スカンクのおならはどのくらい臭いのか

最終更新日:2017年3月13日

スカンクというと臭いおならを出すということで知られています。

しかし臭いといってもどのくらいのものかあまりピンとこないのではないでしょうか。

そこで今回はそんなスカンクのおならの臭さについてご紹介します。

スカンクのオナラは世界一臭い成分

スカンクのオナラの正体は正確には肛門周辺から放出される分泌液です。

食肉目に属する動物はこの肛門部に分泌器官を持っているものが多いのですが、スカンクはその中でもトップレベルの臭い匂いを出すことで知られています。

これにはメルカプタン(ブタンチオール)という成分は含まれています。

このチオールという成分は何種かありますがどれも強烈な臭いのものが多く、ギネスブッグで世界一臭い成分にも認定されています。

チオール系の匂いは臭い食べ物として有名な果物のドリアンなどにも含まれているそうです。

また、その匂いを利用して都市のガス漏れ防止のためにわざと混ぜられたりもします。

手術用麻酔や抗けいれん剤に使用されることもあります。

他にもにんにくであるとか、温泉や火山の硫黄の匂い、硫化水素の匂い、卵や玉ねぎなどが腐った匂い、石油や工業用油を処理した時に出る匂い、生物が腐敗する際の匂いなどとも言われます。

例えについてはいろいろありますが、そのチオールが含まれているのですからスカンクの分泌物の匂いは想像を絶するものであることが分かります。

捕食者も命を落とすスカンクのオナラ

スカンクは北アメリカなどに住んでいて、夜になるとエサを探しに動き出す動物です。

そのためこのスカンクをエサとする捕食者は鼻がきかなければスカンクを見つけることができません。

そこでスカンクはそのような捕食者の嗅覚を逆手に取って強烈な分泌液で身を守るようになったと言われます。

このスカンクの分泌液を浴びせられるとどんな捕食者もあまりの臭さにのた打ち回り、生きていくために欠かせない嗅覚が全くきかなくなります。

そのせいでエサを取ることができず餓死してしまう生き物もいるそうです。

スカンクの住む北アメリカ地域には猛獣であるピューマや熊などがいますが、彼らでさえスカンクを襲うことはめったにないそうです。

ちなみに鷹や鷲などといった猛禽類もスカンクを襲いますが、彼らは嗅覚があまり発達していないためスカンクも襲われてしまうそうです。

空から急激に飛来するため、分泌物を浴びせる間がないとも言われます。

また嗅覚が鈍っても視覚でエサを探せるため問題ありません。

猛禽はスカンクの唯一の天敵と言えるでしょう。

スカンクの悪臭は広範囲に広がりなかなか消えない

スカンクの放つ悪臭は、たとえ一億倍に薄めても人が嗅ぎ取れるほど臭いそうです。

しかもその悪臭は霧状になって噴射され、風にのって2kmにも広がるそうです。

またスカンクは天敵の顔に、数メートル離れていても分泌物を命中させることができるそうです。

この分泌液を浴びせられてしまった場合、咳、吐き気、一時的な目の失明、失神などの症状が起こります。

もし衣服や皮膚についた場合、水などでは匂いが消えることはなく、衣服は破棄しなければなりませんし、どうしても落としたい場合は専門の脱臭剤が必要です。

体についた匂いは一カ月近く落ちず強烈な悪臭に悩まされます。

スカンクの臭いで犬も病院行きに

スカンクの放つ悪臭に関しては日本人よりもやはり海外などの現地の人達の方になじみがあります。

現地の人達はスカンクを見ただけですぐに避難して近づかないそうです。

アメリカでは2月~3月にスカンク注意という警報が出されるほどです。

またスカンクはまれに残飯などを食べに都市部に出てくることがあるそうで、何も知らないペットの飼い犬などがスカンクにちょっかいを出し、怒らせてしまい強烈な悪臭を浴びせられることが大変多くなります。

スカンクが出てくる時期になると、動物病院に連れてこられるペットが増加するということです。

もし海外でスカンクを見かけたら

もし海外旅行などでスカンクを見かけても見た目が可愛いからといって触ろうとしたり刺激したりしないようにしましょう。

一度彼らの分泌液を浴びせられればせっかくの旅行が台無しになってしまうからです。

彼らがオナラをする前の警告サインは前足で地面をたたく、尻尾を立てて肛門を見せる、逆立ちして警告のポーズをするなどです。

このようなしぐさをスカンクがした場合、早急にできるだけ遠くへ避難しましょう。

びっくりして大声なども出さない方がよいでしょう。

強烈なおならをもつスカンク

スカンクのオナラは想像以上に強烈です。

しかしスカンクもいつも悪臭を放つわけでなく追い詰められた最後の手段であることが多くなります。

もしスカンクを見かけてもヘタに刺激しなければむやみに悪臭を浴びせられるということもないでしょう。

彼らをそっとしておいてあげれば被害は受けないのです。

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