ジャックラッセルテリアは1990年代に映画やメディアで注目を集めて以来、根強い人気を誇る犬種です。

根強い人気の理由は何なのでしょうか。

ここでは、ジャックラッセルテリアの性格や特徴についてご紹介します。

ジャックラッセルテリアは好奇心旺盛でわんぱくな性格の持ち主

ジャックラッセルテリアといえば、同じサイズのどの犬種よりも抜きん出てわんぱくで、好奇心が旺盛な犬種です。

元々はキツネの狩りをしていた犬種で、ハンターの気質を生まれながらに持ち合わせています。

そのため、家や庭をくまなく探索したり、歩き回ったり、穴を掘ったりします。

遊び好きで、頭も良い犬種です。

ジャックラッセルテリアは可愛い見た目とは裏腹に、テリアの気が短い一面も

テリアはどの犬種も気が短い性格を持っていますが、ジャックラッセルテリアにも多少気の短いところがあります。

初めて会う犬や人には攻撃的になってしまうことがありますが、他のテリアの攻撃性ほどは強くありません。

ただ、しつけはしっかりとすることが大切になります。

テリアは少し頑固な一面もあり、しつけをきちんと入れてあげないと、わがままでパワフルで聞き分けのない子に成長してしまう可能性も。

攻撃的で見知らぬ犬にも向かっていってしまう性格なので、ダメなものはダメと教えてあげましょう。

常に動き回っているほどの活動量

ジャックラッセルテリアを抱っこしてみるとわかるように、小さいながらも締まった体形でとても筋肉質です。

その体格からも想像できるように、活動量がとても多いです。

家の中で、じっとしてゆっくり過ごすということはほとんどないと言っても過言ではありません。

そのため、あまり狭いマンションで飼うことはあまり向かない犬種と言えるでしょう。

思った以上にパワーもある犬種です。

「とても活発な犬種が好きで、いたずらでわんぱくでも問題なし、常に楽しませてほしい」という考えの寛大な方にジャックラッセルテリアは向いていることでしょう。

ジャックラッセルテリアの散歩は1日2回

前述のとおり、常に動き回っているほどの活動量の犬なので、散歩は長時間、1日2回行くことが必要になります。

散歩だけでなく庭に放してあげて、自由に動き回れるようにしてあげることもオススメです。

庭のあるご家庭ではジャックラッセルテリアも飼育しやすいでしょう。

ジャックラッセルテリアの活発さを考えると、飼い主さんにも体力があることが望まれます。

ジャックラッセルテリアのパワーを制御できることも大切でしょう。

ジャックラッセルテリアのサイズ

ジャックラッセルテリアは6~8㎏くらいのサイズです。

室内飼育にはちょうど良いサイズと言えます。

ただジャンプ力があり、パワーもあるので、家具を壊されたりする危険性があります。

十分に注意しましょう。

ジャックラッセルテリアの被毛の種類

被毛の種類は、スムースコート・ラフコート・ブロークンコートという3種類があります。

スムースコートは名前の通り、短い被毛の犬を指し、ペタッとしている印象のタイプです。

そして、ラフコートは全身が長い被毛でおおわれている長毛タイプ、ブロークンコートは短い被毛と長い被毛が混ざりあっているタイプで、見た目も多様です。

被毛のカラーは、ホワイトタン・トライカラー・白黒などバリエーションも豊富です。

ブラッシングをこまめに

スムースコートは比較的抜け毛が多い犬種です。

そのため、こまめにブラッシングをして、抜け毛を取り除いてあげる必要があります。

皮膚の血行が良くなるので、皮膚病の予防にもつながります。

スムースコートであればラバーブラシで十分でしょう。

しかし、中々落ち着いてブラシをかけさせてくれないので、飼い主さんも忍耐強く頑張る必要があります。

また、ブロークンコートとラフコートはテリア独特のキレイな被毛を維持するために、毛を抜くプラッキングというケアがあります。

毛を無理やり抜くので痛みを伴います。

プラッキングはとても難しく、きちんとプラッキングをできるトリマーさんも日本に数人と言われるほど。

そのため、トリミングサロンでも行っていないことが多いです。

ですが、このケアは必須ではありません。

その他、ジャックラッセルテリアの毛であれば、ご家庭でのシャンプーも可能です。

性格上、落ち着いてシャンプーをさせてくれるということは難しいと思うので、飼い主さんが負けずにしっかりと頑張ることが大切です。

子犬の頃から慣れさせておくことがオススメです。

ジャックラッセルテリアと一緒に暮らそう

ジャックラッセルテリアは飼いにくい犬だという意見を耳にすることもありますが、この犬種の特性をきちんと理解した上で飼えば何ら問題はないでしょう。

わんぱくで、元気いっぱいのジャックラッセルの性格は、まず他の犬種では見られません。

きちんとしつけをして、コミュニケーションをとることを大切にすれば、最高の伴侶動物になれるでしょう。