金魚に棲みつきやすい寄生虫

金魚に棲みつきやすい寄生虫3種。寄生虫対策をしよう

最終更新日:2015年10月11日

金魚を飼育していて避けては通れないもの、それは「病気」です。

魚類の病気で最も多いと言われているものが「寄生虫」が原因で起こる病気と言われています。

丈夫で飼育しやすいと言われる金魚でも、寄生虫に棲み付かれると、あっと言う間に体調を悪くして、最悪死んでしまう事も少なくありません。

また一口に寄生虫と言っても、その種類は多く、症状が似通ったものもいます。

では金魚にはどんな寄生虫が棲み付きやすいのかご紹介します。


1.白点虫

金魚を飼育していると、よく見かける病気の一つが「白点病」です。

白点病とは、白点虫という寄生虫によって引き起こされる病気で、「魚の風邪」と呼ばれる程、一般的によく見られる病気です。

しかし感染力や進行の速さ、死亡率の高さ等がかなり高く、寄生虫が原因で起こる病気の中ではかなり危険なものです。

白点虫に寄生された個体は、まず体を石や砂などに擦り付けて、何かを取ろうとする仕種をする様になります。

これは体に付いている白点虫を取ろうとしているからだと言われています。

その後、成長した白点虫は尾びれを中心に現れます。

そのときに1㎜程の白い点の様な形で現れる為「白点病」と呼ばれる様になったと言います。

白点虫は4~5日を周期に宿主から離れて繁殖をし、また寄生する、というサイクルを繰り返します。

繁殖力が非常に高く、白点病に掛かった金魚が1匹でもいたら、その水槽は白点虫でいっぱい、と考えた方がいいでしょう。

白点虫駆除に最も多く使われているのが「メチレンブルー」と言う薬の添加ですが、白点虫は金魚の体内にいるときと卵状態のときには薬が効かないとされます。

薬を添加するならば白点虫が水中を漂う期間中に行わなければなりません。

白点虫は25度以下の冷たい水を好み、30度以上になると金魚から離れ、水中を漂い始める為、水温を高く設定した水槽で治療を行うのが一般的な駆除方法です。


2.イカリムシ

イカリムシも白点虫と並んでよく見かける金魚の寄生虫の一つです。

その名の通り、イカリの様な頭で金魚の体の至る所にこびり付き、金魚から血を吸って育つ吸血鬼の様な寄生虫です。

寄生された箇所からは出血を伴う傷が付くことが多く、幹部を固い個所に擦り付ける為、傷が酷くなる事が有ります。

初めは白い腫瘍の様なものが体に出来始めます。

これは白点病に似ていますが、白い点の大きさが明らかに違います。

イカリムシは盛り上がる様な大きな白い粒が出来るので、それで区別をします。

イカリムシの治療法は、幼虫のうちは薬浴などが有効な様ですが、成虫には効かない事が多い様です。

その為成虫は、見つけたらピンセットや毛抜きで抜いてしまう事が一般的な様です。

しかしこの方法は金魚を傷つけてしまう可能性が高く、またイカリムシの頭部が金魚の体内に残ってしまう事も有りますので慎重に行う必要があります。

またイカリムシがエラや眼球近くに寄生している場合ですと、引き抜くときにエラの細胞を壊してしまったり、眼球を潰してしまう可能性も高いので、個所によっては行いにくい事が有ります。

イカリムシを引き抜いた金魚は、幹部に薬を塗る等して傷が生まない様にします。

また人によっては塩浴などをする人もいますので、金魚の様子次第で決めて下さい。

イカリムシは繁殖力も高く、特に夏場などは水草にも付いてしまう可能性があるので、酷い様ならば一度水槽をリセットする事も視野に入れてみて下さい。

3.ウオジラミ

ウオジラミもイカリムシ、白点虫と同じ位よく見かける寄生虫です。

ウオジラミは別名「チョウ症」とも呼ばれ、その名の通り「チョウ」と言う寄生虫によって引き起こされます。

ウオジラミは、5㎜程の大きさの白もしくは茶色の斑点の様な形で現れ始めます。

寄生されるとイガリムシの様に血を吸われてしまいますが、イガリムシとは違い、ウオジラミは金魚に毒を注入します。

その為金魚は衰弱が見られ、大きなストレスのせいで死亡する事も有ります。

ウオジラミは大きな寄生虫ですので、ピンセットなどで直接駆除する事も出来ます。

また専用の薬も販売されていますので薬浴などで駆除する事も可能です。

一般的には「リフィッシュ」や「トロピカルN」等の薬品を用いて薬浴や添加を行う方法が知られています。

しかしウオジラミの卵にはこれらの薬が効かず、しかも水槽やフィルター内にも卵を産み付けてしまう為、完全に駆除する為には機材を洗浄して水槽をリセットする必要があると言われています。

もしくは卵が全て孵化するまで根気よく薬の添加を行うか、どちらにせよ長い時間と根気が必要になる様です。

寄生虫が金魚の水槽に入ってくるのを予防しよう

金魚に棲みつく寄生虫は多くいますが、その中でも特に棲まれ易いのは上に挙げた3種が多いでしょう。

この3種の寄生虫はいずれも金魚にはよく見られるものなので、対策法や治療薬も出回っています。

しかし出来れば最初から寄生虫に掛かっては欲しくないですよね。

寄生虫の侵入経路は主に、水草、生餌、新しい個体を入れた時に一緒に付いてくるパターンが多い様です。

新しい金魚や水草を水槽に入れる際には、寄生虫を持ち込まない様に、予め薬浴をする、信頼できる熱帯魚ショップで購入するなどして、寄生虫の侵入リスクを減らす事を心掛けましょう。

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