犬のウンチやオシッコの回数、量はどのくらいが適切なのか気になりますよね。

犬のウンチやオシッコの量は、犬種や飼われている環境によって異なります。

今回は犬はオシッコやウンチをどのくらいするのが普通なのかご紹介します。

1.室内犬のオシッコやウンチの量・頻度

室内犬で、家の中に犬用のトイレがある場合、そしてしっかりとトイレがしつけされている犬の場合は、室外犬よりもトイレの回数が多くなる傾向にあります。

成犬の場合、ウンチは寝起きや起きて朝ご飯を食べた後、そして夕方に1回、というケースが多く、これは成犬のご飯が1日2回であることが理由です。

とはいえこの回数には個体差があるため、これより多い・少ないからといって異常である、とは限りません。

食べているご飯の量や回数と比べて多いか・少ないか、で判断するのがオススメです。

オシッコの回数は4回ほどが平均のようです。

これも摂取する水分量で変化するため、もし水が飲みにくい場所にあったり、あまり日頃水分を多く摂取しない犬であればもう少し少なくなったり、反対によく水分を取る犬であれば多くなったりします。

2.室外犬のオシッコやウンチの量・頻度

室外犬は室内犬に比べて外での運動量が多いため、栄養分をを体内で吸収することも多くなります。

そのためウンチの量は室内犬に比べやや少なくなります。

また室外犬はお散歩の時のみウンチをする、という犬も少なくありません。

そう言った犬は1日1回のお散歩の時までウンチを我慢したりして、必然的に回数が少なくなります。

対してオシッコに関しては、屋外で活動している犬の方が多くなります。

特に夏など暑い時期には水分を多く摂取するため、飲んだ分だけオシッコの量・回数は増えていきます。

正確に何回ほどが正常、という値はないので、犬が普段どのくらい水を飲んでいるかを観察し、それより多いか少ないかを確認するのが良いでしょう。

3.エサを変えた直後

エサを変えた直後の場合、犬のウンチやオシッコの量に変化が生じることがあります。

とはいえ硬いウンチになったり、柔らかいウンチになったりと、食べたものによって犬のウンチは変化しやすいので、神経質になりすぎる必要はありません。

しかしあまりにも頻繁にウンチやオシッコをする場合や、そのウンチが少しゆるい場合は、そのドッグフードが犬に適していない可能性も考えらえます。

犬の健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、犬の体に合わず消化不良を起こしお腹を下してしまっている場合は、すぐにそのドッグフードを与えるのを中止しましょう。

4.激しい運動をした後のオシッコやウンチの量・頻度

遠出をしたり、外でボール遊びをしたり、ドッグランで遊ばせたりと普段のお散歩よりも激しい運動をした後は犬のウンチやオシッコの量や回数が減ることがあります。

これは運動をすることによっていつもよりカロリーの消費が激しくなったことが原因です。

特に炎天下の中遊んだ後などはトイレの回数が減る犬が多いです。

過敏にきにする必要はありませんが、このように激しい運動をした後は必ずいつもより多めに水分を用意しておいてあげましょう。

このような運動が原因になって起きるウンチやオシッコの変化は、特別気にしすぎる必要はありません。

しかし、ウンチやオシッコに変化が見られるということは、それだけ犬の体も疲れているということなのでゆっくり休ませてあげるようにしましょう。

5.体調不良の時のオシッコやウンチの量・頻度

体調不良の時、犬のウンチやオシッコの量や回数は大きく変化します。

特にこれといった理由がないのにトイレの回数や量が増減した場合、そして排泄物に異常が見られる場合は速やかに病院に連れて行ってあげるようにしましょう。

犬は言葉を話すことができませんが、ウンチやオシッコからある程度の健康状態を調べることも可能です。

犬がお腹を壊して頻繁にトイレに行っていないか、反対に極端にウンチやオシッコの回数が減ってはいないか日頃から確認してあげるようにしましょう。

「犬のトイレがこのくらいの回数・量であれば病気」というような決まったボーダーラインはないので、普段より多いか・少ないかで判断してあげるようにしましょう。

そしてもしその他にも体調不良の兆しが見られたら、速やかに犬を病院に連れて行ってあげるようにしましょう。

その際は犬のトイレがどのように普段と異なっていたのか、しっかり話せるようにしておきましょう。

犬のオシッコやウンチについて知ろう

犬はオシッコやウンチをどのくらいするのが普通なのかについてご紹介しましたが、いかがでしたか?

犬のトイレの回数は量はちょっとしたことですぐに変化してしまいます。

こまめに見てあげるようにして、犬の健康を守れるよう気をくばってみるのが良いでしょう。