みなさんは、みなさんが飼われているうさぎが、くるくる回るのを不思議に思われたことはありませんか。
あまりにもくるくる回るので、時に、何を感じ取っているのだろうかと心配になられた方もいるのではないかと思います。
ここでは、うさぎのくるくる回る行動に隠れた気持ちや理由についてご紹介します。
うさぎがくるくる回るのは嬉しい感情から
この行動を心配されていた方は、安心してください。
大前提として、うさぎがくるくる回るの行動の気持ちのベースには「嬉しい」「楽しい」「信頼して安心している」などの、快の感情があります。
もちろん、ケースによっては飼い主や家族として周りにいる人間が、気を付けたり止めたりしてあげる事が必要な場合もあります。
それは具体的に、次の項目からの中でお話していきます。
とにかく、飼い主であるあなたに甘えているからこそ表れる行動であり、うさぎから信頼を表している行動であるとも言えるのです。
うさぎがくるくる回るのを見るのが微笑ましくなりますね。
それでは、具体的に「嬉しい」「楽しい」「信頼している」の中身をご紹介します。
飼い主の事が大好きだから
うさぎがあなたを見つけたとき、また小屋から出たとき、くるくる回り出したら、それはあなたへの「好き」の気持ちを表していると考えられます。
あなたに甘えたい、優しく撫でてほしい、一緒に遊んでほしい、一緒に走り回りたい、そんな気持ちを体いっぱいに表しているのかも知れません。
きっとあなたが、撫でる時に心地良さそうに目を閉じたり、さらにくるくる回ったり、あなたが走るのを全速力で追い越してみたり、時に鼻をひくひくさせたり、手を舐めたりするのではないでしょうか。
そんな時はたっぷり遊んであげて、愛情を伝えてあげて下さい。
うさぎが表した信頼の気持ちや、好きという気持ちをあなたが受け止めることで、あなたとうさぎの信頼関係は更に深まるはずです。
発情しているサイン
発情、と聞くと、どうして良いかと思われるかも知れません。
1と違うのはくるくる回った後の行動です。
もしも、くるくる回る行動が続いた後に、あなたの足にしがみつくような行動が気になるならば、性的に興奮している事が考えられます。
鼻を大きく鳴らすような鳴き声で表している事もあります。
また、季節として春が近づくと繁殖期にあたり、見られることもあります。
生き物として当然の行為であり、これも、快の感情がベースになっていることには違いありません。
ですが、どんどんエスカレートしていく傾向があるときには、足からそっと離してあげるなど、行為を止めてあげる事も必要です。
しばらくすると落ち着くと思われるので、様子を見ましょう。
なわばりを確認している
くるくる回った後に駆け出したり、急に止まっては、辺りをキョロキョロ見回すような仕草をした場合、なわばりを確認していることが考えられます。
自分のいる場所が、自分の縄張りである事を確認しているのですね。
これも、あなたを信頼しているからこそ、見せる行動です。
しかし、この行動が、マウンティングになることもあります。
あなたに対して、自分の方が優位であることを示しているという事です。
あなたに対してのなわばり表示であると考えられるのです。
エスカレートすると、噛み付きなどの行動に至ることもあります。
この場合には、うさぎの縄張りと、あなたの縄張りが別であることを知らせる必要があります。
体に触れて動きを止めたり、場所を少し移したりしてあげましょう。
また、くるくる回る行動が、おしっこの前兆である場合もあります。
より幅広い範囲に自分の臭いを付けられるように、回りながらおしっこを撒き散らす場合があります。
つまり、マーキング行為なのです。
このような行動がある場合は、うさぎの小屋をどこに置いているかにもよりますが、小屋の回りに段ボールなどで一時的に囲いを付けてあげるなどの対策も必要になるかもしれません。
マウンティング行為などは、普段からしていることで習慣化することも考えられます。
あなたから見て、気になるようであれば、止めてあげましょう。
うさぎのくるくるは信頼の証拠
うさぎが、くるくる回る行動についてご紹介しました。
行動がもつ意味合いは違うにせよ、どれもあなたへの信頼がベースにあります。
2や3はマイナスにも読めてしまいますが、あなたに甘えているからこその表現です。
だからこそ、あなたの態度と対応で変わってくるところでもあります。
愛情をもって接してあげてください。
もちろん、くるくる回る行動が、その一定期間はずっと、2だけ、3だけを意味しているとは限りません。
そのベースには、遊んでほしい、甘えたい、などの感情があることを受け止めてあげてください。
大事なあなたのうさぎと、素敵な関係を築いていけると良いですね。