猫はとっても身だしなみに気を使っている動物で、1日に3時間以上も体をぺロペロと毛づくろいをしています。
自分の体を舐めることで毛玉を飲み込んでしまいますが、できるだけ毛玉を溜めてほしくはないですよね。
そこで今回は、猫の毛玉ケアの方法をご紹介します。
ブラッシング
猫は自分の身だしなみにとっても気を使っている動物で、いつでも体をキレイにしています。
そして猫はとても寒がりな動物なので、季節の変わり目には抜け毛などが多くなる猫もいます。
自分の体をぺロペロ舐めてキレイにしている時に、抜けた毛が体毛に絡まっているので飲み込んでしまうのです。
そこで、体についた抜け毛や、抜けそうな毛をあらかじめキレイにブラッシングすることで、猫が体を舐めても毛を食べることが少なくなります。
元々猫が毛を食べてしまう行動は本能としてもありますが、うまく排泄できないと病気になってしまう危険性もあります。
できるだけ猫が抜け毛を飲み込まないように、ブラッシングをしてあげることが大切です。
猫によってはブラッシングを嫌がったりしますが、素材や感触などが嫌いなことも考えられます。
ですので、猫に合うブラッシングを用意してあげましょう。
また、どの猫もやりすぎると嫌がるので、短めにブラッシングをして毛玉ケアをしてあげましょう。
シャンプーで洗ってあげる
猫用のシャンプーなどはペットショップで売られているので、なるべく臭いの少ないものを選ぶと良いでしょう。
シャンプーをするメリットとしては、抜けた毛が体についているのを落とすことだけではなく、ノミなどがいれば洗い落とせるので衛生面でも効果があることが挙げられます。
猫はキレイ好きなので体をキレイにしてあげて、なるべく臭いの残らないようにしっかりと洗い流してあげることが大切です。
シャンプーをする前には、必ずクシを通して抜け毛をあらかじめ落としてあげましょう。
抜け毛がついている状態で濡らしてしまったり、シャンプーをすると余計に毛玉が酷くなってしまいます。
全体にクシを通してからシャンプーをすることで、体もキレイになり毛玉ケアをすることもできます。
濡れた体はしっかりと乾かしてあげる
せっかくお風呂に入れてキレイにしてあげても、猫はすぐに嫌がってどこかに行こうとしてしまいます。
猫によって違いはありますが、ほとんどの猫がお風呂が苦手だったりするので、逃げ出そうとする猫もいます。
シャンプーをした後には、しっかりと洗い流して臭いが残らないようにしてあげましょう。
そして猫はブルブルと体を振って水気を飛ばしますが、それだけでは不十分です。
しっかりとタオルで乾かしてあげることが大切で、湿った状態ではまだ毛が絡まりやすい状態になっています。
できればしっかりと乾かしてあげて、ブラッシングをしてあげるところまでやりましょう。
濡れている体では、家の中に落ちている抜け毛やゴミがまた体についてしまいます。
しかも猫は自分の体をまたぺロペロ舐めて身だしなみを整えるので、せっかくキレイにしたのに毛玉になりやすくなり、逆効果となってしまいます。
シャンプーをした時には、しっかりと乾かしてあげるところまでしっかりとやることが毛玉ケアに繋がります。
毛玉用フードを食べさせる
猫の毛玉をケアする食べ物として、毛玉用フードがペットショップで売られています。
食物繊維が豊富に含まれている食べ物で、飲み込んでしまった毛を食物繊維が便と一緒に排泄してくれる効果があります。
猫は毛玉ができると吐くか便にして排泄するようになります。
自然と便から排泄することができれば、猫も吐かなくて済むので、できるだけ毛玉用フードで自然に毛玉を排泄させる方法が良いでしょう。
なるべく今まで食べていたキャットフードと混ぜないようにすると、効果が上がります。
しかし猫にっては食べ物が変わるとストレスとなる場合があるので、様子を見ながら混ぜて与えても良いでしょう。
混ぜてあげると多少効果が薄まりますが、それでも食物繊維をたくさん摂取することができるので、自然排便を促す効果も期待できます。
猫草を食べさせる
猫草は猫が好きな草のことで、食べると胃の中に貯まっている毛玉を吐くように促せる効果があります。
猫草は葉の先が尖っているので、それが食べた時に猫の胃を刺激して吐くようにしてくれます。
また猫草も食物繊維が豊富なので、そのまま排便を促す効果も期待でき、猫の毛玉ケアにはとても効果が期待できるのです。
猫によってはあまり吐かなかったり、頻繁に吐いたりと個体差もありますから、一度心配になったら猫草を食べさせて毛玉を吐くかどうかを確認してみるのも良いでしょう。
猫の毛玉ケアには猫草がとても効果的です。
普段から簡単にできる猫の毛玉ケアをしよう
猫の毛玉ケアには色々ありますが、猫が毛玉を吐いている姿は苦しそうであまり見たいものではありません。
できれば自然に排便として毛玉を排泄してもらいたいものですし、毛玉自体を作らせないようにケアをしてあげたいものです。
毛玉ケアをしっかりとして、猫の健康を守ってあげましょう。