シリカゲルを犬が誤飲してしまったら。飲んですぐの行動が大切

最終更新日:2016年6月8日

子犬や若い犬は好奇心が旺盛で何にでも興味を持って、遊んでるうちに口に入れてしまったり飲み込んでしまったりしてしまうという事があります。

中にはすぐに吐き出さなければいけないものもあります。

今回はお菓子等によく使われている乾燥剤「シリカゲル」を犬が飲み込んでしまったときの症状や対処法についてご紹介します。

1.シリカゲルを飲み込んでしまった場合

犬の誤飲事故で意外と多いのが乾燥剤を飲み込んでしまったというものですが、シリカゲルに関しては、「大量に飲み込まない限りは特別な処置は必要ない」ということです。

シリカゲルは体に吸収されない物質でできており、通常であれば時間の経過と共に便と一緒に体の外に出ていきます。

人がシリカゲルを飲んでしまった時の危険な量が15g/kgと言われています。

犬は人間より体重が少ないので注意は必要ですが、それにしても相当な量を飲み込む必要があります。


2.シリカゲルを飲んだ時の症状と対処法

少量であればそのまま体の外に出ていきます。

しかし、粘膜にびらん(ただれてしまうこと)を起こすことがあるので、間違ってシリカゲルを飲んでしまった場合には、お水を多めに飲ませて様子を見てあげましょう。

そして、何か犬に症状が見られた場合は、病院で診てもらいましょう

犬の誤飲の対処で、「塩を飲ませて吐かせる」という方法が紹介されていることがありますが、塩は一度に大量に飲むとナトリウム中毒を引き起こし、かえって危険な状態になってしまうことがあります。

無理に塩を飲ませて吐かせるという方法は安易にしない方が良いでしょう

3.シリカゲルと他の乾燥剤では対処が違う

シリカゲルの誤飲はそれほど心配はないとのことですが、乾燥剤に使われているのはシリカゲルだけではありません。

中には犬の体に有害なものもあります。

脱酸素剤となっているものは主成分が鉄分でできており、あまり犬の体に害のあるものではありませんが、塩化カルシウムや生石灰と書かれているものは、水分を吸収して発熱するため、胃や口の中が火傷をしたり、出血してしまうことがあります。

もしこの2つを飲み込んでしまったら、お水や牛乳を吐かない程度に飲ませてすぐ動物病院に連れて行ってあげましょう。


4.吐き出させた方が良いのか

誤飲してしまったものの中には、すぐに吐き出した方が良いもの、吐き出すと良くないものがあります。

シリカゲルに関しては腸から吸収されないため、時間が経てば便と一緒に出てきます。

塩化カルシウムや生石灰の場合は水分を吸収し発熱して、火傷を引き起こしてしまう恐れがあります。

万が一飲み込んでしまった場合は、胃の粘膜を保護するため、水や牛乳を飲ませて病院に行ってください。

吐き出だせようとすると、吐き出す過程でまた食道を通らなくてはいけないため、食道の粘膜を傷つけてしまうので吐き出せない方が良い場合があります。

また、犬が誤飲してしまった時の対処法として、塩を大量に飲ませて吐かせるという方法が紹介されていることがありますが、犬が塩を飲み込んだまま吐かなかった場合、血液の中のナトリウム濃度が急激に上昇してしまい、非常に危険な食塩中毒と呼ばれる状態になってしまうことがあります。

犬の食塩の致死量は4g/kgと言われており、3~4kgの犬なら、ティースプーン1杯の塩を飲んだだけで、死亡してしまう危険があります。

そのため、塩を飲ませるといった対処は慎重にしなければならず、危険性の低いものを飲み込んだ場合なら、吐かせない方が良い場合の方が多いのです。

特に持病がある犬や高齢犬、体の小さい子犬は気を付けなければいけません。

5.病院に行く場合には何を、どれくらい前に、どのぐらいの量飲んだかが大事

もし何を飲み込んだかがわからなく、どうしたら良いのかわからない場合は、まずその製品の製造元に問い合わせ、どんな乾燥剤を使っているのか聞いてみましょう。

多分大丈夫・・・で危険なことになってしまうこともあるので、自己判断は止めて、電話で動物病院に聞いてみて、対処法の指示を仰ぎましょう。

誤飲してしまったものの中には、すぐに吐き出した方が良いもの、吐き出すと良くないものがあります。

シリカゲルの場合は慌てずに様子を見よう

飲み込んだものが確実に「シリカゲル」であるとわかっている場合は、かなりの量を飲み込んでいなければ水分を多めに摂らせて様子を見て大丈夫ですが、シリカゲル以外の乾燥剤や、なんの乾燥剤を飲み込んでしまったかわからない場合は、まず乾燥剤の特定を急ぎ、動物病院の指示を仰ぎましょう。

そして、なにより好奇心旺盛な子犬は口が届くところにあるものはなんでも口にしてしまいます。

子犬の安全のためには、犬の口に届く場所には危険なものを置かないように徹底しましょう。

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