老犬との遊び方6つ。老犬と上手に遊ぼう

飼い犬が年老いてくると、これまで興味を示していたものに関心を持たなくなってきたり、歩くことも困難なために寝たきりになってしまうこともあります。

少しでも元気に長生きしてもらうために、老犬でも楽しめるような遊びを知っておくことが大切です。

基本は老犬と歩くこと

犬も年老いてくれば、外出もしたがらなくなってきます。

かといって歩かなくなると足腰が弱ってくるので、極力散歩をすることが大切です。

そこで犬が少しでも興味を持つように、新しい道を歩くなどの工夫をすれば、遊び感覚で犬も楽しむことができます。

ただし気をつけることとしては、コンクリートやアスファルトをなるべく避けて、足に負荷がかからないようにすることです。

また長時間歩くと疲れるので、短い時間で回数を増やすような工夫も必要となります。

無理をせずに長続きできるように、また色々な刺激を受けられるような景色の中で歩くようにすることも大切です。

ボール遊び

ボール遊びは犬にとって基本的な遊びです。

けれども老犬となると、足腰に負担がかからないようにすることが大事です。

まずボールを投げたら、完全に止まってから取りに行くようにサインを出すことが大切です。

ボールが動いていると、緩急をつけた走りが必要となり、その分負担がかかるからです。

また、室内で遊ぶ場合にはボールの中におやつを入れることができるものがあります。

これを与えてあげると、中のおやつを取り出そうとして色々と転がすようになります。

嗅覚なども刺激されるので、ボケの防止のためにも格好の遊びとなります。

宝探し

老犬の好きなおもちゃやおやつを部屋の中に隠しておいて、それを探す遊びも色々な刺激を与えられる遊びになります。

嗅覚や視覚を使うことによって脳を刺激することも老犬にとってはプラスとなります。

最初のうちは無理をしないように、すぐに見つかる場所においておくことが大切です。

難しいところに隠してしまうと、興味を無くしてしまう場合があるからです。

慣れてきたらソファの下に隠したりカーテンの後ろに置いたりと難易度を上げていくことにより、犬も次第にやる気を高めていくようになります。

かくれんぼ

おもちゃにも興味を示さなくなってきたような場合、飼い主自身が隠れて犬に呼びかけると探してくれます。

見つけたら褒めてあげたり、おやつをあげたりすることによって、次第にやる気を出すようになります。

何事にも興味を示さなくなる中で、どのように関心を持ってもらうようにするかを工夫することがポイントとなります。

引っ張りっこ

室内で簡単に遊べるのが、引っ張りっこです。

愛犬の好きなおもちゃ、例えばぬいぐるみ等を噛ませて引っ張るものです。

犬が引っ張ってきたら、適度の力でさらに引っ張ります。

顎を鍛えることでもボケを防止することができます。

また、歩行が困難な犬であってもできる遊びなので喜ばせることができます。

とにかく変化と刺激を与えることが大事なので、引っ張り方を変えるなどの変化を与えることも効果があります。

疲れが見られるようになったら切り上げることも大切です。

犬が自分から飽きることもありますが、時に無理して遊び続けることもあるので、飼い主が様子を見ながら終わりにすることも必要というわけです。

注意すること

老犬との遊びでは気をつけることが色々とあります。

まず犬はかなり我慢強い生き物であるということを知っておくことです。

散歩などでも、まだ歩けるからと長く続けてしまうと、疲労はかなり蓄積されていきます。

足腰への負担も増えていくので、時間は短く決めておくことが大切です。

そして少しの時間であっても必ずコンスタントに続けることです。

犬は外の世界における匂いの確認やすれ違う犬の確認など様々な確認作業を行うことで、精神状態を保っているものです。

もし歩くことができなくなったとしたら、犬のためのベビーカーなどで連れ出すことも必要となります。

そしてなるべくスキンシップを取ることが大切です。

五感を通して刺激を受けることが必要なのは人間と同じです。

刺激を受けることによってボケを防止することができますし、好奇心を失わないようにすることで気力を保ってことができるようになります。

また、自分の愛犬のクセを知っておくことも大切です。

自分では意思表示できなくても、好きなものを身近に置いたり連れて行くことが必要です。

老犬と上手に遊ぼう

老犬は動かなくなれば、さらに体が動かなくなってしまいます。

遊びは体を動かしてあげることができる有効な手段となります。

少しでも興味を持ってもらうように工夫して、なおかつ負担をかけないようにいたわることが大事です。

何よりもなるべくスキンシップを取って、刺激を与えてあげることが必要です。

少しでも多くのことに興味を持ち続けることができるように考えてあげることがポイントとなります。