猫のオスとメスとの違い。性格や行動などが違う

猫を飼うにあたって気になることと言えば、外見はもちろんですが、肝心は飼い主との相性です。

ペットショップで一目ぼれ、なんてよくある話ですよね。

ですがいざ可愛い子に出会ったとしても、家に連れて帰った後のことを考えて、決断できなかったりするものです。

今回はそんな猫の特性の違いを、性別に分けてご紹介します。

体格の違い

大人の猫は一般的にオスの方が体格が良く、筋肉質でしなやかな印象です。

一方のメスは小柄でやわらかく、ぬいぐるみのような印象を受けます。

体格差は同じ種類で比較して一回り程度異なり、オスの方ががっしりと頑丈です。

遊んでみてもオスの方が力が強いのがわかります。

そして体格が異なるということは、食事量も若干オスの方が多くなるということです。

オスを飼う場合にはエサ代にやや注意が必要です。

活動量の違い

猫はよく寝る生き物です。

特にメスは寝る時間が長く、下手をすると一日の大半を寝ていることがあるように思います。

夜行性のため昼間眠るのはわかりますが、夜間もわりに静かにしています。

その点オスは活動的で、夜中に遊び回る音で飼い主が起こされることもしばしばです。

走り回ったり、ジャンプしたりとダイナミックな動きが多いのがオスです。

この活動量の違いが、体格差や食事量に影響しています。

夜間睡眠を少しでも妨げられたくないと思えば、メスを迎え入れた方が良いのかもしれません。

性格の違い、オスはやんちゃ、メスはおとなしい

オスは大体遊びにも一生懸命で、遊び相手になると必死に遊びます。

もしかすると、家や家財の被害はオスの方が多いのかもしれません。

家の中で走り回ったり飛び跳ねては、柱を傷つけたりカーテンを破ったりと飼い主にとっては痛手ですね。

その点メスはどこか冷めているというか、おとなしい性格です。

遊んでも、暫くすると飽きてどこかへ行ってしまうか寝転んでしまうか。

飼い主が遊んでくれるなら遊ぶけど、放っておいてくれても構わないよ、といったような態度に感じることもあります。

オスは好奇心旺盛で、メスは慎重な性格であるとも言えます。

眠っていてもメスは割に小さい音に敏感で、耳を立てたり目を開けて周囲を確認しています。

そしてオスが誤って外へ逃げ出してしまったなんて時は、一つ二つ傷を付けて帰ってくることがあるかもしれませんので要注意です。

オスはかまってちゃん、メスはほっといてほしい

飼い主が帰宅した時の出迎え方にも差があり、オス猫の方が比較的しっぽを立てて玄関まで出迎えてくれる傾向が強いようです。

また、足元にすりついてくる甘えた行動もオスに多いようです。

一方のメスは、飼い主が帰っても定位置で毛づくろいしながら見る程度、といったこともあるかもしれません。

もちろん両者とも喉を鳴らして喜ぶこともあると思いますが、メスの方がクールで自立している印象を受けます。

エサ欲しさに甘えて寄ってきて、お腹が満たされればどこかへ行ってしまう、なんてことはメスを飼っていればよくあることです。

抱っこに関しても、比較的オスは甘えてきて、メスは早く離してくれと言わんばかりに暴れます。

甘えてくる猫をかまいたいと思えばオス、ちょっとつれなくてツンデレが好きならばメスがオススメです。

オスはマーキング、メスは鳴き声に注意

猫は発情期に入るとオスメスで全く違う動きをするものです。

オスはマーキングでオシッコをすることがあります。

元々猫は縄張り意識の強い生き物なので、トイレトレーニングも簡単で、一度臭いがついたらそこにしか排泄しない、基本的に失敗は少ないと言われていますが、繁殖期はそうもいかないことがあります。

カーペットやソファに頑固な臭いがつくとなかなか取れず、またそこでオシッコしてしまう、といったこともあります。

メスは発情期になると、オスを惹きつけようと鳴き声が酷くなります。

本能なのでその場で止めようがなく、夜な夜な鳴かれると、近所迷惑になりかねません。

予防策として動物病院での去勢・避妊手術があげられます。

手術を受けることによって、かかる病気のリスクを減らせる上、手術以降は全体的に性格がおとなしくなるといったこともあるようです。

手術代についても病院によってはオスメスで異なるようなので、事前に調べておくことをオススメします。

猫の個体差も当然ある

猫それぞれの個性もあったり種類によって異なる場合もあるため、性差はあくまでの印象で一概にこうとも言い切れません。

一緒に暮らし始めてだんだんと見えてきたり、環境によって次第に変化してくる猫をみるのも面白いものです。

飼い主の好みやライフスタイルに合わせて選ぶ参考にしてみてはいかがでしょうか。