うさぎがなつかない理由5つ。うさぎになつかれるようになろう

あまたを撫でると逃げる。

エサは食べてくれるけど、抱っこしようとすると嫌がる。指を噛まれるなどなど、うさぎを飼うと、思っていた以上になつかれない事があります。

そこで、うさぎの生態や心理状態を踏まえて、なつかれない理由とその対策についてご紹介します。

うさぎをびっくりさせてしまっているから

野生のうさぎは、草食動物なのでキツネやイタチ等の肉食動物に捕食される恐怖と隣り合わせで生活しています。

そのためとても気配に敏感でものすごく臆病な性質です。

ペットのうさぎも同様の性質をもっていてとても警戒心が強いです。

個体差はありますが、仲良くなれるまでは最低1~2年はかかると思いましょう。

馴れないうちは、いつもエサをくれる飼い主の手であっても急に頭を触られるだけで驚いてしまいます。

急な動作や、うさぎの死角からの接触をできるだけ避けてあげてると良いです。

うさぎをびっくりさせないように気を使ってください。

触るタイミングが悪いから

うさぎはわりと気分屋なので、同じように接しても喜ぶ時と嫌がる時があり、それを理解した上でスキンシップをはかりましょう。

この気分屋というのがポイントで、いつもと同じように撫でようとしても嫌がったり、抱っこしようとしても暴れたりする事があります。

そんな気分の時に無理に触ったりすると、「こいつは嫌なことをする奴だ」と、うさぎに誤解されてなつかれません。

うさぎが心を許してくれるまで、こちらの触りたい気持ちを抑えて待つことが大事です。

もしくは、エサやオヤツを使って気をそらしたり、気分をリラックスさせてあげると良いでしょう。

音や臭い、環境の変化に警戒しているから

新しい家電や家具、化粧品や香辛料など人間が気にしないような臭いの変化にも、うさぎにとっては大きな変化です。

来客した人の香りなど、ちょっとした臭いにも過敏に反応します。

とくに日頃馴れていない臭いがするだけでも警戒心が高まり、大きな音や、聞き馴れない音でも同じように警戒します。

とにかく環境の変化によるストレスで警戒心が高まっている時は、馴れた人に対しても暴れたり、時には噛み付いたりします。

こういう状態の時は近づかないのが一番です。

うさぎは態度にはでませんが神経質なので、人間が気にならないような変化でも見逃さないように気遣ってあげましょう。

仲良くなろうと焦っているから

実はうさぎという動物は、かなり好奇心がある動物です。

ですが、同時にとても臆病なので人間に興味もありつつも、驚かされると逃げてしまいます。

なので、うさぎが自分からこちらに寄ってきたり、近くで臭いを嗅いだりしてきたら気があると思って間違いないです。

うさぎの好奇心がこちらに向いている時に、焦らずにゆっくりと距離を縮める努力をすることが実は近道です。

最初は人の指の香りを嗅がせるくらいから、やさしく毛を撫でる、体を擦ってあげると段階的に進めることをオススメします。

声をかけながらエサをあげる等、好奇心を利用すると、スキンシップをとりやすいです。

格下に見られているから

犬のようにお座りを覚えたり、お手や伏せをするうさぎも居ますが、そこまで行くには大変な努力が必要です。

たしかに生まれつき人懐っこいうさぎもいますが、稀なことなので望み薄。

うさぎの躾にもかかわる事ですが、彼らは縄張り意識が強く上下関係を意識する性質ですので、人間が上だとしっかり教えることが大切です。

そうしないと、うさぎに格下だと思われて馬鹿にされたり、噛まれたりします。

だからといって、力ずくや暴力で教え込むのは逆効果です。

そこでオススメなのが、ペットショップなどで一般的に教えてくれる方法に「あご乗せ」です。

後ろからうさぎの首を押さえて、自分のあごを乗せるだけ。

うさぎの世界ではこうして下になった方は服従の意味があるので、背中にアゴを乗せられると「エサ持ってくるから、格下だと思っていたけどこいつ強いぞ、もしかして格上?」と思ってしまうのです。

一度でも上下関係がきちんと出来上がれば、ある程度いう事を聞いてくれますし、攻撃もしてこなくなります。

だからといって意味も無くやりすぎると、嫌がってストレスが溜まるので、躾ける時や、攻撃してきた時にピンポイントですると効果的です。

うさぎになつかれない時は信頼関係を築こう

こちらから見れば可愛いペットでも、うさぎから見ると食事をくれる大きな動物にしか見えません。

「臆病で神経質」、「気分屋で好奇心旺盛」これを覚えて接するだけでも、うさぎとの距離が取りやすくなるのではないでしょうか。

あとは焦らずに信頼関係を築きましょう。