犬を飼う際、犬種はもちろん、その犬の毛の色も選択肢に含まれることと思います。

毛の色によって、可愛く見えるのか、かっこよく見えるのかといったような見た目も、かなり違ってくるでしょう。

中でも毛が黒色の犬は、とてもかっこよく見える種類です。

そんな黒色の毛を持つ犬には、どのようなものがいるのでしょうか。

スキッパーキ

ベルギー原産の犬種です。

スピッツタイプで、日本語ではシッパーキと表されることもあります。

体重が3kg〜8kg、体高は28cm〜33cmで分類としては小型犬となります。

体つきは正方形に近く、少々ずんぐりとした体型をしています。

披毛は、二層構造となっています。

顔つきは、鼻先がシュッとしていて、どこかキツネに似たような表情をしています。

性格としては、愛想の良い性格をしています。

また、活発で好奇心旺盛で、非常に元気があります。

そのため、毎日の運動が必須な犬種となります。

警戒心が強い部分もあり、見知らぬ人とは距離を置く傾向があるため、しつけ次第では優れた番犬となります。

ムーディ

ハンガリー原産で、元々は牧羊犬として活躍していました。

現在でも、一部では牧羊犬として飼育されています。

体重は8kg〜13kg、体高は36cm〜51cmで、分類としては中型犬となります。

顔立ちは凛々しく、どこか日本犬に似ているところがあります。

ややウェーブやカールのかかった披毛をしています。

立ち耳がトレードマークで、目は小さめで茶色い瞳をしています。

性格は温厚で、飼い主に対しては忠実です。

頭が良く警戒心が強いため、護衛犬として優れた犬種です。

その頭の良さから、しつけの飲み込みも良く、比較的飼いやすい犬種となっています。

クロアチアン・シープドッグ

その名の通り、クロアチア原産の犬種で、先に記したムーディの先祖でもあります。

ムーディ同様、牧羊犬として飼育されてきました。

体重は13kg〜16kg、体高は39cm〜50cmで、分類としては中型犬となります。

容姿は、先祖ということもあり、ムーディに似ています。

耳は大きめで三角形の立ち耳をしており、目は小さめで琥珀色の瞳をしています。

性格は、飼い主に対しては忠実ですが、見知らぬ人とは距離を置く傾向があります。

また、活発で走り回ることが大好きなので、運動量を多く必要とします。

被毛は二層構造で、柔らかく密生した下毛と、

7~14cmほどの長さのカールした上毛になっています。

ベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダール

ベルギー原産の犬種で、牧羊犬として飼育されてきました。

体重は26kg前後、体高は雄と雌で異なり、56cm〜66cmと大きさに幅があります。

分類としては大型犬です。

体つきは正方形に近く、骨格はしっかりしており、引き締まった体型をしています。

耳は立ち耳で、目はやや小さめです。

披毛は、二層構造のロングコートになっています。

飼い主に対しては忠実な性格ですが、見知らぬ人に対しては距離を置き、時には攻撃的になってしまうこともあります。

身体能力は高く、多くの運動量を必要とします。

頭が良く、飼い主に忠実ということもあり、番犬としても最適です。

ジャイアント・シュナウザー

ドイツ原産の犬種で、元々は牛追いとして飼育されていましたが、現在では、ショードッグなどでも活躍しています。

体重は32kg〜35kg、体高は59cm〜70cmで、分類としては大型犬となります。

体格は非常に頑丈な骨格をしています。

長い眉毛や、口ひげ、顎ひげが特徴的です。

披毛は、柔らかい下毛と、針金のような上毛の二層構造となっています。

性格は、飼い主に対しては忠実で、非常に賢いです。

活動的で、なおかつ警戒心が強い一面も持ち合わせています。

その警戒心の強さから、警察犬などの現場でも活躍している個体もいます。

ブラック・ロシアン・テリア

ロシア原産で、軍や警察用の犬種です。

先に記したジャイアント・シュナウザーの血を強く受け継いだ犬種となります。

名前に「テリア」が付いていますが、テリア種ではありません。

体重は40kg〜65kg、体高は63cm〜75cmで、分類としては大型犬となります。

筋肉質で非常に骨太なガッチリとした体型をしています。

また、足は太くて長いです。

垂れ耳・垂れ尾ですが、尾は、短く断尾される場合もあります。

披毛は、ウェーブのかかったロングコートです。

性格は、飼い主に対してはとても忠実で頭も良いです。

しかし、警戒心が強く、知らない相手に対して心を開きにくいため、攻撃的にならないように、しつけの徹底が必要です。

黒い毛並みの代表的な犬種を知ろう

黒色の毛を持つ犬種の一部をご紹介しました。

他の毛色と違い、やはりカッコ良さが際立つのは黒色かと思います。

そもそもの犬種や、その子その子の性格もあるため、一概に黒色が良いと断定はできませんが、見た目のカッコ良さも重視したいという方は参考にしてみてはいかがでしょうか。