捨て犬を拾った時の対処法5つ。捨て犬を拾ったらまずは動物病院へ

残念ながら日本でもまだ「犬を捨てる」人は多くいて、捨て犬を拾うという経験をすることになるかもしれません。

神社やゴミ捨て場などで段ボールなどに入った子犬を拾ってしまったら、どうすればいいのでしょうか。

いざ、子犬を拾ったときにさっと対処をできれば、犬を救うことができるかもしれません。

そこで、捨て犬を拾ったときの対処法をご紹介します。

捨て犬が健康かどうかチェックする

捨て犬を拾った場合に、まずチェックしたいのは「健康かどうか」です。

特に子犬は弱りやすく、捨てられてしまってから時間がたっているとお腹がすいて衰弱していたり、カラスや猫に襲われてケガをしている可能性もあります。

そのため、捨て犬を拾ったらまずはケガをしていないか、具合が悪くないかを確認してあげます。

元気なようならすぐに動物病院に駆け込まなくても大丈夫なので、ぬるま湯でお風呂にいれてシャワーをしてあげ、犬用のミルクやドライフードをふやかしたものなどを用意してあげましょう。

ただし、予防接種などもあるため近々動物病院に行くようにしましょう。

SNSなどで飼える人を探す

自分では拾った犬を飼えない場合は、拾った人が新しく犬を飼うことができる人を探しましょう。

例えば、自分の実家や祖父母の家や親せきなど、犬を飼える環境をもっていて自分もちょくちょく犬に会いに行ける環境があるとより良いでしょう。

しかし、それもダメだった場合はSNSなどで友達へ、友達からその友達へと、どんどん犬を飼える人犬を飼いたいと思っている人を探してもらいましょう。

そうすることで、犬にとって最良の環境を見つけることができ、また捨てられたり保健所で処分されることを防ぐことができるます。

ただ、SNSなどで募集をする場合は、犬を虐待する目的で犬を受け取ったり、責任感を持たずにまた捨てたり、保健所に連れて行ってしまったり人がいるので自分で犬を譲っても良いかどうか見極める必要があるでしょう。

最善なのは、やはり親せきや自分の実家などで飼うことなので、一度「無理」と言われても食い下がって自分で面倒をみる覚悟でいましょう。

ボランティア団体に委託する

ネットなどで探すと、捨て犬などを保護してそのネットワークで飼ってくれる人を探してくれる団体などがあります。

そういったボランティアのところには犬を飼いたい人が集まるので飼い主が見つかりやすく、子犬であったり、予防接種や避妊去勢手術が住んでいるとなお、貰い手が早く見つかりやすいです。

さらには、家族連れなどを優先するため、譲った犬が虐待などに苦しむ可能性も低いのです。

ですので、自分で探しても貰い手が見つからない場合は、こういった保護団体のボランティアなどに任せてみるのも良いでしょう。

その際には、子犬をそのまま持っていくのではなく、お風呂に入れたり動物病院で検査などをしていると譲り先が見つかりやすいのでオススメです。

ただ、子犬と一緒にいる時間が長いと、子犬が寂しがってなかなか他の人間に懐かなくなってしまう可能性があるので注意しましょう。

動物病院に連れていく

動物病院によっては、お金を払うと譲り先を探してくれるところもあります。

動物病院は保護団体などともつながりが深く、個人で探すよりも早く譲り先が見つかるかもしれません。

動物病院であれば、子犬の保護や正しい飼育もしてもらえますし、何よりも獣医さんや獣医看護師さんがそばにいるのは安心ですね。

さらに、自分で飼おうと考えている方は、動物病院で体に異常が無いかなどの検査をしてもらったうえで、年齢に達していれば予防接種や登録をすることができますし、犬を飼うのが初めての方であれば、エサの上げ方から育て方まで教わることができるでしょう。

動物病院ではエサやおやつを購入することもできますし、避妊去勢手術をする際にも必ず訪れるので、子犬のうちに行っておいて損はないでしょう。

捨て犬を拾ったら、飼う飼わない関係なく動物病院に連れていきましょう。

人間とは違って保険がきかないので少し割高ではありますが、犬を拾った責任として必ず動物病院に受診しましょう。

動物愛護保護センターに連れていく

動物愛護とは書いてありますが、その多くが保健所と呼ばれる犬や猫を殺処分する施設です。

ただ、こういった動物愛護センターには、動物を救いたいという気持ちで犬や猫を飼いたいと考えている人が譲ってもらうために来ることがあり、手があいたボランティア団体が犬や猫を殺処分から保護のために受け取りに来るでしょう。

そのため、子犬であれば助かることもあり得ます。

ただ、その多くが殺処分されてしまうというのが現実です。

捨て犬を拾ったらまずは動物病院へ行こう

犬を拾ったらその時点で責任が発生します。

飼うにしても譲るにしても、責任をもって最後まで面倒も見ましょう。

間違っても犬をお腹の山奥に放したり、また同じ場所に捨てるのはしないようにしましょう。