やきもちをやく猫

猫はツンデレなのでやきもちを焼かないと思ってはいませんか?

しかし、猫も実は「私も構って」とやきもちを焼くと言われているそうです。

いつもはツンデレな猫がやきもちを焼く姿はキュンとするものがありますね。

ですが、猫にとっては深刻な問題もあるとか。

そこで今回は猫がやきもちをやいている時に見せる行動をご紹介します。

飼い主に興味を示さなくなる

普段は猫の方にばかりかまってあげていたのに、恋人ができたり、他の動物を飼いだしたりして猫にかまってあげられなくなると、猫は違和感を感じてしまうでしょう。

それが嫉妬という感情であるならば、猫はわざと飼い主を振り向かせようとして、甘えるのをやめたり興味を示さなくなってしまったりするようです。

普段は同じベッドで一緒に眠っているのに違う部屋で寝るようになったり、いつもは膝の上が一番のくつろぎスペースだったのに膝の上に乗ってこなくなったり。

わざと距離を取るというのも猫らしいかもしれません。

ですが、何らかの原因で猫が構ってもらえないことに対して嫉妬をしているのであれば悲しいことなので、できるだけスキンシップを取ってあげる・構ってあげると良いでしょう。

アピールしてくる

猫も、性格によってはアピールが得意な子もいます。

例えば、エサやおやつが欲しいときにスマホと飼い主の間に入って邪魔をしたり、場合によっては足や手などに噛みついてアピールする子もいるそうです。

恋人ができたり仕事が忙しくなってかまってあげられなくなったり、他の動物を飼うなどしてかまってあげられないとき、猫が飼い主にくっついて離れない・乗っかったり舐めたりしてアピールをするでしょう。

エサや遊んでほしいなど猫に要望がないにも関わらず、猫からのアピールやスキンシップが多い場合は、やきもちからの行動だとみても良いでしょう。

甘えるのが大好きで寂しがりやな猫であれば、飼い主に構ってもらえなくなってしまったことで違和感を覚えて、「やきもち」と似たような行動をとるのかもしれません。

脱毛が起きる

猫がやきもちを焼くということを断定はできませんが、後輩猫を迎えたり仕事などでかまってあげられなくなったりすると、猫にストレスが溜まってしまうようです。

猫はストレスが溜まると、グルーミングと呼ばれる毛づくろいをして心をリラックスさせようとします。

グルーミングは普段猫が身体をキレイにするために一日数回行うものですが、ストレスが多くなると心を落ち着けようとして頻繁に行ってしまうようです。

そうすると、同じ場所を何度もグルーミングすることで必要な分の毛も抜けてしまい、脱毛が起こってしまいます。

特に、弱点であるお腹の毛などは脱毛しやすいため、猫の身体に毛がない部分があればストレスが溜まってしまっている証拠かもしれません。

猫に「あの子の方が構ってもらっていてずるい」という人間のような嫉妬あるかどうかはわかりませんが、「今まで通り飼い主が接してくれないことに対する不満・ストレス」というのは猫の体調や態度に露骨に現れるでしょう。

脱毛の前の段階として「よくグルーミングをする」というのがあるそうなので、見るたびに猫がグルーミング(毛づくろい)をしていたらそれはやきもちをしているサインかもしれませんね。

問題行動を起こす

猫は人間のことをよく見ているものです。

人間と長く暮らしている猫になってくると、人間のリアクションが面白いからいたずらをしたりする子もいるのだとか…。

そのため、何かにやきもちを焼いていて「私にもかまってほしい」と猫が思ってしまった場合、問題行動を起こして飼い主の気を引き付けようとする猫もいます。

問題行動はそれぞれですが、普段はいたずらしないような場所で走り回ってものを落としたり、ストレスが原因で「異食症」のような精神的な病を引き起こしてしまうこともあります。

問題行動は猫自身にも人間にとっても良くないことなので、猫が問題行動を起こしたのであれば、人間が猫に配慮をして猫が暮らしやすい生活を守ってあげましょう。

暴力的な問題行動だけでなく、ハングリーストライキを含めた「元気がなくなる」といった猫の体調を心配させるものもあるので、要注意です。

猫にやきもちを焼かせないように構ってあげよう

猫がやきもちを焼いたときには、飼い主に構ってもらえるような行動をとります。

「猫は構わなくても良い」という迷信を信じている方が多いですが、猫も毎日の運動(遊び)とスキンシップは必要な生き物です。

放っておいても大丈夫などという考えは止めた方が良さそうです。