特徴的な鳴き声の鳥7種。他にはいない鳴き声の鳥たち

最終更新日:2017年2月13日

普段の生活の中で私たちがよく耳にするものが、鳥の鳴き声です。

ハトやカラスなど人間と交流や馴染みのある鳥の鳴き声は、色々な場所で頻繁に聞くことができます。

しかし中には、特徴的な鳴き声を持つ鳥もいます。

センダイムシクイ

カンボジア、インドネシア、ベトナムなどに分布し、日本には夏季になると繁殖のためにやってきます。

主に九州から北の地域で確認できる鳥です。

体はスズメよりも小さく、緑色の側面と白い眉斑が特徴です。

小枝に止まっているときや移動しているときに鳴くことが多いです。

「ピヨ、ピヨ、ピヨ、ビィー」と鳴きますが、これを「鶴千代君(ツル、チヨ、ギミ)」と聞きなす(表現される)ことがあります。

一説では、この「千代」を「センダイ」と読み間違えたことが名前の由来とされています。

また鶴千代君という人物が登場する歌舞伎の演目「伽羅 千代萩(めいぼくせんだいはぎ)」が由来だともいわれています。

「焼酎一杯グイー」という聞きなしも有名です。

ウグイス

日本、台湾などの東アジアに生息している鳥で、春に鳴く鳥とされています。

さえずりが美しいことから、コマドリ、オオルリと共に日本三鳴鳥と呼ばれています。

「ホーホケキョ」というさえずりは知らない人はいないほど有名で、日本人にとって馴染み深い鳥であるといえるでしょう。

「ホー」で息を吸い、「ホケキョ」で息を吐き出しています。

平地の早春に鳴き始めるため「春告鳥(ハルツゲドリ)」の別名を持っています。

また、その年初めてさえずりを聞いた日を「ウグイスの初鳴日」とされており、これは気象庁にて生物季節観測に用いられています。

昔から和歌や音楽などに使われ、自治体の鳥としてウグイスを採用している市町村区も非常に多いです。

コジュケイ

中国と日本に生息し、大きさは27cm程の鳥です。

原産地は中国中南部の外来種で、ペットや狩猟用として1920年頃に東京や神奈川で放鳥されました。

丸い体をしており、赤い胸には青い斑が見られます。

背中や羽には茶色い斑点模様があり、尾は短めです。

日本では本州より南の温暖な地域の雑木林や農耕地に生息しており、秋から春にかけては小さな群れを形成します。

「ピ、ピ、グイ」または「ピッピグイー」と非常に大きな声で鳴きます。

この鳴き声の聞きなしとして「ちょっと来い」は有名です。

特徴的なうえとても声量が大きい鳴き声のため、子供のころから毎日聞いていたという方も多いです。

フクロウ

ユーラシア大陸に広く分布し、日本では九州以北の森林、草原、里山などで生息しています。

夜行性で、野生のフクロウを見ることは非常に稀ですが、人間からは「森の哲学者」と呼ばれるほど知名度が高いです。

全長は50~60cmととても大きく、平らな顔や180度回る首などが特徴的です。

聴覚が発達しており地上近くを潜っているモグラやミミズを捉えることができます。

フクロウの鳴き声といえば「ホー、ホー」というのが有名ですが、実はフクロウの鳴き声には10種類以上存在します。

その中でも地鳴き(さえずりではなく、鳥が普段から出す鳴き声。さえずりに比べて短い)は、

「ガァー。ガァー」という悲鳴に近いしゃがれた声をしており、とても印象的です。

地鳴きの声量は大きく、夜中になると森林や山付近の公園などで聞くことができます。

ウソ

ヨーロッパからアジア北部に広く分布し、日本にも生息している鳥です。

スズメより少し大きく、黒くて大きいくちばしを持っています。

花のつぼみを食べるので、イギリスではかつて果樹園の被害を防止するために懸賞金をかけたことがあるそうです。

日本では公園の桜が被害に合うため、駆除が行われることもあります。

「ヒー、ヒー」という口笛のような鳴き声をしています。

昔は口笛のことを「オソ」と呼んでいて、そこから和名が付けられたといわれています。

悲しさや切なさを感じさせる鳴き声は古くから多くの人たちに愛されてきました。

江戸時代では「うそひめ」と呼ばれることもあったそうです。

トラツグミ

オーストラリアやフィリピンなどに分布し、日本でも見られる雑食性の鳥です。

体調は約30cm程で、魚のうろこのような模様で全身を覆われています。

黄色い体と黒い模様がトラを連想させるため、この名前が付けられました。

5月ごろ、夜中や雨の日などに「ピィー・・・ピィー・・・」と高い声で鳴きます。

夜、森の中から聞こえてくる鳴き声は不気味だとされ、かつては「鵺(ぬえ)」と呼ばれていたこともあるそうです。

「幽霊鳥」や「地獄鳥」という名前も付けられていた地域もあります。

この鳴き声は古事記や万葉集などの日本文学に登場することが非常に多いです。

ヨタカ

インドネシアやカンボジア、パキスタンなどに分布する、夜行性のタカの仲間です。

大きさは約30cm程あり、黄褐色の体に、波のような模様が全身にあるのが特徴です。

この体色は落ち葉の上などでは保護色となります。

子育て中や抱卵中に身の危険を感じると、翼を大きく広げて威嚇します。

宮沢賢治の作品「ヨダカの星」では主人公として登場します。

近年、開発により生息地が減り、ヨタカの数は減少傾向にあります。

途切れることなく「キョキョキョキョキョキョ・・・」と大きな声で鳴きます。

その鳴き声から「キュウリキザミ」「ナマスキザミ」「ナマスタタキ」など様々な別名でも呼ばれます。

鳥には様々な鳴き声がある

街中や家の周りで鳥の鳴き声に注目してみると、本当に色々な鳴き声があることが分かります。

かわいい鳴き声、不気味な鳴き声、切ない鳴き声など様々です。

特に、森や林の中は普段聞き慣れていない鳥の鳴き声で溢れていて、とても面白いです。

変わった鳥の鳴き声を聞いたとき、インターネットや図書館で生態を調べてみるのも良いと思います。

「特徴的な鳴き声の鳥7種。他にはいない鳴き声の鳥たち」の関連記事

「特徴的な鳴き声の鳥7種。他にはいない鳴き声の鳥たち」と合わせて読みたい