猫が鼻水を垂らしている時に考えられる原因

猫が鼻水を垂らしている時の原因【鼻炎、歯の病気、目の病気】

最終更新日:2015年11月22日

皆さんはご自身の猫が鼻水を垂らしているのをご覧になったことはありますか?

鼻水と一口に言っても、サラサラのお水状のもの、血の混じった血膿のようなもの、黄白色のどろっとした粘液状のものなど性状は様々。

お鼻が乾いているときは体調が悪いときと言われるのは有名なお話です。

では鼻水が出る時はどういったことが考えられるのでしょうか。

そこで、猫が鼻水を垂らしている時に考えられる原因をご紹介します。


1.鼻炎

鼻炎の原因は様々です。

細菌性のもの、ウイルス性のもの、アレルギー性のものなどが考えられます。

それぞれ鼻水の性状も異なっており、アレルギー性のものやウイルス性のものはさらっとしたお水状の透明な鼻水、細菌性のものの場合どろっとした黄白色の鼻水が出る傾向があります。

特に猫の場合、猫伝染性鼻気管炎という病気が小さい猫でかかりやすいことが有名です。

この病気の場合、症状はなくなってもウイルスが体内に潜伏する形となるので、体調が悪かったり、疲れや妊娠など免疫力が低下していたりするときにそのウイルスが悪さをし、鼻炎を起こすことがあります。

その際は、速やかに抗生剤を飲んだり抗ウイルス効果のあるお注射を打ったり等の処置をすることが、早く回復する決め手となります。

そのためにも、ご自身の猫に幼猫期にそういった病歴があるのかどうか、もらった相手や購入先などで一度確認をし、把握をしておくと良いと思います。

また細菌性のものはウイルス性のものと同時期に混合感染として起こることも多く、種類によっては1年に一度接種する混合ワクチンの中に含まれているものもあります。

予防の一環として、そういったワクチンを打つことも効果的と言えるでしょう。

アレルギーであっても、検査によって色々なアレルゲンを判明させられるようになってきました。

よく食物アレルギーの子用のフードがあることなどは有名ですが、人間と同様花粉によるアレルギーも猫でもあり得ます。

毎年同じ季節に鼻水を垂らしたり、くしゃみをしたり等のお心当たりがある場合は、動物病院を受診されることをオススメします。


2.歯の病気からくる鼻水

一見お鼻とは関係のない「歯」という器官ですが、実は構造上大きく関係しています。

頭蓋骨には人間でも同様ですが、猫でも「副鼻腔」というぽっかりと空いた穴のような構造が存在します。

その副鼻腔でお鼻と歯、特に上あごの部分とつながる部分があります。

歯の汚れの「歯石」という石状の塊がたまりすぎることによって、歯肉炎という病気につながり、歯の根っこが腐ってしまったり、膿が溜まってしまったりというお話を聞いたことはありませんか?

この状態に陥り、症状が悪化すると、この副鼻腔に膿が溜まって、さらにお鼻から血膿のような鼻水が出てきます。

猫に歯みがきをすることは難しいですが、定期的に動物病院で歯石を取ったり、歯石のつきにくいようにするフードにしたりなど、予防をしていくことが大切になってきます。

それが難しい場合でも、お口の中を定期的にチェックし、変なにおいがしないか、歯石のつき具合はどうか、歯肉の色や状態はどうかということを把握しておくだけでも充分な予防となるでしょう。

3.目の病気からくる鼻水

歯の時と同様、一見鼻と関係のない器官の「目」ですが、実はこちらも密接な繋がりがあります。

お鼻側と目の涙の出る出口をつなぐ「鼻涙管」というものがあります。

例えば目の方で結膜炎等の感染症などが起こった場合、鼻涙管を通じて炎症や感染が波及してしまい、鼻水が出る場合があるのです。

特にこの現象は、鼻が短い種類のスコティッシュフォールドや、ブリティッシュショートヘアのような子たちに見られることが多いです。

この場合、鼻水に先駆けて、涙目になったり、黄色っぽい目やにが増えたりという症状が見られます。

お家の猫がこのような顔の形で、こういった目の症状が出た場合、やはり早めに動物病院で抗生剤の点眼薬を処方してもらい、点眼して治していくことが必要です。

また普段からも目からの感染を予防するためにも、常に目周りを清潔にするなど、衛生管理をすることも目の病気からの鼻水を予防する対策になると言えるでしょう。

猫の鼻水の原因を知ろう

前述のものは病気が原因のものをご紹介しましたが、もちろん緊張などの病気以外での原因で鼻水が出ることもあります。

また、病気であっても一時的なもので、すぐに鼻水が止まってしまうということもあります。

まずは少し様子を見て、止まるのであればその後も何か処置をするのでなく、継続して様子を見ることが一般的です。

ただすぐ止まっても繰り返したり、ずっと症状を繰り返してしまうということであれば、やはり動物病院を受診されるのが良いでしょう。

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