シーズーがかかりやすい病気。気管虚脱、外耳炎、熱中症など

最終更新日:2016年1月11日

シーズーはその愛らしい姿と愛情深くて陽気な性格で、とても人気な犬種です。

しかし、シーズーにもかかりやすい病気というものが存在します。

そこで今回は、シーズーがかかかりやすい病気についてご紹介します。


1.気管虚脱

気管虚脱にかかると、呼吸時に気管が平たくなり、息が荒くなったり、咳をしたりします。

シーズーなどの短頭種で多く発生します。

その中でも肥満気味の成犬に多いです。

ゼーゼーと呼吸して、ガーガーという乾いた咳を起こします。

悪化すると呼吸不全になって、舌が紫色になるチアノーゼが起こります。

先天的な異常や肥満、老化によって気管の形状を保てなくなり、呼吸時に変形してしまいます。

特に夏場の暑い時期に発症します。

症状が軽い場合は薬によって治療します。

症状が重い場合は、酸素吸入や外科手術を行うこともあります。

この病気は肥満なども原因のひとつですので、適度に運動をさせて、食事の食べ過ぎを控えて太りすぎないようにすることが重要です。

また気管虚脱が起こりやすい夏場は、風通しを良くし、できればエアコンなどで涼しくしてあげることも大切な予防方法です。


2.外耳炎

外耳炎もシーズーにかかりやすい病気です。

外耳炎は、真菌や細菌、寄生虫などが原因で起こります。

外耳に炎症を起こして耳垢が溜まりやすくなったり、痒がったりします。

シーズーなどの耳が垂れている犬種によく見られます。

外耳炎が起こると、ベトベトした臭いの強い耳垢が溜まります。

痒みや違和感があり、しきりに掻いたりする仕草が見られます。

細菌や真菌が耳垢の中で繁殖して炎症が起こったり、耳ヒゼンダニが寄生して起こったりすることもあります。

外耳炎が起こった場合、耳の洗浄を行います。

併せて抗生物質の投与や抗真菌剤など、原因に合わせた薬の投薬も行うと効果的です。

耳が垂れたシーズーのような犬種は日頃から耳のチェックを行い、耳垢が溜まっていないか確認することが大切です。

3.熱中症

シーズーなどの短頭種は生まれつき呼吸がしづらく、体温調節が苦手で暑さに弱いので、熱中症にかかりやすいです。

熱中症は、暑い室内や車内でのお留守番や、暑い時期の長時間の散歩などでかかります。

体温の上昇や呼吸困難、よだれなどを起こして、ひどい場合は痙攣したり、意識が無くなり、最悪の場合死んでしまいます。

犬の場合は、人のように汗をかくことができないので、呼吸によって体温調節をしています。

人間より暑さに弱いので、より熱中症にかかりやすいと言えます。

熱中症にかかったら、すぐに冷やしたタオルなどで体を包み、体温を下げることがなによりも重要です。

そして動物病院にすぐに連れていきましょう。

熱中症は注意次第で予防することが出来ます。

あまり暑い環境に置いたりしないようにすることが大切です。


4.緑内障

緑内障は、眼圧が高くなり視野が狭くなる病気です。

発症すると、眼に痛みが奔るようになり、眼球が飛び出たような状態になります。

視力も低下して、失明することもあります。

シーズーは緑内障にかかりやすい犬種です。

緑内障は、眼圧を一定に保つ眼房水が眼球内に溜まり、眼圧が高くなり、視神経が圧迫されて発症します。

治療は眼圧を下げる点眼薬などで行います。

症状が進みすぎた緑内障を完治させるのは困難です。

予防方法としては、普段から犬の眼を観察しておき、異変が見られた場合はすぐに動物病院に相談することしか挙げられません。

早期発見が一番の予防方法です。

5.アトピー性皮膚炎

犬のアトピー性皮膚炎は、花粉やほこりなどのアレルゲンを吸い込むことで、皮膚に炎症が起こる疾患です。

とても激しい痒みが起こり、犬はしきりに掻いたり舐めたりします。

これが続くと二次的な細菌による皮膚炎が起こります。

とても重症化しやすくなります。

シーズーはアトピー性皮膚炎を発症しやすいです。

割と若い年齢からでも発症します。

治療方法はアレルゲンとの接触を回避すること、かゆみや炎症などを投薬によって抑えることの二つです。

室内の環境を清潔に保つことが一番の予防方法になります。


6.僧房弁閉鎖不全症

これもシーズーに起こりやすい心臓の病気です。

心臓の左心房と左心室の間にある弁が、正常に機能しなくなった状態です。

血液がうまく送れずに運動時に疲れやすくなり座りこんだり、乾いた咳が出たり、呼吸困難などの症状が見られます。

病気が進行すると、肺に水が溜まる肺水腫を引き起こす場合もあります。

心臓の僧房弁が老化や遺伝によってうまく閉じなくなると、心臓が血液を送ろうと頑張りすぎ、次第に大きくなります。

大きくなった心臓は気管支を圧迫したり、肺の機能が低下したりします。

僧房弁閉鎖不全症は治療することができません。

起きている症状を軽くする治療をするしかないのが現状です。

この病気を予防することは難しいですが、定期的に病院で検査を受けることは大切です。

シーズーを病気から守ろう

この他にもかかりやすい病気が存在しています。

シーズーを飼育する前には、かかりやすい病気についてよく勉強して、事前に対処できるようにしましょう。

問題が起これば、動物病院にて獣医師と相談することが大切です。

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