飼い猫がうるさい時の対処法。なぜ夜などにニャーニャー鳴くのか

猫は犬とは違って静かな生き物だと思っている人も多いようですが、飼ってみると実は猫もかなりうるさく鳴く生き物です。

猫の性格や猫の種類によっても変わりますが、猫は大声で鳴くことで意思表示をすることもあるのです。

ですから、猫がうるさくて睡眠を妨害されたりすることも…。

そこで今回は飼っている猫がうるさい時の対処法をご紹介します。

猫の願望を叶える

猫が飼い主の側で鳴くのは、何かしてほしいことがあるからでしょう。

例えば、エサがない・遊んでほしい・寒い・熱い・危険が迫っている…など、猫が飼い主に何かをしてほしい場合に鳴いているのです。

そのため、猫が鳴いてうるさいのをやめさせるためには、猫が何を望んで鳴いているのか理解して、猫の願望を叶えてあげると猫は納得して鳴くのをやめるでしょう。

猫は鳴いて飼い主の気を引き、飼い主が猫の方を振り向いたら猫は誘導して何をしてほしいかその場所まで案内します。

おそらく、嘔吐や粗相などをしてしまって片づけてほしかったり、エサが食べたくてからになったエサ箱の前に案内したり…。

猫は表現豊かなので、猫が何を要求しているのか一緒に暮らしていて長かったらわかると思うので、自分のできる範囲で猫の要求していることを叶えてあげることで、猫がうるさくするのをやめてくれるでしょう。

ただし、猫は「鳴けば何でもしてくれる」と覚えて、さらに大きな声で鳴いて要求を叶えようしてしまうので注意が必要です。

避妊・去勢手術をする

猫は、発情期になると求婚のために独特の声で鳴きます。

その鳴き声は人間の赤ん坊のような声だったり、ミァオなどと本当に大きな響く声で永遠と鳴き続けます。

夜行性の猫は真夜中に発情期の鳴き声で鳴き続け、飼い主の睡眠を妨害するでしょう。

そんな発情期による鳴き声の対処法はただ一つで「手術」です。

避妊・去勢手術をすることによって猫は発情期に発情をしなくなります。

そのため、発情期独特の変な鳴き声で鳴くことがなくなったり、オス猫はマーキングなどをしなくなるでしょう。

飼い猫にとって発情期は精神的に負担になることが多く、手術は必ずしておくべきでしょう。

一般的に去勢手術は2万円~、避妊手術は4万円~と動物の治療の中でも少ない金額なので、猫がある程度大きくなったら繁殖期を迎える前に手術を受けさせておいたほうが良いでしょう。

万が一手術を済ませていない場合、猫が繁殖期でうるさくなった時は手術をすることで改善ができるので、動物病院で手術をしてもらいましょう。

無視する

夜中猫が遊んでほしくても人間がわざわざ起きて猫の遊びたい時間に遊ぶことはできませんし、猫がほしがるだけおやつやエサを与えてしまえば、肥満や病気の原因になって猫にも悪い影響を与えてしまうでしょう。

ある程度猫の要望に応えることは必要ですが、猫の要望に応えすぎても良くないのです。

そのため、猫がうるさくしても無視をすることも方法の一つです。

無視をしていると猫は鳴くだけでなく、触ったり舐めたりの実力行使に出ますが、それをずっと無視していると猫も諦めて眠ります。

猫は自分がお願いしても飼い主が聞いてくれないのが理解できれば諦めます。

猫は飼い主が猫の願いを聞けば聞くほど、鳴けばなんでもしてもらえると勘違いします。

そのため、無視をすることで猫が鳴いてもダメなことはダメなんだとしつけをすることができるのです。

猫は犬のように怒ったり褒めたりしてしつけをすることができないので、この「無視をする」というのが猫のしつけをできる唯一の方法なのかもしれません。

少し心苦しいですが、猫の要望でも応えられないものは少しうるさくても無視をして、猫にできないことを教えてあげましょう。

猫は頭の良い動物なので、鳴いてもやってくれないと分かれば、その日は諦めてしばらくすれば静かにしてくれるでしょう。

夜眠る前に猫を疲れさせる

猫は夜行性の動物なので、夜中に飼い主さんと遊びたくなることがあります。

ですので、真夜中や朝方に飼い主の上に乗ったり鳴いたりして遊んでもらおうとします。

その熱気は激しく、前項で紹介した「無視」するというのもなかなか困難です。

そうなる前にしておける対策は「夜眠る前にたくさん遊んであげ猫を疲れさせる」という方法です。

猫は一日に運動しなればならない運動量があり、猫がそれをできないとストレスが溜まって遊んでほしがります。

そのため、一日の必ず猫と遊んであげる時間を作ってあげる必要があるのです。

その時間にオススメなのが夜飼い主さんが眠る前です。

猫が飽きる・息が切れるまで運動エネルギーを発散させてあげることで、猫も飼い主も朝までぐっすり眠れるのです。

猫がうるさい原因を見つけて対処しよう

猫がうるさくなってしまうのにはしっかりと対処すべき原因があります。

猫は鳴くことで感情を表現しているのです。

それに気が付いてしっかりと原因を取り去ってあげましょう。