くりくりとした目と丸っこいその体で人気のポメラニアン。

犬を飼うときはその犬種の特徴をよく把握しておく必要がありますが、ポメラニアンは特に特徴を把握しておかないといけない犬と言えます。

可愛いだけじゃない、ポメラニアンならではの特徴をしっかり把握して、その特徴も全て愛して一緒に楽しい生活を過ごしたいですね。

見た目に似合わず勇敢な性格

ポメラニアンはその可愛らしいくりくりとした目や、丸っこくてふんわりとした風貌から、ひ弱なイメージがあります。

しかし、それは誤解です。

ポメラニアンはとても勇敢で芯がある犬です。

ポメラニアンの祖先は寒冷地でソリを引くような過酷な状況を生き抜いてきました。

その血を受け継いでいるポメラニアンは、多少の事では動じることはなく、どんな敵にも立ち向かっていくのです。

雷などの大きな音がしても気にせずに寝ていたり、散歩中に自分よりはるかに大きな犬と遭遇した時でも臆すること無く吠え立てて立ち向かうのも、このよう性格のためしょう。

初めて飼う際は、想像してもいなかったその勇敢な性格に少し手を焼いてしまうかもしれませんので、覚悟しておいた方が良いかもしれませんね。

ストレートに感情表現をするよく吠える犬

ポメラニアンはポジティブで素直な性格をしています。

遊んで欲しい時にはストレートに主張してくる可愛い犬です。

かまって欲しいと飼い主にまとわり付いてくるなど、気持ちを素直にアピールしてきます。

他の犬とも遊びたがります。

散歩中に他の犬と遭遇すると、初めこそは吠えるかもしれませんが、比較的すぐに仲良くなって遊びだすのではないでしょうか。

遊んで欲しい時だけではなく、お腹が空いたり、食べ物を見つけた時は必死に食べようとします。

うさぎに食べさせもらえるまで、一生懸命に飼い主にアピールしてきます。

きっと食べさせてもらえるはずだと、前向きに考える性格のようです。

そんな前向きで必死な仕草も可愛いくて人気の要因の一つなのでしょう。

ただポジティブで感情表現が豊かなせいか、どうしても吠えることが多い犬です。

マンションなどで飼う際には十分に注意しなければならないでしょう。

毛の手入れは少し大変です

もうその見た目から薄々想像はつきますが、ポメラニアンは毛の手入れが大変です。

ポメラニアンの毛は長目で、さらにしなやかな毛質です。

そのような毛質のため、どうしても玉ができやすいのです。

比較的短いスパンでブラッシングなどの手入れをしてあげないと、太ももの付近を中心に毛が絡みだしてくるでしょう。

ただ、ちょっと感情の起伏が激しいポメラニアンですから、ブラッシングなど手入れをしようとすると、唸り声をあげて露骨に嫌がることもあります。

それでも放っておくと毛の絡み方が収集がつかなくなりますので、嫌がられてもしっかりお手入れをしてあげるようにしなくてはなりません。

虫歯には気をつける必要がある

犬の寿命が長くなるにつれて、注意しなくてはいけないのが歯の健康です。

犬も人間と同様に歯石が溜まったり、歯周病になってしまったりします。

そこで最近では犬の歯磨きにもしっかり気を配るように、飼い主も気をつけるようになってきました。

ポメラニアンは特にこの歯の健康には注意してあげなくてはなりません。

実はポメラニアンはその歯の構造的に、食べ物が詰まりやすい犬種と言われています。

そのため、自宅でしっかりと歯磨きをしてあげる必要があるでしょう。

ただ、ポメラニアンに限らないことですが、歯磨きを嫌がる犬が多いというのも事実です。

もしも嫌がって、自宅で歯磨きをすることができないという場合は、トリミングなどの際に一緒に歯も磨いてもらうようにしましょう。

少し面倒なことかもしれませんが、少しでも気持ちよく長生きしてもうらためにはどうしても必要なことです。

やんちゃだけど実はひ弱なポメラニアン

好奇心旺盛で、気になった物があったら必死で追いかけるポメラニアンですが、実はあまり骨が丈夫な方ではありません。

目に入ったものを夢中で追いかけるので、家の中の様々な物にぶつかったり、時には転んでしまってしまうこともあります。

ですので、骨があまり強くないとうことを念頭に入れて、痛がっていないかどうかしっかり様子を見てあげましょう。

もしも痛そうにしていたら、早目に動物病院に連れて行ってあげた方が良いでしょう。

ポメラニアンの体調に気を付けよう

その愛くるしい姿からは想像がつかないほどに勇敢で元気のあるポメラニアンは、一緒に暮らしていると沢山の笑いと喜びを与えてくれる愛すべき犬種です。

ただ、ちょっとデリケートだったり、か弱い所があるということも忘れないであげてください。

勇敢で元気があるからこそ、時に怪我をしてしまったりすることもあります。

元気で駆け回るポメラニアンと一緒に楽しむのはもちろんですが、常にその様子をケアしてあげたいものです。

できるだけ長く一緒に楽しく過ごすためにはどうしても必要なことでしょう。