猫を祀る代表的な神社

最終更新日:2016年7月12日

全国には猫を祀っている神社がいくつかあります。

いったいなぜ、どんな経緯から猫を祀ることになったのでしょうか。気になりませんか?

今回は全国にある猫を神社の神様として祀っている場所についてご紹介します。

1.宮城県石巻市田代島 猫神社

石巻市にある田代島はテレビ番組「ひょっこりひょうたん島」のモデルになった島としても有名ですが、この島は島民の人口よりも住んでいる猫の数が多い「猫島」としても有名です。

島のいたるところで猫がくつろいでいる姿は最近ではよくテレビなどでとりあげられています。

この田代島には猫神社と呼ばれる神社があります。

この島では昔、漁に使うための岩を運んでいる最中に岩が崩れ、その岩によって猫が死んでしまったことがあったのです。

かわいそうに思った人がその猫を弔ったところ、漁に出れば大漁になり海での事故もなくなったそうです。

そのため、亡くなった猫は神様として猫神社に祀られるようになったと言われています。


2.京都金比羅神社内 木島神社

この神社では全国でもめずらしい狛犬ならぬ狛猫が神社の中にいます。

なぜこの狛猫が置かれるようになったんでしょうか。

この京丹後市峰山町はその昔、ちりめんの産地であり、養蚕が盛んに行われていました。

養蚕家にとっては蚕を荒らすねずみは天敵だったので、そのねずみを追い払ってくれる猫はとてもありがたい存在だったのです。

そして猫に頼る養蚕家や糸の商人たちの手によって神社に猫の像が奉納されることになったのでした。

この狛猫、右側にいる猫は普通の狛犬のようなポーズですが、左側にいる猫は足下に子供のような猫をかかえており、母親のように思えます。

猫好きの人もそうでない人もここを訪れた際には狛猫は必見です。

3.鹿児島県鹿児島市 仙巌園 猫神神社

仙巌園とは薩摩の藩主であった島津氏の別邸後と庭園なのですが、こんなところになぜ猫を神様として祀る神社があるのでしょうか。

豊臣秀吉が天下人だったころに、秀吉は島津義弘に朝鮮出兵を命じました。

義弘はその際に七匹の猫を連れて行きます。

この猫たちはなんと時計代わりとして連れて行かれました。

猫は瞳孔が時間によって変わるので、そこから時間を読み取ろうとしたのです。

しかし七匹の猫のうち、五匹は戦死してしまい、残ったのは二匹だけとなってしまいました。

これらの二匹の猫を祀ったのが猫神神社です。

すぐ近いところには「猫屋」という猫のグッズを販売しているところもあり、お札やお守りなどのおみやげを買うこともできます。


4.東京都立川市 阿豆佐味天神社

阿豆佐味天神社と書いてあずさみてん神社と読みます。

実はこの神社は別名「ねこ返し神社」とも呼ばれているのです。

いったいなぜそのような別名がつくことになったのでしょうか。

昔ある有名なジャズピアニストの方が、飼っている猫がいなくなってしまった際にこの神社に猫が帰ってきますように、と祈ったところ、本当に帰ってきました。

その後も何度か飼い猫がいなくなるたびお参りにくると猫が帰ってきたそうです。

そのことを雑誌に書くと全国の猫好きの人々がこの神社に訪れるようになりました。

今でも境内にはそのジャズピアニストの方の曲が流れています。

この神社にもめずらしい狛猫がいるので、訪れた際にはチェックしてみてください。

5.東京都台東区 今戸神社

こちらも東京都にある猫を祀る神社です。

この今戸神社はいたるところに猫の焼き物などが置いてあってかわいい雰囲気の神社であるほかに、あの「招き猫」の発祥の地とも言われています。

昔この地に住んでいた老婆が貧しさから自分の猫を捨てると、夢にその猫が現れ、「猫の自分の姿を人形にして売れば幸せになれる」と言いました。

そして老婆はその通りにし、猫の姿の焼き物を作り売り始めたところこれが評判になり、これが招き猫の発祥であると言われています。

この神社は招き猫のほかにも縁結びの神社として女性に人気があるほか、新撰組の沖田総司の最後の場所としても知られています。


6.山形県高畠町 犬の宮・猫の宮

ここは珍しく犬と猫を祀った場所で、こんな逸話があります。

昔この地で生活していた村人は役人に年貢として子供を差し出せと言われ困っていました。

役人はこの事は甲斐の三毛犬、四毛犬には伝えるなと言いましたが村人は甲斐の国へ行き、二匹を連れ帰ります。

そしてその二匹は役人と戦いますが役人は狸の化けた姿でした。

なんとか狸を倒したものの、やがて二匹の犬は死んでしまいました。

村人たちはこの犬たちを崇める対象とし、犬の宮ができました。

それから七十年後、村には子供のできない夫婦がおり子供の代わりに猫を飼っていましたがこの猫も死んでしまいます。

夫婦は観音様に祈り、新しい猫を授かりましたが、猫の目つきが異常に悪かったため首を切り落としてしまいます。

すると猫の首は天井に飛んでいき隠れていた大蛇を噛み殺しました。

この大蛇は七十年前の狸の怨念だったのです。

猫はずっと大蛇から夫婦を守っていたのでした。

夫婦は猫を手厚く供養し、それが現在の猫の宮になったと言われています。

興味がでたら猫を祀る神社へ実際に行ってみよう

ということで猫を祀っている神社をご紹介しました。

さまざまな理由から猫が祀られることになったんですんね。

行ってみたいなと思う場所はありましたでしょうか。

実際に行ってみなければ感じられないことも多いと思いますので気になった所があった方は実際に行ってみるのもいいと思います。

今回紹介した他にも猫を祀る神社はありますので気になった方はいろいろと調べてみてはいかがでしょうか。

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