猫は健康でも目やにが溜まってしまいます。

また、目の病気になっていても、目やにが増えて固まってしまう場合もあります。

固まってしまう前に定期的にふき取ってあげる事が一番良いですが、万が一固まってしまって取りづらい時に、猫の目やにをキレイに取れる方法をご紹介します。

目やにを水でふやかす

水を染み込ませた柔らかいガーゼやコットン、またはアルコールの入っていないウェットティッシュなどを使って、目やにをこすりながら取るような感じではなく、優しく水で目やにを濡らすような感じで、つけていきます。

固まった目やにが湿ったらしばらく放っておいて、ふやけるのを待ちます。

ある程度ふやけたら、濡れたガーゼやコットンなどを使って優しく拭き取ります。

かなり頑固に固まっている目やには1度ではなかなか取りきることが難しいので、これを何度も繰り返していくうちにキレイに取れる場合が多いです。

目の中に水が入ると嫌がる子が多いですので、目に入らないように注意しながら目やにをとってあげましょう。

目やにを乾いたティッシュなどで拭き取る

何もつけずにそのまま手で取れる場合や、乾いたティッシュで取れる場合があります。

見た目は固まっていてカピカピになっている目やにでも、軽く触ってみるとポロっと取れたりします。

このように乾燥していて固まっている目やにだとそのままとれますし、頑固にひっついている目やにだと水でふやかしたりした方が良いです。

しかし湿っていて涙が混じったような目やにだと、最初は乾いたティッシュやガーゼなどを使って、拭き取ってあげる方が良いでしょう。

ただし、目やにが湿っていると目の周りの皮膚が炎症を起こしている場合もありますので、優しくゆっくりと拭き取ってあげることが大事です。

涙や膿でベタベタになりやすい子は、頻繁にティッシュやガーゼを使って優しく拭いてあげましょう。

あまりにも粘着性のある目やにだったり、拭き取った後もベタベタしているようなら、湿ったガーゼやコットンなどで拭き取ってあげましょう。

目薬を使いながら目やにを取る

固まっている目やにがあると、どうしても目や目の周りは炎症を起こしてしまっていることが多いです。

炎症を抑える目薬や、抗生物質の目薬を目に入れながら、流れてくる目薬の液で目ヤニをふやかします。

後は、水でふやかして取る方法と同じように、優しくとってあげましょう。

目薬だったら、目に入っても問題ないですし、目の炎症や目の周りの皮膚の炎症にもよく効きます。

しかし、自己判断で目薬を差すのではなく、目やにや涙が多いと目の病気になってしまっている場合もありますので、動物病院で診察を受けて、きちんとその子に合った目薬を処方してもらう方が良いです。

動物病院で目やにをとってもらう

家では嫌がってどうしても目やにが取れなかったり、色々な方法を試してみたりしても完全にはとれなかったり、固まっている目やにを自分で取ることがなかなか怖かったりすると思います。

そういう場合は、無理せずに動物病院へ連れて行くと、ちゃんと取ってくれるところが多いです。

目に近い所を触るという行為は、猫にはかなりのストレスになります。

家では逃げる場所があったり、飼い主に甘えが出てしまったりする場合が多いので、実際にはすごく嫌がり、逃げたり怒ったりする子が多いです。

それでも無理矢理目やにを取ろうとして、目を傷つけてしまう方が可哀想です。

そうなる前に動物病院で取ってもらう方が早い場合もあります。

はさみで切るのはNG

はさみで目やにと絡まった毛ごと切ってしまうやり方もありますが、この方法はやってはいけません。

短毛の猫よりも長毛の猫の方が目の周りの毛も長く、目やにと毛が絡まりやすいため、なかなかスムーズに取れない場合もあります。

嫌がったり急に動いて目に当たってしまったりするとケガをする可能性があるので、かなり危険です。

そのためはさみやコームなどを使ってとるというのはやめましょう。

猫の負担にならないように、目やにをとろう

家で固まってしまっている目やにをとる際、おとなしい猫では時間をかけずにとってあげられることができますが、嫌がってしまう猫ではとりにくかったり、時間がかなりかかってしまったりします。

どういう風にとってあげたら一番負担が少ないかを考え、飼っている猫の性格に合わせて、無理矢理取らず、優しく取ってあげましょう。