったり、毛をとろうとしてティッシュなどを使ったりすると、かえって炎症がひどくなり結膜炎の原因になるので、眼科の受診を薦めます。
皮膚のかゆみ
犬を抱っこしたりじゃれ合ったりした後で皮膚が赤くなったりかゆくなったりします。
これは犬の毛にあるノミによる症状です。
虫刺されのようなので、犬アレルギーとは気が付かないこともあり繊維負けと勘違いします。
皮膚アレルギーなどの市販塗り薬でも効きますが、心配でしたら皮膚科受診をお勧めします。
皮触れないように長袖などの服を着るなどの工夫も大切です。
ドッグショーなど大量の犬と触れ合う際は、皮膚が直接触れないような服装で犬と触れ合いましょう。
吐き気
触れ合ったり、食事時に犬の毛が食物に付着してそれを口にしてしまったりすると胃で反応をして吐いてしまう症状です。
こうなるとかなり重症です。
屋内(ドッグショーアニマルショーなど)で大量の犬たちと触れ合うと起こる症状です。
食中毒かと疑われそうですが、大量の毛を吸い込んだり食べてしまったりすることで引き起こされます。
これはアレルギーに慣れてしまうと出てこなくなりますが、小さなお子さんやアレルギーに抗体が少ない場合、特に注意が必要で一度にたくさんの犬と触れ合うことを避けるのが伝蕨です。
怠慢感だるさ
5の原因と重なりますが、特に大型犬と触れ合う時に起こりうる症状です。
特に小さなお子さんはどうしても触れ合う際に匂いを嗅いでしまいます。
その際に鼻から毛が入ってしまいだるい症状が出たり、ごくたまにですが発熱したりします。
発熱してしまうと犬との触れ合いが怖くなってしまうので、慣れてくれば大丈夫ですが、初めのうちは頭を撫でたりお手をさせるくらいの触れ合いで終わりにし、むやみに抱きかかえたり鼻を近づけたりしないように注意しましょう。
気管支喘息
喘息持ちの人が犬と触れ合うことで喘息発作を引き起こすことがあります。
犬の毛が入ってしまうことで気管支が防御反応を引き起こします。
水分補給も大切ですが、重症化する際には要注意です。
喘息持ちのお子さんや成人の方はなるべく犬には触れ合わない方が良いのですが、好きな人は好きですよね。
その場合は、抱っこは絶対にしないことが大切です。
大量の犬との触れ合いはあまりオススメできませんが、どうしてもという時には水分補給をしてのどや鼻を潤いを保ち、頭を撫でるか眺めている程度の触れ合いにすることをお薦めします。
そして抗体ができてきたら少しずつ触れ合うようにしましょう。
犬アレルギーの症状を知ろう
犬アレルギーの症状を知ることで、自分がそうなっているのかを確認してみましょう。
犬アレルギーは犬に近寄らなければ症状は緩和されます。
そのためもし犬アレルギーの方は、出来る限り犬に近づかないようにしましょう。