うさぎって見た目からしても、とってもかわいい動物で癒されてしまいますよね。
毛がフワフワしていて、つぶらな瞳と小さい口、本当にかわいいです。
そんなかわいいうさぎ、よく耳を澄まして聞いていると、歯ぎしりがゴリゴリキリキリ。
怒ってるのかな、イライラしているのかな、どんなサインなんだろうと心配になってきますよね。
そこで、うさぎがどんな時に歯ぎしりをするのかをご紹介します。
嬉しいときに歯ぎしり
人間の感情表現の一つとして、怒っているときやイライラしたときなんかによく歯ぎしりしたり、寝ているときにゴリゴリと無意識に歯ぎしりする人は沢山いると思いますが、うさぎはなんと嬉しいときに歯ぎしりをします。
うさぎは鳴いたりしゃべったりできない動物なので、しぐさなどで感情を読みとるしか出来ません。
特に歯ぎしりはうさぎが日常的によくするしぐさなので、どうしたのかなと心配になってしまいがちですよね。
うさぎはとにかく口をよく動かす生き物です。
嬉しいときは、いつもより多めに動かし、歯もギリギリと音を立てます。
人間とはまったく逆のしぐさです。
うさぎの頭を撫でているときや、体を撫でているとき、オヤツをもらったときなどにもよく歯ぎしりが聞こえてきます。
うさぎの嬉しい感情表現の一つです。
興奮したときにも歯ぎしり
うさぎは、嬉しいときによく歯ぎしりをするのですが、興奮したときにも歯ぎしりをします。
気持ちが高揚したときに口を動かす習慣があるようです。
興奮したときの歯ぎしりはかなり力が入った歯ぎしりが多く、ギリギリゴリゴリ音が大きいのが特徴です。
怒りとよく間違われるのですが、人間とは逆の感情表現、しぐさで感情を表しています。
興奮したときのわかりやすい仕草として、思いっきり高くジャンプしたり、耳を振っていたり鼻をふんふんと動かしているときは、興奮しているときなので歯ぎしりもよくしています。
また、オヤツが欲しいとき興奮して歯ぎしりをしてピョンピョンと飛び回ります。
これも嬉しい表現のひとつです。
どこかが痛いときの歯ぎしり
うさぎはしゃべったり、声をあまり発しない動物なので、しぐさが重要のキ-ポイントになります。
どこか痛い時、うさぎは我慢して歯ぎしりをします。
嬉しいときや興奮している時の歯ぎしりと違いがわかりにくいところがとても難しく思うところですが、例えば嬉しいときなどは、頭を撫でてもらっているときや、オヤツなどをもらってときに歯ぎしりをします。
興奮しているときは飛び跳ねたり鼻をふんふん激しくしているときなどに歯ぎしりをします。
痛い時は、小さく丸まっておとなしくしているときに歯ぎしりをしているときに可能性が高くなります。
元気がなくて歯ぎしりをしているようだったら、どこか体の調子が悪いのかもしれないのですぐに病院で見てもらったほうがいいでしょう。
歯ぎしりをしている状態が長く続くときや、元気が無いときは要注意です。
歯が伸びすぎてきたら歯ぎしり
うさぎの歯は常生歯といって、一生延び続けます。
伸び続けると口の中を傷つけてしまったり、口の中を突き刺してしまったりしてしまうので、歯を削るためにも牧草やかじり木など置いてあげることが必要です。
それでも、歯の不正咬合で口の中に傷ついて痛い時などに、よく口を動かして歯ぎしりやよだれをたらしたりします。
痛い時や苦しいときなども歯ぎしりを頻繁にするので、普段からよく様子を見てあげることが大切です。
うさぎのご飯も柔らかいものばかりあげていると、歯が磨り減らないので不正咬合になりやすくなります。
うさぎは歯ぎしりすることで歯が伸びるのを防いでいるというところもあるので、定期的に口の中を見て、出血や傷が無いかを見てあげることが大切です。
特に牧草は歯を摺りあわせて食べるので、必要以上に歯を伸ばさない食事としてうさぎにはよい食事となります。
柔らかい食事ばかりあげないようにしましょう。
表現豊かなうさぎの歯ぎしり
歯ぎしりだけみると人間的心理では「怒っているのかな」と思ってしまいがちですが、うさぎはそもそも口を常に動かしている動物です。
また、歯を定期的に削るための動きにもなっています。
嬉しいときや興奮したとき、また痛い時や苦しいときも歯ぎしりをしますので、歯ぎしりと、その時の様子・行動をみて判断しましょう。
もし、元気が無いときの歯ぎしりは、もしかしたら痛みを我慢しているのかもしれませんのでその時はすぐに病院に連れて行ってあげましょう。
毎日、よく観察しているとうさぎの行動や感情表現がとても豊かでわかりやすく思えてきます。
ゲージのみで飼うのではなく、ゲージから出してあげて、ストレスをなくして上げる事もうさぎの行動やしぐさが観察できるので、普段からよく見てあげることが大切です。