【スポッテッドガーの特徴】混泳・性格・寿命・価格・生態

最終更新日:2016年11月1日

最近は昔と違い、古代魚や輸入魚等の珍しい熱帯魚を飼育するアクアリストが非常に多くなっています。

スポッテッドガーも最近人気の熱帯魚のうちの1種です。

とてもカッコいい魚で、このスポッテッドガーを見てアクアリウムに興味を持った人もいる程です。

今回はこのスポッテッドガーについてご紹介します。

1.スポッテッドガーとは

スポッテッドガーはガー科に分類される魚で、北アメリカ原産の、所謂「古代魚」と呼ばれる魚の1種です。

古代魚とは「生きた化石」とも呼ばれるシーラカンス等と同じく、太古の昔から存在し、その姿を変えることなく存在してきた魚類のことを指します。

スポッテッドガーを始めとする「ガーパイク」と呼ばれるガー科の魚類たちは、2万年も前からその姿を変えることなく存在しています。

恐らくは白亜紀等の恐竜がいた時代に出現したのではないかと言われています。

スポッテッドガーの「ガー」とは槍を意味し、その名の通り槍のように細長い身体つきと尖った口が特徴的です。

ベタと同じく「ラビリンス器官」と呼ばれる空中から酸素を取り入れることができる呼吸器官を持っています。

そのため短時間であれば陸地でも生きることができ、低酸素状態の水槽でも過ごすことが可能です。


2.スポッテッドガーの生態

スポッテッドガーは同じガー科の魚類の中でもかなり小型の種類となります。

野生下でも90㎝~110㎝程度にしかならず、飼育下だと60㎝~70㎝位の個体が多いです。

体色はまるでヒョウを思わせる黄色の皮膚に茶色の模様が入っています。

個体によって細長い体に沿うように縦の模様が入ることもあって非常に美しく、恰好いい見た目をしています。

野生個体は元々水草の生い茂る流れの緩やかな河川域に生息しており、基本的には淡水域にしか生息しません。

ただ、汽水域でも観察されることが稀にあり、ガー科の仲間の中には海に進出する個体もいます。

食性は動物食性で、主に魚を捕食しますが、固い鱗のためか体があまり動かし難く、捕食行動があまり得意ではません。

スポッテッドガーは急激な水質や水温の変化には敏感です。

しかし、流石に何万年も姿を変えることなく生きてきただけのことはあって、非常に広範囲の水質や水温に適応できる順応性を持っています。

緩やかな変化であれば、他の魚が生息できないような悪環境でも適応して生きていける生命力とあります。

3.スポッテッドガーの性格

スポッテッドガーは肉食性の古代魚であるため、凶暴な性格をしているイメージがありますが、実際はそんなことはありません。

スポッテッドガーは非常に大人しくて温和な性格で、同じくらいの体の大きさの魚であれば混泳ができる程協調性があります。

肉食魚であるため、流石にメダカや金魚のような小さい魚とは混泳できません。

それを除けば、大人しくてスポッテッドガーを傷つけない温和な大型の魚とであれば、基本的にほとんどの種類と混泳が可能です。

しかし小型とは言えスポッテッドガーも成長すると大きくなりますので、混泳をするのであれば余程大きな水槽が必要となります。


4.スポッテッドガーの飼育

スポッテッドガーは非常に丈夫で飼い易く、体の大きささえ除けば初心者でも容易に飼育できるほど生命力の強い魚です。

病気にもほとんど掛からず、もしスポッテッドガーが病気になったり死んだりしたら、飼育者がいないか機材が壊れているかのどちらかだ、と言われるくらいです。

その丈夫さが伺えます。

しかしながらスポッテッドガーも稚魚の頃は水質や悪化や水温変化に弱く、成魚に比べると死亡率は高くなるようです。

そのためペットショップではスポッテッドガーは稚魚の方が安価で販売されていることが多いです。

ですがスポッテッドガーは成長速度が速く、正しく飼育していれば1年~2年程度で30㎝を超える程成長します。

このくらいの大きさになってしまえば容易に死ぬことはなくなるので、ある程度の知識を持つアクアリストであれば稚魚からでも飼育はできるでしょう。

5.スポッテッドガーの値段と寿命

スポッテッドガーは魚類の中でも非常に長寿で、自然界では8年~10年、飼育下では10年~15年程生きると言います。

長寿の上に体も大きくて、飼育には大型の水槽が必要になります。

飼育者の中には飼い切れずに湖などに放流してしまう人も多いようですので、きちんと最後まで飼育できるかよく考えた上で購入を検討しましょう。

スポッテッドガーは希少で高価な個体が多い古代魚の中にあって、人気の高さ故に流通量がかなり多く、比較的安価で購入できる個体も多くいます。

まだ数㎝の稚魚であれば1,000円~2,000円で購入できる個体もいます。

10㎝以上のものだと5,000円前後、既に成魚になったものだと数万円する場合もあります。

またブリード個体がワイルド個体かにもよって値段は変わり、一般的にはワイルド個体の方が高価ようです。

スポッテッドガーの特徴を知ろう

スポッテッドガーはガーパイクの中では小型で、飼育もし易く、値段も安価であるためアクアリストの間では非常に人気のある種類の古代魚です。

その飼育のしやすさと古代魚と言う物珍しさ故、飼育する人が多い種類です。

一方、安易な考えで飼育を始めて飼い切れなくなり放流してしまう飼育者が多いこともまた事実です。

スポッテッドガーの飼育を考えている方は、きちんと最後まで面倒が見られるかどうかを検討してから購入を決めましょう。

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