穏やかな巨人と称されることもあるメインクーンは、日本のみならず海外でも人気のある猫です。

原産はアメリカのメイン州で、オスの成猫だと7kgは優に超えます。

家猫としては非常に大きい種類ですが、そんなメインクーンの値段相場をご紹介します。

ペットショップの相場は15万円前後

血統書付のメインクーンは猫としては高価な部類に入り、ペットショップだと15万円前後します。

中には20万円前後のメインクーンを販売しているペットショップもあります。

ペットショップだと便利なのは、ローン支払いができる点です。

20万円前後もする高価なメインクーンを現金一括払いするのは大変なので、大手ペットショップでローン支払いするのも良いでしょう。

ペットショップも色々とあり、価格もやや異なるので比較してみると良いでしょう。

ショッピングセンターやホームセンターにも併設しているペットショップがありますが、専門のペットショップよりやや安めの個体を販売していることも多いです。

ホームセンターより専門のペットショップが良いという意見もありますが、一概にそうとは言い切れません。

それは、ホームセンターでもかなりしっかりとしたペットコーナーを持っているところがあるからです。

店によっては管理が行き届いているところもあれば、いい加減なところもあるので、衛生管理がしっかりしているところの方が良いでしょう。

衛生管理がいい加減なところで購入してしまい、すぐに病気になってしまったというケースもあります。

ただし、ペットショップやホームセンターだと人件費など様々な経費がかかっています。

同じ個体を購入するにしても、ブリーダーから直接購入するよりもペットショップは割高になります。

ブリーダーだとと7万円~30万円

ペットショップもブリーダーで繁殖させたメインクーンを仕入れて販売しています。

そのため、まったく同じ個体を購入する場合なら、ブリーダーから直で購入した方が割安になります。

相場価格には大きな開きがあり、中には7万円以下で販売しているブリーダーもいます。

しかし、かなり血統にこだわったメインクーンを繁殖しているブリーダーだと、30万円以上することもあります。

ペットショップでは一般的な顧客を相手にするため、15万円前後と比較的購入しやすい個体を揃えているのでしょう。

ブリーダーであれば、上の価格を見ればきりが無いのかもしれません。

ブリーダーから購入する場合、手渡しだと特別な費用はかかりませんが、遠方だと個体販売価格に加えて輸送代がかかるでしょう。

その辺りの金額を踏まえて比較する必要があります。

高いメインクーンは40万円以上

メインクーンの平均的な相場は15万円ですが、中には40万円以上もするかなり高級な個体もあります。

その金額を左右するのは、やはり血統です。

血統が良ければ産まれた子猫も販売価格が高くなります。

また、猫にはショータイプとペットタイプがありますが、ショータイプだと高くなります。

さらに希少価値のある毛色だと、販売価格も割高になります。

メインクーンはブラウンやシルバーの毛色が多いのですが、青っぽい毛色は非常に珍しいです。

さらに青っぽい毛色はメスが多く産まれるため、オスで青い毛色はより人気が高くなります。

ショータイプで親猫がチャンピオン、そして希少価値のある毛色だと最高級のメインクーンになるでしょう。

選び方ですが、筋肉がしっかりしていて被毛も艶があり、よく生えている個体が良いでしょう。

生後4ヶ月以上は5万円前後になることもある

かなり高級なイメージのあるメインクーンですが、実は5万円前後で購入できることもあります。

それは、子猫が成長してしまっているケースです。

猫は、やはり産まれてから早い月数で飼い始めるのがベストなので、成長すればするほど市場価格は下がってきます。

市場価値があるのはせいぜい生後3ヶ月までで、4ヶ月以降になると急激に価格が下がってきます。

割高なペットショップでも管理費がかかるため、価格を下げてでも早く売りきってしまいたいのです。

そのため、7万円や6万円といったメインクーンが売られていることもあります。

さらにブリーダーだともっと安く売ることもあり、5万円近くになることもあります。

懐かせるのも大変ですが、それでも良いというなら成猫のメインクーンを探してみるのも良いでしょう。

ネットだと様々な販売ルートがあるので、ブリーダー情報も探しやすいです。

ちなみに、メインクーンの原産国であるアメリカだと、ブリーダーから購入する場合は5万円以下になることもあります。

メインクーンを選ぶ時は値段と体調を見よう

メインクーンは猫の中でもやや高めな種類ですが、購入時期や販売ルートによっては5万円近くにまで値が下がることもあることが分かります。

ただ大事なのは、その猫がどのように産まれて管理されてきたということです。

金額も大事ですが、販売しているところが信頼できるところなのかどうかも見据えて選ぶようにしたいですね。