ペットの中で犬や猫に比べて世話の手間がかからない、と考える人が多いのが鳥です。

キレイな愛らしい姿や鳴き声を楽しむのがメインで、犬や猫ほど飼い主の注目を必要としないと考えている人も多いでしょう。

でも実際に鳥と暮らしてみると、時には犬や猫以上に手がかかることもあるということがわかります。

そこで今回は鳥を飼っていると困ることについてご紹介します。

鳥を診察してくれる医療機関が少ない

身体が小さいということもあって、鳥を診察してくれる獣医さんはなかなかいません。

鳥を扱っているペットショップやホームセンターでもお世話している人が医療知識を持っているとは限りません。

ちょっとした風邪を引いてしまったという場合でも適切な処置をしてもらうことができなくて、生命に関わる重大事になってしまうことが多いのです。

鳥と暮らすことに決めたら、愛鳥家のコミュニティに参加したりネットを駆使したりして「まさかの時のためのお医者さん」を探すという手間がかかるのです。

運よく見つかれば定期的な健康診断に通うなど、愛鳥のための主治医ともなじみになっておくといいでしょう。

愛鳥を移動に慣らすための訓練や、お出かけ用のキャリーなどの準備も怠ってはいけません。

窓やドアの開閉に注意が必要

手乗りに訓練した鳥の場合でも何らかの拍子に開いている窓から飛び出してしまったりすることがよくあります。

一旦外に出てしまうと、鳥自身もパニックになっていることもあって飼い主の元に帰ってくるのはなかなか簡単なことではありません。

放鳥していることに気が付かなかった家族が、普通にドアや戸棚の戸を閉める、という行為でも事故が起こりえます。

鳥、といえば移動は空中を飛ぶのが普通、と思っていると事故の元になります。

手乗り文鳥など人の後について歩いたりすることのある鳥を踏みつけてしまう、ということがあるからです。

鳥のエサなどで部屋が汚れる

身体の小さい鳥でもエサの食べ散らかしはびっくりするくらいの量があります。

栄養価の高いエサ・鳥にとって食べる楽しみもあるエサなどを追及すると、どうしてもムキエタイプではなくて、殻付きのエサになるからです。

鳥によっては好物を探すためにわざとエサ箱の中のエサをまき散らしたりすることがあります。

換羽(羽の抜け替わり)時期の抜けた羽、水浴びの水が飛び散る・手乗りの場合は放鳥時のフンの始末なども見過ごせません。

鳥の種類によっては脂粉(フケのような白っぽい粉)がたくさん出るタイプの鳥もあり、空気清浄機が必用になったりします。

今までアレルギー症状に縁のなかった人でも、鳥の脂粉がきっかけでアレルギーがでることもあります。

泣く泣く愛鳥を手放すことになった、という話も珍しくありません。

掃除は小まめにするようにしましょう。

鳥の鳴き声がうるさい

身体の小さい種類でも鳥の声は割合よく響きます。

人間側が「休日だからゆっくり寝ていよう」と思っても、鳥にはそんな事情は理解できません。

朝のいつもの時間になれば起き出して鳴くのは当たり前のことです。

外のスズメなどの野鳥の声がしたり、新聞屋さんの配達の音・家族の誰かが起きていて動いている音などを聞くと「自分も起きている」ということを主張して鳴きだすこともよくあります。

飼い主にとっては苦にならなくても一旦気にすると耳障りな「騒音」とされることがあります。

鳥の飼育に必用なものを購入するのに手間がかかる

最近はホームセンターやスーパーなど、ペットショップでないお店でもエサやおやつなどペット関連の商品を購入することができます。

それでも「鳥関連」と思って探すと案外見つからないのが現状です。

犬・猫・うさぎや金魚の用品まであるのに鳥関連のものがない、ということもあります。

以前と違って、鳥のエサは1種類しか選択肢がない、というものではありません。

飼っている鳥の種類・大きさ・年齢などによってペレットやシード類、ビタミン剤など色々なものがあります。

可愛がっている鳥に少しでも身体にいい、美味しいものを与えたいと思うのは飼い主なら当たり前でしょう。

でも犬や猫に比べると自分の欲しいものはネットで注文したり、大都市の専門店でないと手に入らないということが多いのです。

鳥を預かってくれるペットホテルを探すのが難しい

犬や猫を預かってくれるペットホテルはたくさんありますが、鳥となるとまだまだ少ないのが現状です。

あってもどのくらいの世話をしてくれるのか(毎日放鳥してくれるのか・ケージの清掃は毎日してくれるのかなど)もはっきりとした基準がありません。

また、本来は天敵である犬や猫などと同じ空間で過ごすことは鳥にとってストレスにもなりやすいものです。

友人や親せきに預ける、としても預かってくれる人に鳥の世話の経験がないとうっかり逃がしてしまったり、鳥が緊張してストレスをためたりということもあります。

公共交通機関では「ペットの持ち込み」に対しての基準がありますが、基本的に犬・猫などが中心です。

特に飛行機ではペットは貨物室で管理する、という場合が多くあります。

貨物室では気温の管理もありませんし、給エサや給水もあったりなかったりと様々です。

もちろん他の動物との混載です。

海外で暮らしていて日本に戻るとか、海外赴任するなどの場合、鳥の検疫や輸出入規制は犬や猫よりも複雑でややこしいのです。

鳥を飼っていて困ることを知っておおこう

鳥は一緒に暮らす人間のことをよく「観察」しています。

犬に比べるとあまり賢くないとか、人間を怖がる確率が高いというイメージが先行しがちですが、実は大変頭がよく・愛情深い生き物です。

困ったことが起きても安易に世話することをやめたり、誰かにあげてしまったりということはしないでください。

困ったことが起こったら、根気よく情報を探してみましょう。